日本近代都市社会調査資料集成

[1] 東京市社会局調査報告書

[1920(大正9)年~1939(昭和14)年]

葛飾区小菅町・第183区
【編集】
近現代資料刊行会
江波戸昭(明治大教授)
【編集協力】
磯村英一(東京都立大学名誉教授)
【解説】
江波戸昭(明治大学教授)
浮浪少年
佐藤健二(東京大学教授)
鈴木理生(東京地縁社会史研究所理事)
成田龍一(日本女子大学助教授)
◎本報告書には、大正から昭和初期にかけて、主要都市が行なった各種「社会調査」の報告書及び関連資料を集成復刻するシリーズ『日本近代都市社会調査資料集成』の東京編第1期にあたる。
◎本報告書には、大正9年から昭和14年までに東京市社会局が実施した社会調査のうち単独に刊行された「報告書」のうち現存するものを可能な限り収録。本報告書に収録できなかったものは。東京編第2期に収録する。
『方面愛の雫』表紙
◎その「報告書」の調査が網羅する範囲は、社会事業を初めとして経済、労働、職業、婦人問題、住宅問題、児童教育等多岐にわたる。
◎本報告書は、原則として発行年月日順に全64巻にに分けて収録した。
◎東京市社会局による「調査報告書」の歴史的背景とその概要、意義等に関しての詳細な「解説」を別冊として付す。
◎本文はもとより、口絵写真・図表・グラフに至るまで原本どおり収録。
◎収録資料の詳細は「収録資料一覧」をクリック。
全64巻+別冊1
本体揃価:700,000円(税別)
A5判/全18,000頁/ISBN4-89329-096-7
2004年8月再販/発売中/在庫僅少

[2] 東京市・府社会調査報告書

[1922(大正11)年~1943(昭和18)年]

大震災直後の恤救品配給状況
【編集協力】
江波戸昭(明治大教授)
◎本報告書には、大正から昭和初期にかけて、主要都市が行なった各種「社会調査」の報告書及び関連資料を集成復刻するシリーズ『日本近代都市社会調査資料集成』の東京編第2期分にあたる。
◎本報告書には、大正11年から昭和18年までに東京府学務部社会課が刊行した社会調査資料をはじめとして当時の社会の実態を研究する上で必要と思われる報告書などを市庁・府庁資料を中心選定、現存する資料を可能な限り収録した。また、東京編第1期に収録出来なかった東京市社会局による「報告書」も新たに収録。
巡回職業輔導講習会
◎職業指導、労働統計、不良住宅地区調査、町内会の調査、養育院等多様な収録資料構成。
◎本報告書は、原則として発行年月日順に全72巻に分けて収録したが、編集上やむを得ず配列が前後するものがある。
◎「東京市社会局調査報告書」に関する「解説編」は第1期に収録。
◎本文はもとより、口絵写真・図表・グラフに至るまで原本どおり収録。
◎収録資料の詳細は「収録資料一覧」をクリック。
全72巻
深川区罹災救助者収容所全景
本体揃価:850,000円(税別)
A5判上製/全21,000頁/ISBN4-87742-000-2
1995年11月刊行/発売中/在庫僅少



[3] 大阪市社会部調査報告書

[1927(昭和2)年~1942(昭和17)年]

【解説】
玉井金五(大阪市立大学教授)
中川 清(同志社大学教授)
秋定嘉和(池坊短期大学教授)
深澤和子(阪南大学助教授)
◎本報告書には、大正から昭和初期にかけて、主要都市が行なった各種「社会調査」の報告書及び関連資料を集成復刻するシリーズ『日本近代都市社会調査資料集成』の第3集にあたる。
大正11年頃における職業紹介の現況
◎昭和2年から昭和17年までに、大阪市社会部が「社会部報告」(「労働調査報告」から改題)として刊行した報告書のうち、現存する資料を可能な限り収録したものである。その内容は、労働問題、住宅問題、女性労働問題、幼少年保護問題、在阪外国人問題など多岐にわたる。また、大正8年より大正15年までに大阪市調査課が公にした『労働調査報告』はすでに大阪市立中央図書館より昭和50年に刊行されており、今回の報告書からはこれを除いた。
◎本報告書は原則として発行号数順に全60巻に収録したが、編集・製作上の制限によりやむを得ず号数が前後したり、また、号数が発行年月と錯綜している場合も修正のうえ配列、収載した。
朝鮮人家舟居住状況
◎大阪市社会部調査に関する「差別」の問題、東京市社会調査との比較等に関する解説を別冊として収録。
◎本文はもとより、口絵写真・図表・グラフに至るまで原本どおり収録。
◎収録資料の詳細は「収録資料一覧」をクリック。
全60巻+別冊1
本体揃価:700,000円(税別)
A5判上製箱入/全18,000頁/ISBN4-87742-156-4
2006年8月再版/発売中/在庫僅少

[4] 京都市・府社会調査報告書[I]

[1903(明治36)年~1944(昭和19)年]

五條商店街
【編集協力】
小倉襄二(同志社大学名誉教授)
永岡正己(梅花女子大学教授)
◎本資料集は、大正から昭和初期にかけて、主要都市が行った各種「社会調査」の報告書を集成、復刻するシリーズ『日本近代都市社会調査資料集成』の第4集である。
東九条住宅
◎1917(大正6)年から1944(昭和19)年にわたって刊行・公開された資料のうちから、京都市社会課・京都府社会課による資料および当時の社会の実態を研究する上で必要不可欠な資料のうち、京都市・府刊行のものを中心に収録。社会事業、生計調査、教育、労働、経済、医療・衛生、児童保護、軍事など多岐の分野にわたり当時の社会の全体把握を容易にするものである。また、1903(明治36)年刊行の資料を参孝資料として加えた。
◎「京都市」を中心とした地域の社会生活実態に関わる調査資料を改めて提供し、当時発生した貧困、差別などの多様な社会問題の様相を全体的かつ多元的に明らかにすることを目的に編集。
◎「京都市社会課調査報告」、「社会課季報」、仏教系社会事業報告書、震災誌、医院関係等の重要資料は、続編「京都市・府社会調査報告書[II]」に収録。
◎本文はもとより、口絵写真・図表・グラフに至るまで原本どおり収録。
◎収録資料の詳細は「収録資料一覧」をクリック。
全53巻
京都市児童院
琵琶湖疏水の建設(幹線第三隧道)
本体揃価:786,000円(税別)
A5判上製箱入/全14,000頁/ISBN4-87742-300-1
2001年10月刊行/発売中/在庫僅少

[5] 京都市・府社会調査報告書[II]

[II]-1:京都市社会課調査報告(第1巻~第14巻)
[II]-2:1918(大正7)年~1943(昭和18)年(第15巻~第54巻+別巻1)

不良住宅地区建物の一例:[II]-1収録
【編集協力】
小倉襄二(同志社大学名誉教授)
永岡正己(梅花女子大学教授)
◎本資料集は、大正から昭和初期にかけて、主要都市が行った各種「社会調査」の報告書を集成、復刻するシリーズ『日本近代都市社会調査資料集成』の第5集であり、先に刊行した「京都市・府社会調査報告書[I]」に続く「京都編」の完結編である
「京都府第一回労働実地調査」
宣伝ポスター
◎[II]-1(京都市社会課調査報告)には、大正13年~昭和16年にかけ京都市社会課(のち社会部)が調査・公開した調査番号の付された「調査報告」(第1号~第48号)を非公開の欠番を除き全て収録。「調査報告」は貧困・差別など多種の社会問題などに関して継続的な実態調査を行いその結果を刊行したものであり、『京都』の抱えた社会的矛盾へのその先導的な取り組みから研究者の間で評価の高いものである。
◎[II]-2には1918(大正7)年から1943(昭和18)年にわたって刊行・公開された資料から、京都市社会課による「季報」を初めとする種々の資料、当時の社会の多様な実態を研究する上で必要不可欠な資料のうち、京都市・府によって刊行されたものを中心に可能な限り収録。労働調査、教育調査、農村調査、医療・衛生関係資料、災害誌、仏教系社会事業などの特色ある資料群は、「京都市・府社会調査報告書[I]」と併せ近代都市『京都』へのより深い実証的探求を可能にする。
七條公設市場
◎京都府立総合資料館、京都大学附属図書館などの協力を得、入手困難な重要資料を多数収録。
◎別巻に「京都市・府社会調査報告書[I]・[II]」所蔵全資料の目次総覧を収録。
◎本文はもとより、口絵写真・図表・グラフに至るまで原本どおり収録。
◎収録資料の詳細は「収録資料一覧」をクリック。
[II]-1(第1巻~第14巻)
奥丹後大震災罹災者の状況(与謝郡)
本体揃価:188,000円(税別)
A5判上製/全5,500頁/ISBN4-87742-642-6
2005年8月再版/発売中/在庫僅少
[II]-2(第15巻~第54巻+別巻1)
本体揃価:586,000円(税別)
A5判上製/全8,500頁/ISBN4-87742-369-9
2002年11月/発売中/在庫僅少
全巻揃価:774,000円(税別)
全54巻+別巻1/全14,000頁

[6] 神戸市社会調査報告書[含:兵庫県]
[1918(大正7)年〜1943(昭和18)年]

第1回配本:大正期[全13巻]-第1巻~第13巻
第2回配本:昭和期(1)[全20巻]-第14巻~第33巻
第3回配本:昭和期(2)[全18巻+別冊1]-第34巻~第51巻+解説編

神戸市役所
【解説】
杉之原寿一(神戸大学名誉教授)
三輪嘉男(元神戸学院大学教授)
布川 弘(広島大学助教授)
◎本資料集は、大正から昭和初期にかけて、主要都市が行った各種「社会調査」の報告書を集成、復刻するシリーズ『日本近代都市社会調査資料集成』の第6集である。既刊の「大阪市社会部調査報告書」「京都市・府社会調査報告書[I][II]」と合わせ近代における関西地区三大都市社会の様相を鳥瞰することを可能にする。
都市改良調査委員ノ件
◎1918(大正7)年から1943(昭和18)年にわたって刊行・公開された資料のうちから、神戸市社会課(部)・兵庫県社会課によって著された資料を可能な限り収録。さらに神戸市・兵庫県の他部局が刊行した調査資料類を中心に当時の社会環境の研究に必要不可欠な資料を加えた。特に木村義吉(神戸市社会課)太田陸郎(兵庫県社会課)をはじめとする優れた行政官が担ったフィールドワークに基づく調査報告書、大戦間の恐慌によって引き起こされた社会不安を如実にしめす産業労働事情・失業問題などに関する資料を多数掲載。
また、資料のカバーする分野は社会事業、生計調査、教育、経済、医療・衛生、児童保護、軍事など多岐にわたり当時の社会の全体把握を容易にするものである。
◎「解説編」(第3回配本収録)には、資料集収録資料理解の一助となるよう近代における神戸市の部落改善事業の歴史、「米騒動」と神戸市社会課調査などに関する第一人者による解説を収める。
中央職業紹介所
◎本文はもとより、口絵写真・図表・グラフに至るまで原本どおり収録。
◎収録資料の詳細は「収録資料一覧」をクリック。
第1回配本:大正期[全13巻]-第1巻~第13巻
本体揃価:210,000円(税別)
A5判上製/全4,000頁/ISBN4-87742-411-3
2003年9月刊行/発売中/在庫僅少
神戸市水上児童ホーム寮内生活
第2回配本:昭和期(1)[全20巻]-第14巻~第33巻
本体揃価:290,000円(税別)
A5判上製/全5,500頁/ISBN4-87742-425-3
2003年10月刊行/発売中/在庫僅少
第3回配本:昭和期(2)[全18巻+別冊1]-第34巻~第51巻+解説編
本体揃価:290,000円(税別)
A5判上製/全5,000頁/ISBN4-87742-446-6
2003年6月刊行/発売中/在庫僅少
全巻揃価:790,000円(税別)
全51巻+別冊1/全14,500頁

[7] 名古屋市社会調査報告書[含:愛知県]
[1920(大正9)年〜1944(昭和19)年]

第1回配本:大正期[全10巻]-第1巻~第10巻
第2回配本:昭和期(1)[全14巻]-第11巻~第24巻
第3回配本:昭和期(2)[全13巻]-第25巻~第37巻
第4回配本:昭和期(3)[全13巻+別冊1]-第38巻~第50巻+解説編

名古屋市社会事業分布図
【監修・解説】
松浦國弘(愛知学院大学教授)
【解説】
永岡正己(梅花女子大学教授)
西 秀成(愛知県史編さん室)
田巻松雄(宇都宮大学教授)
◎本資料集は、大正から昭和初期にかけて、主要都市が行った各種「社会調査」の報告書を集成、復刻するシリーズ『日本近代都市社会調査資料集成』の第7集である。これまで系統的な資料の公開が遅れていた近代都市「名古屋」、その都市社会の構造とメカニズムを底辺から解明することを可能にする、実証的調査データと精緻な記述が記載された資料を中心に構成する。
蘇鉄町平面図
◎1920(大正九)年から1944(昭和19)年にわたって刊行・公開された資料のうちから、名古屋市市社会課(部)・愛知県社会課によって著された資料を可能な限り収録。さらに名古屋市・愛知県の他部局が刊行した調査資料類を中心に当時の社会環境の研究に必要不可欠な資料を加えた。
◎特に大正末期から昭和初期にかけて集中的に刊行された名古屋市社会課、愛知県社会課による評価の高い調査報告(ナンバー表示付)は、発見できたものをすべて収録。
また、戦前期大阪に次ぐ産業都市であり、軍事統制経済下で有数の軍需都市化する名古屋の都市としての特色の理解に繋がる労働問題、失業、職業に関する調査報告資料、区画整理など名古屋が積極的に進めた都市計画事業資料も充実。
さらに名古屋市の労働力の供給源となった農村部の状況、東海・中部圏の他地域の状況を概観するデータを網羅する資料群も収録。。
名古屋市共同宿泊所及公衆食堂
◎資料のカバーする分野は社会事業、生計調査、教育、経済、医療・衛生、児童保護、軍事など多岐にわたり当時の社会の全体把握を容易にするものである。
◎「解説編」(第4回配本収録)には、資料集収録資料理解の一助となるよう名古屋市社会課の活動、部落改良事業、労働行政などに関する第一人者による解説を収める。
◎本文はもとより、口絵写真・図表・グラフに至るまで原本どおり収録。
◎収録資料の詳細は「収録資料一覧」をクリック。
第1回配本:大正期[全10巻]-第1巻~第10巻
名古屋国民職業指導所
本体揃価:170,000円(税別)
A5判上製/全2,800頁/ISBN4-87742-466-0
2004年5月刊行/発売中/在庫僅少
第2回配本:昭和期(1)[全14巻]-第11巻~第24巻
本体揃価:190,000円(税別)
A5判上製/全3,500頁/ISBN4-87742-477-6
2004年6月刊行/発売中/在庫僅少
第3回配本:昭和期(2)[全13巻]-第25巻~第37巻
本体揃価:190,000円(税別)
A5判上製/全3,000頁/ISBN4-87742-492-X
2004年9月刊行/発売中/在庫僅少
第4回配本:昭和期(3)[全13巻+別冊1]-第38巻~第50巻+解説編
本体揃価:210,000円(税別)
A5判上製/全3,000頁/ISBN4-87742-506-3
2004年11月刊行/発売中/在庫僅少
全巻揃価:760,000円(税別)
全50巻+別冊1/全12,300頁

[8] 横浜市社会調査報告書[含:神奈川県]
[1915(大正4)年〜1943(昭和18)年]

第1回配本:大正期(1)[全12巻]-第1巻~第12巻
第2回配本:大正期(2)・昭和期(1)[全14巻]-第13巻~第26巻
第3回配本:昭和期(2)[全13巻]-第27巻~第39巻
第4回配本:昭和期(3)[全11巻+別冊1]-第40巻~第50巻+解説編

【解説】
小野修三(慶應義塾大学教授)
阿部安成(滋賀大学助教授)
震災直後の横浜市
【推薦】
今井清一(横浜市立大学名誉教授)
◎本資料集は、大正から昭和初期にかけて、主要都市が行った各種「社会調査」の報告書を集成、復刻するシリーズ『日本近代都市社会調査資料集成』の第8集である。文明開化の視点からの文化史また政治・経済史的な研究に関する資料に比べ、限られていた近代都市「横浜」の社会史的研究の空隙を生活者のレベルから埋める実証的データによって構成された調査資料を中心に収録する。また本資料集の刊行をもって戦前期の近代六大都市(東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸)の社会調査報告書が完結することとなる。
中央職業紹介所(震災被害による修繕中)
◎1915(大正4)年から1943(昭和18)年にわたって刊行・公開された資料のうちから、横浜市社会課(部)・神奈川県社会課によって著された資料を可能な限り収録。当時の社会環境の研究に必要不可欠な横浜市・神奈川県の他部局が刊行した調査資料類、さらに私設団体の資料など関連する重要資料を加えた。
◎開港都市・モダン都市としての側面にのみ注目されがちな「横浜市」。しかし米騒動、恐慌そして関東大震災による壊滅を経ての復興。戦時体制化での発展と大空襲による再度の壊滅と六大都市の中でも特に大きな苦難と激しい変化を遂げてきた。また首都東京の玄関口でもあり京浜工業地帯の中枢でもあった「横浜市」。こうした歴史的・地理的状況の中で派生し、都市の底辺層に拡大深刻化した社会問題の様相とその官・民による対応を克明に伝える資料集である。
横浜市第一隣保館
近代「横浜」の社会事情を概観的に伝える資料から、個別の施設の活動までを網羅する資料群で構成。
◎資料のカバーする分野は社会事業、生計調査、教育、経済、医療・衛生、児童保護、軍事援護など多岐にわたり当時の社会の全体把握を容易にするものである。
◎「解説編」(第4回配本収録)には、資料集収録資料理解の一助となるよう神奈川県匡済会、横浜のスラムなどに関する第一人者による解説を収める。
◎本文はもとより、口絵写真・図表・グラフに至るまで原本どおり収録。
◎収録資料の詳細は「収録資料一覧」をクリック。
第1回配本:大正期(1)[全12巻]-第1巻~第12巻
横浜社会館建築図
ISBN4-87742-587-X
本体揃価:170,000円(税別)
A5判上製/全3,000頁
2004年11月刊行/発売中/在庫僅少
第2回配本:大正期(2)・昭和期(1)[全14巻]-第13巻~第26巻
ISBN4-87742-600-0
本体揃価:190,000円(税別)
A5判上製/全3,500頁
2004年12月刊行/発売中/在庫僅少
第3回配本:昭和期(2)[全13巻]-第27巻~第39巻
ISBN4-87742-615-9
本体揃価:190,000円(税別)
A5判上製/全3,100頁
2005年1月刊行/発売中/在庫僅少
第4回配本:昭和期(3)[全11巻+別冊1]-第40巻~第50巻+解説編
中村町託児所
ISBN4-87742-629-9
本体揃価:210,000円(税別)
A5判上製/全2,900頁
2005年2月刊行/発売中/在庫僅少
全巻揃価:760,000円(税別)
全50巻+別冊1/全12,500頁

[9] 大阪市・府社会調査報告書
[1917(大正6)年〜1944(昭和19)年]

第1回配本:大正期(1)[全14巻]-第1巻~第14巻
第2回配本:大正期(2)・昭和期(1)[全14巻]-第15巻~第28巻
第3回配本:昭和期(2)[全14巻]-第29巻~第42巻
第4回配本:昭和期(3)[全13巻+別冊1]-第43巻~第55巻+解説編

方面委員実施2週年総会
【解説】
玉井金五(大阪市立大学教授)
永岡正己(日本福祉大学教授)
吉村智博(大阪人権博物館)
◎大都市形成のかげでスラム、貧困、失業などの深刻な都市問題が激化。早急な社会的施策が要求され、問題の本質を究明するための実態把握・徹底した調査が必要であった。その基礎的データの収集のため、1920年(大正9年)大阪市社会部の発足していた、労働者やその家族の労働と生活に関する問題を対象に膨大な数量に上る調査報告が刊行された。
「大阪市社会部調査報告書」では、そのうち「社会部報告」として系統的にナンバーがつけられた資料を可能なかぎり収集し、収録したが、。本資料集では、刊行時に未発見などの理由で収録できなかった研究上重要な社会部報告書を多数収録した。
天王寺市民館隣保地域略図
◎「東洋の福祉先駆都市」としての大阪・その社会政策の実効性を草の根レベルで検証――――――
本資料集では、大阪の先進的な社会事業の実践としての職業紹介所、住宅、簡易食堂、産院、託児所、公設市場、市民館等の資料を民間団体のものも含め収録。地域社会での実践活動によるデータの集積が、大阪における社会政策の先進性を検証する。
◎国家レベルで強力なインパクトを与えていった大阪の社会政策の核心に迫る。大阪市と大阪府の有機的な関係――――――
本資料集では、大阪府の社会調査のキーとなる方面委員制度に関する資料と方面委員のフィールドワークによって抽出されたデータを系統的に収録し、当時の特色ある行政的施策を市・府両面の資料からの把握を可能にする。
◎大正から昭和初期にかけて、主要都市が行った各種「社会調査」の報告書を集成、復刻するシリーズ『日本近代都市社会調査資料集成』の第9集である。また本資料集の刊行をもって戦前期の近代六大都市(東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸)のシリーズの完結となる。
風水害罹災者職業斡旋ポスター
(大阪地方職業紹介所)
◎「解説編」(第4回配本収録)には、資料集収録資料理解のため大阪府の社会政策、方面委員事業、大阪の部落問題などに関する第一人者による解説を収める。
◎本文はもとより、口絵写真・図表・グラフに至るまで原本どおり収録。
◎収録資料の詳細は「収録資料一覧」をクリック。
第1回配本:大正期(1)[全14巻]-第1巻~第14巻
本体揃価:160,000円(税別)
A5判上製/全4,200頁/ISBN4-87742-768-6
2006年5月刊行/発売中/在庫僅少
第2回配本:大正期(2)・昭和期(1)[全14巻]-第15巻~第28巻
本体揃価:160,000円(税別)
長尾小児保健所
A5判上製/全4,200頁/ISBN4-87742-783-X
2006年7月刊行/発売中/在庫僅少
第3回配本:昭和期(2)[全14巻]-第29巻~第42巻
本体揃価:160,000円(税別)
A5判上製/全4,300頁/ISBN4-87742-798-8
2006年10月刊行/発売中/在庫僅少
第4回配本:昭和期(3)[全13巻+別冊1]-第43巻~第55巻+解説編
本体揃価:160,000円(税別)
A5判上製/全4,000頁/ISBN4-87742-814-3
2006年12月刊行/発売中/在庫僅少
全巻揃価:640,000円(税別)
全55巻+別冊1/全16,700頁