愛知県・底辺社会史資料集成
【第1巻】
・概説
1872(明治5)年・・・・・・・・・・・・・・・・・33
1月
― 無題(米国の黒人問題とわが国の部落問題との状況比較について)〔名古屋新聞〕(文明社)/― 無題(県下の元非人頭と元穢多頭について)〔名古屋新聞〕(文明社)/― 無題(救育院の貧民について)〔名古屋新聞〕(文明社)/― 無題(部落民を揶揄した俗謡について)〔名古屋新聞〕(文明社)/― 無題(斃牛馬の値段について)〔名古屋新聞〕(文明社)

4月
― 無題(徒刑場について)〔愛知新聞〕

6月
― 士族告諭〔額田県彊記聞〕/― 無題(俳優と貧民について)〔愛知新聞〕

7月
― 無題(屠牛場について)〔愛知新聞〕

9月
― 無題(元非人頭と街路の清掃について)〔愛知新聞〕/― 無題(貧民の施薬救済について)〔愛知新聞〕/― 無題(下奥田町の最下層の住民について)〔愛知新聞〕

11月
― 無題(元非人頭と街路の清掃について)〔愛知新聞〕/― 無題(下奥田町の義校創設について)〔愛知新聞〕/― 無題(元非人頭の子息と僧侶の子女との結婚について)〔愛知新聞〕
1873(明治6)年・・・・・・・・・・・・・・・・・37
1月
― 無題(下奥田町の義校創設について)〔愛知週報〕

2月
― 無題(屠牛場の設置について)〔愛知週報〕/― 無題(下奥田町の児童の就職について)〔愛知週報〕/― 無題(西旗屋町の義校創設について)〔愛知週報〕

3月
― 無題(下奥田町の親子の教育への情熱について)〔愛知週報〕/23日 無題(乞食の取締について)〔愛知週報〕/30日 無題(部落児童の教育について)〔愛知週報〕/

4月
― 無題(街路の不潔な状況について)〔愛知週報〕

5月
11日 無題(下奥田町貧民への施与について)〔愛知週報〕/11日 無題(貧民救護者への褒賞について)〔愛知週報〕

8月
10日 無題(街路の清掃について)〔愛知週報〕

11月
2日 無題(街路の清掃について)〔愛知週報〕

12月
25日 無題(乞食の取締について)〔愛知週報〕
1876(明治9)年・・・・・・・・・・・・・・・・・40
10月
13日 無題(下奥田町の生活状況について)〔愛知新聞〕

11月
11日 無題(部落民と犬盗人について)〔愛知日報〕/15日 無題(部落児童と地区外児童との喧嘩について)〔愛岐日報〕/17日 無題(部落民の遊芸について)〔愛知日報〕/27日 無題(部落民の遊芸について)〔愛知新聞〕

12月
4日 寄書(部落民の健康と食肉について)〔愛知新聞〕
1877(明治10)年・・・・・・・・・・・・・・・・・42
12月
25日 無題(部落小学校の状況について)〔愛知新聞〕/26日 無題(部落民の遊芸について)〔愛知新聞〕
1878(明治11)年・・・・・・・・・・・・・・・・・42
1月
8日 寄書 説ノ可否信偽ハ吾輩之レヲ保証セス 細民ヲ教育スルニハ種別ノ学校ヲ設立スルヲ要スルノ論 在愛知 味岡忠恒〔愛知新聞〕/ 9日 寄書 説ノ可否信偽ハ吾輩之レヲ保証セス(前号ノ続)在愛知 味岡忠恒〔愛知新聞〕/16日 寄書 説ノ可否信偽ハ吾輩之レヲ保証セス(貧民教育について)〔愛知新聞〕/17日 寄書 説ノ可否信偽ハ吾輩之レヲ保証セス 前号ノ続キ〔愛知新聞〕/18日 寄書 説ノ可否信偽ハ吾輩之レヲ保証セス 奴隷説 在伏見町 伊藤弥三郎〔愛知新聞〕

9月
12日 無題(部落民の遊芸について)〔愛知新聞〕
1879(明治12)年・・・・・・・・・・・・・・・・・47
3月
26日 無題(貧民学校について)〔愛知新聞〕

4月
2日 無題(広小路の刑場について)〔愛知新聞〕/29日 無題(銭湯における差別について)〔愛知新聞〕

5月
16日 寄書 説ノ可否信偽ハ吾輩之レヲ保証セス 士族ノ名称ヲ廃スル論〔愛知新聞〕

7月
12日 無題(コレラ避病院と部落民について)〔愛岐日報〕/13日 無題(コレラ避病院に雇われる部落民の労賃について)〔愛岐日報〕/16日 無題(コレラ避病院と部落民について)〔愛岐日報〕/25日 無題(部落児童の教育と篤志家について)〔愛知新聞〕

8月
26日 無題(コレラ病患者と部落出身看護人について)〔愛知新聞〕/27日 無題(コレラ病により死亡した部落民の取扱について)〔愛知新聞〕/30日 無題(コレラ病により死亡した部落民の取扱について)〔愛岐日報〕

9月
27日 貧民救済〔愛知新聞〕

10月
22日 無題(部落民と地区外住民との恋愛について)〔愛知新聞〕/23日 無題(部落民と地区外住民との恋愛について)〔愛知新聞〕/25日 無題(部落民と地区外住民との恋愛について)〔愛知新聞〕/26日 無題(部落民と地区外住民との恋愛について)〔愛知新聞〕/28日 海東郡甚目寺村近況(部落出身戸長の罷免について)〔愛知新聞〕

11月
2日 無題(下奥田町の住民について)〔愛知新聞〕/22日 寄書 穢多非人難去論〔愛知新聞〕

12月
5日海東郡甚目寺邑近況第2報(部落の銭湯について)〔愛知新聞〕/ 5日 海東郡甚目寺邑近況第2報(部落出身戸長の罷免について)〔愛知新聞〕
1881(明治14)年・・・・・・・・・・・・・・・・・55
4月
6日 無題(部落民と地区外住民との恋愛について)〔官報雑誌〕/ 7日 暗路をたどるお志まの噺し 前号の続き〔官報雑誌〕

8月
13日 無題(下奥田町の商売人について)〔官報雑誌〕

10月
9日万歳由来書〔愛岐日報〕/12日 万歳由来書〔愛岐日報〕/13日 万歳由来書の続き〔愛岐日報〕

11月
19日 無題(県会と部落問題について)〔愛岐日報〕/20日 無題(下奥田町の小学校について)〔愛岐日報〕
1882(明治15)年・・・・・・・・・・・・・・・・・58
5月
24日 無題(今宿村の学校状況について)〔愛知新聞〕

6月
21日自由論〔愛知新聞〕

8月
5日 無題(元非人頭の娘の結婚とその出世について)〔愛知新聞〕

10月
28日下足直し〔名古屋新聞〕
1883(明治16)年・・・・・・・・・・・・・・・・・59
5月
6日 無題(平野町と下奥田町の戸長選出方法について)〔愛知新聞〕

6月
1日 雑報 吉田名古屋区長より左の三件を区内各町戸長並衛生委員へ通達せらる〔愛知新聞〕

7月
7日 数へ謡〔名古屋新聞〕/28日 喧嘩の花〔名古屋新聞〕

9月
7日 告訴〔東海新聞〕
1884(明治17)年・・・・・・・・・・・・・・・・・61
2月
7日 自警盟約〔東海新聞〕/ 9日 自警盟約(前号続)〔東海新聞〕

6月
5日 寄書 説ノ可否信偽我輩之ヲ保証セス―貧民学校ヲ設立ス可シ―南洸〔東海新聞〕/ 13日 無題(部落女性の生業と侮蔑について)〔名古屋絵入新聞〕/28日 新平民苦情を鳴す〔東海新聞〕

7月
1日 乞食の豊年〔東海新聞〕/18日 無題(洪水による部落地区の浸水と生活の状況について)〔名古屋絵入新聞〕/19日 入水(洪水による部落地区の浸水と生活の状況について)〔東海新聞〕/22日 無題(洪水による浸水部落民への施与について)〔名古屋絵入新聞〕/22日 救助(洪水による浸水部落民への施与について)〔東海新聞〕

8月
21日 漫録 貴賤文字の意味〔東海新聞〕

9月
16日 無題(下奥田町の一住民の自殺について)〔名古屋絵入新聞〕

10月
9日 新はついてもおなじ平民〔名古屋絵入新聞〕

11月
13日 非人増殖〔東海新聞〕
1885(明治18)年・・・・・・・・・・・・・・・・・67
1月
16日 愛知県録事 甲第一号(屠獣取締規則について)〔名古屋絵入新聞〕/17日 愛知県録事 甲第二号(売肉取締規則について)〔名古屋絵入新聞〕/18日 愛知県録事 甲第二号 売肉取締規則前号の続き〔名古屋絵入新聞〕

2月
20日 無題(没落武士階級出身の子女と部落民との結婚について)〔名古屋絵入新聞〕/20日 乞食の要償談判〔愛知日報〕/26日 無題(部落出身軍人の親孝行について)〔名古屋絵入新聞〕

3月
8日 屠獣場〔愛知日報〕

4月
7日 愛知県録事 甲第二十九号 畜犬取締規則〔愛知日報〕/26日 社説 須ラク貧民ヲ救フベシ 鈴木迂生稿〔東海新聞〕

5月
2日 乞食狩〔名古屋絵入新聞〕/ 5日 新平民取調〔愛知日報〕/12日 猫泥棒〔東海新聞〕

6月
20日 入浴お断申す〔東海新聞〕

7月
12日 美挙(部落児童への教育施与について)〔東海新聞〕/25日 愛知県録事 甲第八十号(斃牛馬取締規則について)〔名古屋絵入新聞〕/29日 愛知県録事 甲第八十号(斃牛馬取締規則について)〔東海新聞〕/30日 愛知県録事 甲第八十号 斃牛馬取締規則〔東海新聞〕/31日 おかねにおかねを占らる〔名古屋絵入新聞〕

10月
10日 無題(乞食への施与の取締について)〔名古屋絵入新聞〕/10日 乞食に米銭を与ふる勿れ〔名古屋絵入新聞〕
1886(明治19)年・・・・・・・・・・・・・・・・・79
1月
13日 愛知県録事 甲第百二十三号(斃牛馬取締規則の改正について)〔絵入扶桑新聞〕/24日 屠牛頭数〔絵入扶桑新聞〕

2月
20日 屠牛頭数〔扶桑新報〕/25日 斃牛馬取扱所〔扶桑新報〕/26日 斃牛馬取扱所〔絵入扶桑新聞〕

3月
2日 頓死〔金城新報〕/10日 親子の歓喜(窮民への施与について)〔絵入扶桑新聞〕/28日 貧民学校〔絵入扶桑新聞〕

4月
6日 貧富廻覧(福沢諭吉の部落の視察について)〔扶桑新報〕/13日 貧民現状〔金城たより〕/22日 屠牛の惣数〔扶桑新報〕/22日 屠牛の数〔絵入扶桑新聞〕

5月
15日 万歳の流行〔扶桑新報〕

6月
24日 巡視〔扶桑新報〕/24日 無題(衛生の巡視)〔扶桑新報〕

10月
6日 遊芸人の鑑札〔扶桑新報〕/29日 靴屋に保護を加ふ〔扶桑新報〕

11月
16日 新民なりとて賤しむ可らず〔扶桑新報〕/23日 万歳〔扶桑新報〕
1887(明治20)年・・・・・・・・・・・・・・・・・83
2月
18日 芸人の税金〔扶桑新報〕/20日 屠牛頭数〔扶桑新報〕

5月
3日 乞食宴会〔金城たより〕/29日 屠牛の数〔金城新報〕

6月
5日 簡易科学校〔金城新報〕/23日 屠牛〔金城新報〕

7月
5日 諸芸人集会〔金城新報〕/ 8日 屠牛〔金城新報〕/21日 芸人と小屋主の集会〔金城新報〕

8月
26日 牛肉騰貴〔金城新報〕

10月
7日 猫盗人〔金城たより〕/12日 宮野の惨状〔金城たより〕/13日 好善社の施与〔金城たより〕/16日 水害余聞〔金城たより〕/29日 屠牛場新設〔金城新報〕

12月
2日 名古屋市街(部落小学校の概況について)〔金城たより〕/18日 愛知県通常県会(部落地区への簡易科設置について)〔金城新報〕
1888(明治21)年・・・・・・・・・・・・・・・・・86
1月
8日 寄席と芸人の取締り〔金城新報〕

3月
17日 塵芥取会社〔金城新報〕

4月
19日 施療券〔金城新報〕

5月
19日 論説 門閥尊重の時代は過ぎたり〔愛知絵入新聞〕

7月
4日 此陋習を如何せん〔愛知絵入新聞〕

12月
26日 知多万歳〔金城新報〕
1889(明治22)年・・・・・・・・・・・・・・・・・88
7月
20日 校舎料の下付願〔金城新報〕

10月
6日 牛肉の大安売〔金城新報〕

11月
21日 製皮工場の開場式〔金城新報〕

12月
8日 洋犬を見て了簡違ひ〔金城新報〕/24日 反対人種の連印〔新愛知〕
1890(明治23)年・・・・・・・・・・・・・・・・・89
1月
7日 施米〔愛知新報〕/24日 無題(貧民の生活状況について)〔愛知新報〕

2月
22日 滅茶撲(部落民の喧嘩について)〔金城新報〕/23日 人権を重ぜよ〔金城新報〕

5月
8日 下駄の長難儀〔金城新報〕

7月
16日 渥美郡六連村通信(賭博の流行について)〔新愛知〕

10月
10日 窮民二百七十七人〔新愛知〕/15日 秀子奮発(窮民への施与について)〔新愛知〕/31日 恵与(窮民への施与について)〔新愛知〕
1891(明治24)年・・・・・・・・・・・・・・・・・91
3月
24日 仏教演説と講義〔扶桑新聞〕/25日 仏教演説及び講義〔新愛知〕

4月
17日 心も直しゝゝ(拾い物を届けた下駄直しについて)〔金城新報〕/18日 仏教演説〔新愛知〕

9月
3日 ぶって逐電(部落民の喧嘩について)〔金城新報〕/16日 気の毒の至り〔新愛知〕

10月
20日 新平の大組討〔金城新報〕/23日 三朝楼と乞食〔新愛知〕

12月
5日 市内救恤小屋現住者の数〔金城新報〕/25日 万歳々々楽係りとなる〔金城新報〕
1892(明治25)年・・・・・・・・・・・・・・・・・93
3月
6日 屠牛の数〔金城新報〕

7月
17日 奥田学校の巡視〔金城新報〕/21日 学校巡視の結了〔金城新報〕

10月
6日 喰ひつき人間(部落民の喧嘩について)〔金城新報〕/19日 化の皮〔金城新報〕

11月
20日 此社会にして猶義を知る〔新愛知〕
1893(明治26)年・・・・・・・・・・・・・・・・・95
2月
19日 監獄署移転に就ての出願〔新愛知〕/19日 監獄移転に関する出願〔扶桑新聞〕

5月
6日 新川学校の夜学〔新愛知〕/ 6日 教育美譚〔扶桑新聞〕

6月
6日 新平拍子〔扶桑新聞〕

7月
16日 名古屋の下層窟 白水散史〔扶桑新聞〕/20日 貧天地 下奥田町〔扶桑新聞〕/27日 貧天地 下奥田町(続き)〔扶桑新聞〕

8月
3日 貧天地 下奥田町(続き)〔扶桑新聞〕/ 6日 貧天地 下奥田町(三) 其変遷〔扶桑新聞〕/10日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕/13日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕/17日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕/20日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕/27日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕/31日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕

9月
7日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕/10日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕/17日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕/28日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕

10月
1日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕/ 5日 貧天地 下奥田町(続き) 維新前の状況〔扶桑新聞〕/ 7日 扶桑評論 社会の不平等 貧民の不平〔扶桑新聞〕/ 8日 幻灯会〔扶桑新聞〕/24日 遊芸人の卑の字〔扶桑新聞〕
1894(明治27)年・・・・・・・・・・・・・・・・・115
3月
25日 演芸取締規則 愛知県令第二十六号を以て発布したる同則は左の如し〔扶桑新聞〕

5月
23日 犬の皮剥ぎ〔新愛知〕

7月
22日 新平民の掏児 召捕の事付たり 娼妓若菜大熱熱の事〔扶桑新聞〕

11月
2日 牛馬屠殺場の認可〔扶桑新聞〕/17日 新平民居宅の窃盗〔扶桑新聞〕
1895(明治28)年・・・・・・・・・・・・・・・・・117
7月
10日 新平民への注意〔扶桑新聞〕
8月
 1日 浸水〔扶桑新聞〕

9月
11日 無題(コレラ病予防に対する投書)〔扶桑新聞〕/14日 無題(コレラ病に対する町役場からの申込書について)〔扶桑新聞〕/19日 無題(コレラ病に対する一熱田町民からの投書について)〔扶桑新聞〕/20日 斃馬開截の罰〔扶桑新聞〕/21日 正誤(コレラ病に対する町役場からの再度の申込書について)〔扶桑新聞〕

11月
15日 成岩町の湯屋と東荒子〔扶桑新聞 付録〕
1896(明治29)年・・・・・・・・・・・・・・・・・120
5月
15日 東田学校分場落成式〔扶桑新聞〕

9月
19日 衛生取締会臨時会〔扶桑新聞〕

11月
8日 女房のもぎ取り〔扶桑新聞〕
1897(明治30)年・・・・・・・・・・・・・・・・・121
7月
29日 散録 島巡り(二) 任天生(篠島島民の窮乏について)〔新愛知〕

9月
15日 平野町の衛生講話〔扶桑新聞〕

11月
19日 無題(下駄職の収入について)〔扶桑新聞〕
1898(明治31)年・・・・・・・・・・・・・・・・・122
3月
12日 牛肉組合総会〔扶桑新聞〕

6月
7日 愛知県報告の三(洪水による宮野部落の状況について)〔扶桑新聞〕/ 7日 一寸 感心(部落民の善行について)〔新愛知〕

9月
6日 乞食狩〔新愛知〕/15日 校長に任ず〔新愛知〕

11月
29日 肉食の増進と屠畜事業〔新愛知〕
1899(明治32)年・・・・・・・・・・・・・・・・・123
1月
13日 屠牛及び牛乳統計〔扶桑新聞〕

3月
30日 合載袋(乞食という職業について)〔新愛知〕

5月
23日 開校記念式〔扶桑新聞〕

6月
9日 屠牛場譲渡〔扶桑新聞〕

9月
2日 屠獣営業者の注意〔新愛知〕/ 7日 熱田の乞食狩〔新愛知〕

11月
10日 今は昔乞食考 冬三ケ月の部 飛田舊平稿〔中京新報〕

12月
21日 合載袋(部落民の海防費献金について)〔新愛知〕
1900(明治33)年・・・・・・・・・・・・・・・・・126
1月
12日 塵芥捨場の設置〔中京新報〕/23日 屠殺場の落成〔中京新報〕

2月
16日 屠牛場の数〔中京新報〕

4月
10日 小学校運動会〔中京新報〕

5月
10日 源敬公逸事(三)〔中京新報〕/19日 犬食た報い〔新愛知〕/29日 健康診断に就て〔中京新報〕

8月
1日 下奥田町民の不平〔中京新報〕

9月
6日 ホーカイ節と落人筋〔新愛知〕/18日 青年会貯蓄会〔参陽新報〕

10月
3日 貯蓄青年会例会〔参陽新報〕/ 9日 博徒の座敷料〔新愛知〕/ 9日 西郷青年会〔参陽新報〕/24日 細民窟観察談(十七) 下奥田町の部落〔中京新報〕/26日 細民窟観察談(十八) 下奥田町の部落(承前)〔中京新報〕/27日 細民窟観察談(十九) 下奥田町の部落(承前)〔中京新報〕/28日 細民窟観察談(二十) 下奥田町の部落(承前)〔中京新報〕/30日 西郷青年貯蓄会〔参陽新報〕

12月
6日 縁日の賑ひ〔参陽新報〕
1901(明治34)年・・・・・・・・・・・・・・・・・134
1月
8日 大江氏来豊〔参陽新報〕/24日 屠牛場建設と町村民の大葛藤〔中京新報〕

2月
7日 演説と法会〔中京新報〕/28日 大福帳・投書の侭(文明に浴している部落民について)〔参陽新報〕/28日 有海の困た五ツ〔参陽新報〕

4月
9日 昨年の屠畜数〔新愛知〕/13日 教育演説会〔新愛知〕/13日 教育演説と仏教演説〔中京新報〕/18日 仙波大佐の教育演説〔中京新報〕

6月
16日 大福帳・投書の侭(部落女性との交際について)〔参陽新報〕

7月
3日 無題(白山社裏手の古墳について)〔新愛知〕

9月
12日 夜の名古屋・十一日午前零時より同三時迄(深夜の部落の状況について)〔中京新報〕

11月
12日 新浮世床(不審な煙草製造者について)〔中京新報〕/24日 夜の名古屋・廿三日零時より同三時迄(深夜の部落の状況について)〔中京新報〕

12月
26日 夜の名古屋・廿四日後十時より廿五日前三時迄(深夜の部落の状況について)〔中京新報〕
1902(明治35)年・・・・・・・・・・・・・・・・・136
1月
5日 三河万歳〔東海日日新聞〕/25日 こたつ談(万歳について)〔参陽新報〕/29日 市内掃除の成績〔中京新報〕

2月
13日 教育奨励会〔新愛知〕/20日 夜の名古屋・十九日前零時より同二時半 (深夜の部落の状況について)〔中京新報〕

3月
1日 縫靴工の退営〔参陽新報〕/ 7日 履物同業組合の組織協議〔中京新報〕

4月
20日 貧民視察〔新愛知〕/24日 夜の名古屋・廿二日後十二時より廿三日前三時半迄 (深夜の部落の状況について)〔中京新報〕/26日 大福帳・投書の侭(某美人の出自について)〔参陽新報〕

6月
26日 履物卸商同業組合〔新愛知〕/26日 履物卸業組合の設立〔中京新報〕/27日 履物業組合〔参陽新報〕

8月
13日 社会改良事業と新平民〔新愛知〕

11月
21日 屠牛の競争〔知多日報〕

12月
2日 牛肉営業者の増加〔知多日報〕/18日 屠牛場の屠殺数〔中京新報〕/25日 豊橋下駄業組合と大福引〔新朝報〕
1903(明治36)年・・・・・・・・・・・・・・・・・140
1月
10日 屠牛数〔知多日報〕/21日 屠殺場検査〔知多日報〕

4月
11日 投書函(自称文士の出自及び出身地について)〔新朝報〕/12日 哀れの一家 尚武会の補助〔中京新報〕

5月
19日 評論 新平民諸君に呈するの書 煙巌〔新朝報〕

7月
18日 塵芥掃除係の不都合〔中京新報〕/19日 塵芥掃除係の不都合(続き)〔中京新報〕

8月
27日 塵芥焼却場設置〔中京新報〕

9月
2日 細民と富豪と貴族 煙巌〔新朝報〕

10月
7日 浪花節の話(浮れ節)〔新朝報〕/16日 小学生の運動〔中京新報〕

12月
24日 新平民主義か〔新朝報〕
1904(明治37)年・・・・・・・・・・・・・・・・・146
1月
1日 新年の噺(万歳について)〔新朝報〕/19日 客は新平〔中京新報〕

2月
10日 乞食(上)〔中京新報〕/11日 乞食(中)〔中京新報〕/13日 乞食(下)〔中京新報〕

5月
4日 屠獣営業者の狡手段〔中京新報〕

11月
3日 平野町のボヤ〔中京新報〕
1905(明治38)年・・・・・・・・・・・・・・・・・149
1月
20日 投書函(失恋について)〔新朝報〕

3月
24日 演劇取締規則執行心得〔新愛知〕/26日 豊橋座の琵琶歌劇〔新朝報〕/28日 琵琶歌は今日より〔新朝報〕/30日 豊橋座劇評 無名氏〔新朝報〕/31日 豊橋座略評(一) 唐四郎〔新朝報〕

10月
8日 当市の各商況(九) 革類〔新愛知〕/22日 評論 名古屋市と貧民教育(上) 無名道人〔新愛知〕/23日 評論 名古屋市と貧民教育(下) 無名道人〔新愛知〕
1906(明治39)年・・・・・・・・・・・・・・・・・155
1月
23日 非人の凍死〔新愛知〕

3月
6日 評論 無差別観〔新愛知〕/31日 板垣伯の社会改良談(上)〔新愛知〕

4月
1日 板垣伯の社会改良談(下)〔新愛知〕

8月
4日 皮革製造業の状況〔新愛知〕

9月
20日 屠牛営業組合秋季大会〔新愛知〕

10月
5日 市参事会例会(市営屠場の計画について)〔新愛知〕/ 5日 屠場市営問題〔新愛知〕/ 6日 屠場市営案委員会〔新愛知〕/ 13日 名古屋の履物業〔新愛知〕/ 21日 皮革類の騰貴〔新愛知〕

11月
9日 屠場法施工細則〔新愛知〕

12月
18日 屠畜検査手数料〔新朝報〕/21日 屠畜検査手数料〔新愛知〕/22日 屠畜検査手数料〔新朝報〕/24日 歳晩と貧民窟(上)〔名古屋新聞〕/25日 歳晩と貧民窟(下)〔名古屋新聞〕
1907(明治40)年・・・・・・・・・・・・・・・・・163
1月
2日 万歳〔新朝報〕

2月
3日 新平民部落の移転〔名古屋新聞〕/ 6日 屠場敷地の買収〔新愛知〕/12日 忘れられたる下奥学校(一)〔名古屋新聞〕/15日 忘れられたる下奥学校(二)〔名古屋新聞〕/15日 板垣伯の意見書(華族の名称廃止)〔新朝報〕/17日 忘れられたる下奥学校(三)〔名古屋新聞〕/19日 履物組合授賞式〔新愛知〕/20日 忘れられたる下奥学校(四)〔名古屋新聞〕

3月
9日 屠場市営の行悩み〔扶桑新聞〕/19日 当市の各商況(三)〔新愛知〕

4月
9日 市営屠場竣成期〔新愛知〕/16日 新町村民の躍起運動(学区問題について)〔新朝報〕/18日 屠場完成期〔新愛知〕/20日 小坂井村政紛擾に就て 角煙巌〔新朝報〕/21日 小坂井村政紛擾に就て(承前) 角煙巌〔新朝報〕

5月
4日 市政の大方針(十八)(名古屋市の貧民教育について)〔名古屋新聞〕/ 7日 暗黒の名古屋(六) 下奥田町貧民窟(1)〔名古屋新聞〕/ 8日 暗黒の名古屋(七) 下奥田町貧民窟(2)〔名古屋新聞〕/ 9日 暗黒の名古屋(八) 下奥田町貧民窟(3)〔名古屋新聞〕/10日 暗黒の名古屋(九) 下奥田町貧民窟(4)〔名古屋新聞〕/11日 暗黒の名古屋(十) 下奥田町貧民窟(5)〔名古屋新聞〕/11日 履物組合役員会〔新愛知〕/12日 暗黒の名古屋(十一) 下奥田町貧民窟(6)〔名古屋新聞〕/13日 暗黒の名古屋(十二) 断夫山の貧民窟〔名古屋新聞〕/14日 暗黒の名古屋(十三) 暗黒の上河原〔名古屋新聞〕/14日 履物卸売組合総会〔新愛知〕/14日 市内履物業の発展〔新愛知〕/21日 貧民済美夜学校〔扶桑新聞〕/27日 済美夜学校開校式〔扶桑新聞〕/27日 済美夜学校開校式〔新愛知〕

8月
8日 投書函(低賃金の下駄職工の不平について)〔新朝報〕/15日 貧民学校を急設せよ〔新朝報〕/27日 論説 新平民諸君に与ふ 奴隷思想を排す〔扶桑新聞〕/28日 三面評論(必ず御読み下さい) 新平民の事〔扶桑新聞〕

9月
8日 治外法権(職業差別について)〔扶桑新聞〕/12日 山賊物語(一)〔扶桑新聞〕/13日 山賊物語(二)〔扶桑新聞〕/14日 山賊物語(三)〔扶桑新聞〕/15日 山賊物語(四)〔扶桑新聞〕/16日 山賊物語(五)〔扶桑新聞〕/17日 山賊物語(六)〔扶桑新聞〕/

10月
17日 読書領分・投書(賭博について)〔新朝報〕/30日 肉類販売業組合組織〔新愛知〕

11月
8日 新平民の脅迫取財〔扶桑新聞〕/ 8日 売肉商組合成立〔新愛知〕/15日 履物の商況〔新愛知〕

12月
26日 三河万歳〔新朝報〕/27日 三河万歳〔新朝報〕/30日 名古屋の歳晩 貧民窟〔扶桑新聞〕
1908(明治41)年・・・・・・・・・・・・・・・・・194
2月
24日 平民称廃止論〔新愛知〕

3月
1日 変った商法(上)‥‥酷い奴‥‥滑稽な奴‥‥可憐な者〔新愛知〕/ 2日 変った商法(下)‥‥酷い奴‥‥滑稽な奴‥‥可憐な者〔新愛知〕

4月
18日 読者領分・投書(娼妓の出自について)〔新朝報〕/21日 感ずべき篤志家〔新愛知〕

6月
27日 屠殺場を観る=悲惨限りなし=挫骨畜類は危険=(一記者)〔扶桑新聞〕

8月
5日 感化救済事業講習会〔新愛知〕/10日 巾下の四人斬=博徒の大争闘=悉く重傷瀕死〔扶桑新聞〕/10日 巾下の四人斬 博徒の大格闘 原因は縄張から 八人抜刀で闖入す〔新愛知〕/10日 平野町の血の雨 六名の凶漢抜刀を振ふて四名を滅多斬りにす〔名古屋新聞〕/11日 巾下四人斬の後聞〔扶桑新聞〕/11日 巾下四人斬続聞 加害者の一人捕はる〔新愛知〕/12日 四人斬加害者局送り 加害者亦も捕はる〔新愛知〕/22日 乞食と山窩狩り〔扶桑新聞〕/31日 千歳座の「琵琶歌」劇の皮肉(一) 秋月桂太郎談話〔名古屋新聞〕

9月
1日 千歳座の「琵琶歌」劇の皮肉(二) 村田正雄の談話〔名古屋新聞〕/ 2日 「琵琶歌」劇の皮肉(三) 喜多村緑郎の談話〔名古屋新聞〕/ 3日 「琵琶歌」劇の皮肉(四) 某劇通の談話〔名古屋新聞〕/ 4日 「琵琶歌」劇の皮肉(五) 某劇通の芸評〔名古屋新聞〕/ 4日 評論 感化事業の奨励〔新愛知〕/ 5日 「琵琶歌」劇の皮肉(六) 某劇通の芸評〔名古屋新聞〕/

10月
11日 感化事業講習会修了式〔新愛知〕

11月
13日 艶かしき討論 金城連吾妻家の若助、艶子 大野家のすゞ子 三拍子の艶説〔新愛知〕

12月
12日 市営の屠場〔新朝報〕/13日 末広座の想夫憐 高田、藤沢、喜多村、河合一座〔名古屋新聞〕/18日 博徒斬の判決〔扶桑新聞〕
  
1909(明治42)年・・・・・・・・・・・・・・・・・211

1月
16日 屠場市営案の成行〔扶桑新聞〕/16日 市営屠畜場に就て〔名古屋新聞〕/16日 市営屠場候補地選定〔新愛知〕 /18日 貧児教育問題〔扶桑新聞〕

2月
9日 縦横無尽の記(十) 深夜の断夫山 △うめくやうな声 甲記者〔名古屋新聞〕/18日 屠牛場市営案の其後〔扶桑新聞〕/18日 市営屠場問題〔新愛知〕/21日 屠殺場反対協議〔名古屋新聞〕/21日 屠場敷地交渉不調〔名古屋新聞〕/24日 屠場設置場所変更〔名古屋新聞〕/25日 屠畜場案に就て〔扶桑新聞〕/27日 言論 屠場市営問題〔東海日日新聞〕/28日 屠場市営に就て〔扶桑新聞〕

3月
7日 屠場問題と視察〔扶桑新聞〕/ 7日 屠場視察〔新愛知〕/10日 屠場市営と陳情〔扶桑新聞〕/10日 屠獣業者の陳情〔新愛知〕/10日 屠場位置変更陳情〔名古屋新聞〕/16日 細民部落視察〔名古屋新聞〕/18日 屠畜新設敷地の実地踏査〔新愛知〕/19日 市営屠場新設地決定〔新愛知〕/21日 屠場移転陳情〔名古屋新聞〕/21日 屠場移転の陳情〔扶桑新聞〕/26日 市営屠場反対と市当局者〔新愛知〕/28日 屠殺牛馬数〔名古屋新聞〕/28日 県下屠殺牛馬数〔新愛知〕/30日 県下屠殺牛馬数〔新朝報〕/30日 市営屠場と陳情〔新愛知〕

4月
1日 玄界探索記(一) 下奥田町の貧民窟 春峰生〔新愛知〕/ 3日 玄界探索記(二) 下奥田町の貧民窟 春峰生〔新愛知〕/ 5日 玄界探索記(三) 下奥田町の貧民窟 春峰生〔新愛知〕/ 6日 玄界探索記(四) 下奥田町の貧民窟 春峰生〔新愛知〕/ 7日 玄界探索記(五) 下奥田町の貧民窟 春峰生〔新愛知〕/ 8日 玄界探索記(六) 下奥田町の貧民窟 春峰生〔新愛知〕/ 8日 屠場建築地調査〔名古屋新聞〕/ 9日 屠場市営と当業者〔扶桑新聞〕/11日 枇杷島の篤志家―貧民部落の教育―〔名古屋新聞〕/22日 特種部落の改善〔新愛知〕/23日 当市貧民部落と諸設備〔新愛知〕/23日 貧民部落と特種設備〔名古屋新聞〕/24日 市営屠場の其後〔扶桑新聞〕

5月
5日 屠畜場建設行悩〔名古屋新聞〕/ 6日 博徒殺し判決〔新愛知〕/ 6日 博徒殺しの処刑〔名古屋新聞〕/19日 名古屋の浮連節(一) 所謂浪花節付講談界 物貰ひと有って中区下奥田町の玄界住ゐ=始めて小屋を掛け木戸を取る=浪花節とも云ふ謂れ=〔新愛知〕/20日 名古屋の浮連節(二) 所謂浪花節付講談界ヒイヽヽの雛子=空板叩き=三ト七=二ヶ所以上のカケ持ち=一ヶ月五、六百円=見得坊=三拍子=親方=前借の踏倒し=〔新愛知〕/21日 名古屋の浮連節(三) 所謂浪花節付講談界 ブラリと来てブラリと入る=其日から空板叩き=時には姉御の紅い湯巻も=そろゝゝ道楽の工面=振はぬ講談界=たゞ円林=〔新愛知〕/31日 屠殺場問題醜聞〔名古屋新聞〕/31日 名古屋の貧民学校(上) 特志家寄付の子供の着物を質に打込む母親‥‥髪 を結ひ、虱まで捉って遣る学校‥‥〔新愛知〕

6月
1日 名古屋の貧民学校(中) 先生は差詰め政岡の役勤め‥‥腹が空っては餓じ いと仰有る‥‥先づユーゴーの言葉を記せよ〔新愛知〕/ 1日 市営屠場調査委員〔新愛知〕/ 1日 屠殺場事件〔名古屋新聞〕/ 2日 名古屋の貧民学校(下) 生徒を学校へ出せばそれだけ南京米の桝数に影響す‥‥先生の髪結、蚤取り‥‥市長へ進言‥‥〔新愛知〕/ 2日 市営屠場案調査委員会〔新愛知〕/ 4日 屠畜市営の失態〔扶桑新聞〕/ 4日 未決の屠場問題〔扶桑新聞〕/ 4日 屠殺場と建議〔名古屋新聞〕/ 4日 屠場敷地買収と建議〔新愛知〕/ 6日 市営屠場調査委員会〔新愛知〕/ 6日 名古屋の掃除の話(上) 年内に使用する人夫が三万三千六百余人=賃金一万一千七百余円=什う云ふ風に掃除されつゝあるか‥‥〔新愛知〕/ 7日 名古屋の掃除の話(中) 掃除人夫の中には蔵も田地も有る老爺が居る=市民と市役所へ忠告=明日は先回のつゞきに入る=〔新愛知〕/ 7日 細民救済の要務〔扶桑新聞〕/ 8日 名古屋の掃除の話(下) 市長は衛生費に吝なり=掃溜の投り棄て=蔵の有る勘七爺さん=掃溜を屋外へ棄て叱られたのが十一ケ月で三千余人=〔新愛知〕/11日 屠場問題委員会通過〔新愛知〕/13日 屠場市営の打合〔扶桑新聞〕/17日 平民君の生活 美人は娼妓出稼ぎ〔扶桑新聞〕/18日 屠場問題に就て〔扶桑新聞〕/25日 犬の皮の三味線〔新朝報〕/28日 美談 新平民の使丁 熱田署長、使丁を新平民より擢く〔扶桑新聞〕

7月
2日 私設屠場の継続〔扶桑新聞〕/ 7日 屠殺場の牛供養〔新愛知〕/13日 市営屠場候補地決定〔新愛知〕/14日 地方改良事業〔新愛知〕/18日 枇杷島屠場町営問題〔名古屋新聞〕/22日 屠場問題に就て〔扶桑新聞〕/25日 県下の屠畜場〔扶桑新聞〕/30日 市営屠場敷地決定 秘密選定の第三候補地〔新愛知〕

8月
14日 読書領分・投書(某妻の出自について)〔新朝報〕/15日 屠場設計成る 二万四、五千円の追加〔扶桑新聞〕/15日 市営屠場開始期〔新愛知〕/18日 屠場敷地臨検〔新愛知〕/19日 屠場敷地視察〔扶桑新聞〕/19日 麻裏商の大恐慌 糸裏草履の特許侵害問題 十五円の特許料で数万円の儲?〔新朝報〕/20日 屠場敷地処分〔名古屋新聞〕/21日 読者領分・投書(糸裏草履事件について)〔新朝報〕/21日 屠場敷地問題 富山課長の懲戒〔新愛知〕/24日 屠場敷地 処罰に就て〔名古屋新聞〕/28日 絲裏草履事件落着 本社記事の影響=同業者一同の団結=特許者を追やる=中に一人獅子身中の虫有〔新朝報〕/28日 屠場案委員〔名古屋新聞〕/28日 屠場敷地調査委員〔新愛知〕/29日 屠場敷地調査委員会〔新愛知〕/29日 屠場問題委員会〔扶桑新聞〕/31日 屠場敷地調査委員会〔新愛知〕/31日 市営屠場委員会〔扶桑新聞〕

9月
3日 新設屠場の行悩み〔名古屋新聞〕/ 3日 屠場問題委員会〔扶桑新聞〕/ 3日 屠場敷地調査委員会〔新愛知〕/ 5日 乞食狩〔新朝報〕/10日 恋の奥田町入婿譚 近所の噂を茲に写して〔名古屋新聞〕/12日 屠場問題に就て〔新愛知〕/19日 屠場地は何所か 売肉業者の陳情〔名古屋新聞〕/20日 市営屠場問題〔新愛知〕/20日 屠場問題の成行 当分は行悩み〔扶桑新聞〕/22日 売肉商組合秋季総会〔新愛知〕/22日 屠場案の委員会〔扶桑新聞〕/22日 屠場設置調査委員会〔新愛知〕/23日 屠場設置委員会〔新愛知〕/23日 屠場案是認〔扶桑新聞〕/24日 市営屠場設置問題〔新愛知〕/28日 屠場敷地決定〔名古屋新聞〕/28日 新屠場指定敷地の紛訌〔新愛知〕/28日 両小学校の開校〔扶桑新聞〕/28日 屠場問題解決 菊井町にて千二百坪〔扶桑新聞〕/30日 市営屠場地測量〔扶桑新聞〕

10月
1日 屠場設置出願〔新愛知〕/ 5日 屠場位置反対 反対同盟会設立〔扶桑新聞〕/ 5日 屠場敷地反対陳情〔名古屋新聞〕/ 5日 屠場設置反対陳情〔新愛知〕/ 6日 地方改良事業講習生〔新朝報〕/ 6日 屠場敷地買収難〔名古屋新聞〕/ 7日 感化事業講習会出席者〔新愛知〕/ 8日 感化地方改良会出席者〔名古屋新聞〕/ 9日 市営屠場問題〔扶桑新聞〕/10日 屠場設置願書却下〔名古屋新聞〕/11日 市営屠場問題未だ認可なし〔新愛知〕/13日 屠場設置と市当局〔名古屋新聞〕/15日 屠場反対大演説〔新愛知〕/16日 屠場設置反対陳情〔新愛知〕/19日 屠場地収用法適用申請〔新愛知〕 /19日 屠場設置反対演説会〔新愛知〕/19日 屠場反対演説の協議〔扶桑新聞〕/20日 屠場反対陳情〔名古屋新聞〕/21日 市営屠場許可 土地収用法に拠る〔扶桑新聞〕/22日 屠場設置の許可〔新愛知〕/22日 売肉業者の陳情〔新愛知〕/23日 屠場設置反対陳情〔新愛知〕/23日 屠場反対運動 売肉者百名市役所に押懸く 八十三名連署の陳情書〔扶桑新聞〕/25日 特種部落の青年会組織〔名古屋新聞〕/25日 特殊部落の修養講話〔扶桑新聞〕/31日 売肉業組合の決議〔新愛知〕

11月
5日 屠殺減税の陳情〔扶桑新聞〕/ 5日 屠殺県税軽減請願〔名古屋新聞〕/ 6日 売肉業者同盟組織〔新愛知〕/ 7日 新道路改修願〔名古屋新聞〕/ 8日 屠場移転反対希望〔名古屋新聞〕/ 8日 屠場移転反対〔扶桑新聞〕/ 9日 屠場移転反対意見〔新愛知〕/10日 屠場移転反対 西北倶楽部連合会決議〔名古屋新聞〕/11日 屠場用地収用認定〔名古屋新聞〕/11日 屠場敷地収用〔扶桑新聞〕/12日 屠場敷地収用に就て〔新愛知〕/12日 屠畜税減額運動〔扶桑新聞〕/13日 屠畜税減額請願〔新愛知〕/14日 屠畜減税陳情〔名古屋新聞〕/16日 屠場敷地細目告示〔名古屋新聞〕/17日 屠畜税減税問題〔新朝報〕/17日 大掃除の塵埃 貧民の収穫秋〔扶桑新聞〕/18日 屠場敷地収用〔新愛知〕/18日 屠場敷地買収交渉〔名古屋新聞〕/19日 屠場敷地収用〔新愛知〕/19日 下河原青年会発会式〔名古屋新聞〕/20日 屠場敷地買収交渉〔名古屋新聞〕/20日 屠場敷地買収協定〔扶桑新聞〕/23日 屠場地買収交渉〔名古屋新聞〕/23日 屠場敷地買収協定〔扶桑新聞〕/26日 屠畜減税運動〔扶桑新聞〕/26日 南押切自彊会発会式〔名古屋新聞〕/30日 屠場規則の制定〔扶桑新聞〕

12月
1日 私設屠場使用延期出願〔新愛知〕 /6日 私営屠場許可〔扶桑新聞〕/ 7日 私営屠場許可〔新朝報〕/ 8日 市営屠場に就て〔新愛知〕/11日 屠畜場と地主〔名古屋新聞〕/12日 市営屠場問題〔新愛知〕/12日 屠畜条例の制定〔扶桑新聞〕/18日 市営屠場問題 解決期近づく〔新愛知〕/21日 屠場敷地交渉不調〔名古屋新聞〕/21日 屠殺場反対協議〔名古屋新聞〕/22日 市営屠場問題 再解決は行悩みとなり西部会憤起して決議す〔新愛知〕/24日 市営屠場と記念祭 西北倶楽部の決議〔名古屋新聞〕/24日 歳暮当座帳(二)=当世家政くらべ=市長と掃除夫 △市長加藤重三郎君△掃除夫栗谷宇右衛門君 貯金がある(掃除夫)〔名古屋新聞〕/26日 歳暮当座帳(四)=当世家政くらべ=棟梁と歯入 △棟梁伊藤平左衛門君△下駄歯職水野治郎七君掛乞無用(下駄歯職)〔名古屋新聞〕
1910(明治43)年・・・・・・・・・・・・・・・・・274
1月
7日 賍品の犬〔扶桑新聞〕/ 7日 犬肉を晩菜にする〔名古屋新聞〕/ 8日 三河万歳〔新朝報〕/14日 屠場敷地収用審査会〔名古屋新聞〕/20日 自彊会と仏教演説会〔名古屋新聞〕/22日 新平民の窃盗〔扶桑新聞〕/26日 屠場敷地売渡者〔名古屋新聞〕/30日 屠場工事着手期〔新愛知〕

2月
28日 枇杷島の貧民窟 二百年来の歴史 隠れたる教育家〔扶桑新聞〕

3月
5日 土地収用認定〔新愛知〕/13日 屠場敷地地鎮祭施行〔新愛知〕/13日 屠場地鎮祭〔扶桑新聞〕/13日 私設屠場廃止と小学校〔扶桑新聞〕/18日 屠場敷地の訴訟〔名古屋新聞〕/20日 屠場地鎮祭延期〔扶桑新聞〕/23日 屠場敷地賠償の訴訟〔新愛知〕/25日 屠場地鎮祭〔新愛知〕/25日 屠畜場の工事〔扶桑新聞〕/29日 屠場地鎮祭〔新愛知〕

4月
8日 感化救済事業大会〔新愛知〕/23日 仮屠場開始 同時に大口屠場は閉鎖〔扶桑新聞〕/23日 屠場使用条例〔扶桑新聞〕/27日 市営屠場開始〔扶桑新聞〕/29日 仮屠場の開始〔新愛知〕

5月
6日 履物品評会開会式〔名古屋新聞〕/ 6日 履物賛同会発会式〔扶桑新聞〕/13日 履物賛同会褒賞式〔扶桑新聞〕/21日 市内の古墳(中) 吟芳〔新愛知〕/25日 市営屠場竣工期〔新愛知〕/29日 読者乃領分・投書(小学校教師の出自について)〔新朝報〕

6月
4日 特種部落の清潔〔扶桑新聞〕/27日 市営屠場の竣工期〔扶桑新聞〕/30日 屠畜工事の進捗〔新愛知〕

7月
12日 屠場敷地事件落着〔扶桑新聞〕/16日 市営屠場工事進捗〔扶桑新聞〕/21日 屠場工事の進捗〔新愛知〕/31日 特種娘の堕胎〔扶桑新聞〕

8月
4日 屠場本工事と視察〔扶桑新聞〕

9月
4日 屠畜場本工事〔扶桑新聞〕/ 5日 殺される牛(一) 一日何頭の牛がお陀仏するか 夏向きは不景気 名古屋で大きい牛肉屋 馬も豚も牛も道連れ〔扶桑新聞〕/ 7日 殺される牛(二) 屠殺さるゝまでの経路 税金及び手数料 健康診断 食へぬものは黒焼き 四百斤以下〔扶桑新聞〕/ 9日 殺される牛(三) 我身の仇の弁当を荷ふ 一撃にて倒ふる 血は津々として尽きず尾を力綱にす〔扶桑新聞〕/11日 殺される牛(四) 皮剥ぎの方法 牛の形は薩張りなし 眼を蔽はざるを得ず 名人の福さん〔扶桑新聞〕/12日 殺される牛(五) 歯車で吊上げる 外皮は六、七円にして平野町が上得意贋造烏犀角 琴の糸〔扶桑新聞〕/12日 市営屠場開始期〔新愛知〕/19日 特種学校(三)の教授ぶり 東海慈恵学校〔扶桑新聞〕/20日 北方村 木曾川屠殺場落成式〔扶桑新聞〕/20日 市営屠場開始期〔新愛知〕/20日 木曾川屠畜場 家畜の血液は茶の肥料 将来研究を要する問題〔新愛知〕/22日 市営屠場精検〔新愛知〕/23日 屠場検査終了〔名古屋新聞〕/24日 市営屠場検査終了〔新愛知〕/30日 屠場開場式〔名古屋新聞〕

10月
2日 屠場検査員に就て〔名古屋新聞〕/ 3日 市営屠場の開始 公営の嚆矢 設備と収入〔新愛知〕/ 3日 屠場落成と視察〔扶桑新聞〕/ 3日 新屠場の設備〔扶桑新聞〕/ 3日 新築の市営屠場〔名古屋新聞〕/ 6日 県下の屠場状況〔名古屋新聞〕

12月
20日 知多万歳 知多郡八幡村が本場 土蔵二戸前の財産家〔名古屋新聞〕/20日 御万歳の産地 其数百五十六人 一組の収益二百円〔扶桑新聞〕/23日 当市の学校計画〔扶桑新聞〕
1911(明治44)年・・・・・・・・・・・・・・・・・293
1月
11日 市営屠場の収入〔新愛知〕

2月
6日 食肉と牛乳趨勢〔扶桑新聞〕

3月
1日 名古屋の迷信(州三) 玄海の信仰(西境)〔名古屋新聞〕/ 4日 二月の市営屠場〔新愛知〕

4月
15日 市営屠場状況〔扶桑新聞〕/15日 慈恵療院開院式〔扶桑新聞〕

5月
5日 四月中屠殺数〔名古屋新聞〕/13日 乞食の生活(一) 哀むべき新平民 極端な偏屈主義〔扶桑新聞〕/14日 乞食の生活(二) 堪へられぬ臭気 見馴れぬ色彩〔扶桑新聞〕/15日 乞食の生活(三) 戸数と其の人口〔扶桑新聞〕/15日 御園座の琵琶歌〔扶桑新聞〕/16日 乞食の生活(四) 女郎と酌婦の籍〔扶桑新聞〕/16日 琵琶歌一口評〔扶桑新聞〕/16日 御園座の琵琶歌 高田の三蔵、喜多村の里野〔名古屋新聞〕/16日 御園座の琵琶歌〔新愛知〕/17日 乞食の生活(五) 特種部落の学校 誤れる言語の発音〔扶桑新聞〕/18日 乞食の生活(六) 一、二年で退学〔扶桑新聞〕/21日 細民困憊の程度〔扶桑新聞〕/25日 乞食の生活(七) 襤褸が職服? 荒布そっくり〔扶桑新聞〕/27日 乞食の生活(八) 遅刻する原因〔扶桑新聞〕/28日 乞食の生活(九) 花見遊山時書入〔扶桑新聞〕/29日 乞食の生活(十) 大きい太い棒飴 恐ろしき負じ魂〔扶桑新聞〕/31日 乞食の生活(十一) 氏神祭礼は盛大 宮の魚屋の出入〔扶桑新聞〕

6月
1日 乞食の生活(十二)  極端な其日主義 奇々妙々の質草〔扶桑新聞〕/ 1日 旭廓新話(九) 娼妓の生活(三)〔名古屋新聞〕/ 7日 岡崎特報(五日) 五月屠畜数〔尾三新聞〕/22日 三味線の研究(九) 十千念坊〔扶桑新聞〕

7月
15日 履物組合発会式〔名古屋新聞〕/15日 履物小売商組合 総会並に発会式〔扶桑新聞〕/18日 南設の特殊部落〔名古屋新聞〕/19日 南設楽の特殊部落〔新朝報〕

8月
4日 鳴海の特種部落〔扶桑新聞〕/11日 巡査と格闘す 特殊部落の花盗人〔名古屋新聞〕/13日 騰い米に泣く細民 円に四升三合の米価 益々繁昌する質屋〔新愛知〕/16日 特殊参宮団来る〔新愛知〕

9月
2日 万歳の縁起 文明と共に用途拡大〔新朝報〕/13日 細民調査と米価〔扶桑新聞〕/14日 細民調査の程度 労働者困難を感ぜず〔扶桑新聞〕

10月
4日 市営屠場の収入〔新愛知〕/14日 市屠場成績〔扶桑新聞〕/22日 貧民救恤の美挙〔新愛知〕/23日 慈善好きの尼 貧民活仏の如く敬ふ〔扶桑新聞〕

11月
18日 何故名古屋は私生子が多い〔扶桑新聞〕

12月
14日 屠獣場の成績〔扶桑新聞〕/25日 哀れなり貧民学校 五銭、六銭の手内職〔扶桑新聞〕
1912(明治45)年・・・・・・・・・・・・・・・・・312
1月
1日 新琵琶歌(一) 新平民の美人 菰野温泉山茶屋のお霜 数奇の運命に翻弄されたる其半生〔名古屋新聞〕/ 3日 新琵琶歌(二) 新平民の美人 菰野温泉山茶屋のお霜 数奇の運命に翻弄 されたる其半生〔名古屋新聞〕/ 5日 新琵琶歌(三) 新平民の美人 菰野温泉山茶屋のお霜 数奇の運命に翻弄 されたる其半生〔名古屋新聞〕/ 6日 新琵琶歌(四) 新平民の美人 菰野温泉山茶屋のお霜 数奇の運命に翻弄されたる其半生〔名古屋新聞〕/ 7日 新琵琶歌(五) 新平民の美人 菰野温泉山茶屋のお霜 数奇の運命に翻弄 されたる其半生〔名古屋新聞〕/ 8日 新琵琶歌(六) 新平民の美人 菰野温泉山茶屋のお霜 数奇の運命に翻弄されたる其半生〔名古屋新聞〕/ 9日 新琵琶歌(七) 新平民の美人 菰野温泉山茶屋のお霜 数奇の運命に翻弄されたる其半生〔名古屋新聞〕/10日 新琵琶歌(八) 新平民の美人 菰野温泉山茶屋のお霜 数奇の運命に翻弄 されたる其半生〔名古屋新聞〕/11日 新琵琶歌(九) 新平民の美人 菰野温泉山茶屋のお霜 数奇の運命に翻弄 されたる其半生〔名古屋新聞〕/11日 新川の模範児童 男優りの感心な母親〔名古屋新聞〕/12日 新琵琶歌(十) 新平民の美人 菰野温泉山茶屋のお霜 数奇の運命に翻弄 されたる其半生〔名古屋新聞〕/20日 感心な盲目婦人〔名古屋新聞〕/22日 盲目の孝女 、三人の甥も其篤行に感化す 赤貧ながらも円満なる家庭〔新愛知〕/25日 読書領分・投書(芸妓の出自について)〔新朝報〕/27日 夜陰の悪漢狩 奥田町の包囲探査〔扶桑新聞〕

2月
3日 訪問印象記(十八) 原天隨君〔新愛知〕/ 6日 想夫憐を観る 風聲〔新朝報〕/ 6日 特殊部落の夜学会〔新愛知〕/18日 貧民部落視察〔扶桑新聞〕/18日 特殊部落調査〔名古屋新聞〕/20日 白鳥陵考(七) 白鳥陵と檀武山〔扶桑新聞〕/20日 市屠場の屠殺数〔新愛知〕/22日 特種部落視察〔扶桑新聞〕/22日 特種部落調査〔名古屋新聞〕/23日 県下の特種部落調査〔新朝報〕/28日 特殊部落の状態〔新愛知〕

3月
10日 特殊部落青年会〔扶桑新聞〕/14日 探訪百方面 屠殺場(上) 雨之助〔新愛知〕/15日 探訪百方面 屠殺場(下) 雨之助〔新愛知〕/19日 瀬戸町営屠畜場計画〔新愛知〕/31日 瀬戸町営屠畜場決議〔新愛知〕

4月
6日 生活問題〔新朝報〕

5月
30日 言論 貧民に対する同情〔名古屋新聞〕

6月
1日 此町此村(一) 名古屋の貧民窟〔名古屋新聞〕/ 2日 此町此村(二) 名古屋の貧民窟〔名古屋新聞〕/ 3日 此町此村(三) 下奥田町(上)〔名古屋新聞〕/ 4日 其町此村(四) 下奥田町(中)〔名古屋新聞〕/ 5日 其町此村(五) 下奥田町(下の一)〔名古屋新聞〕/ 6日 其町此村(六) 下奥田町(下の二)〔名古屋新聞〕/ 7日 其町此村(七) 下奥田町(下の三)〔名古屋新聞〕/ 8日 其町此村(八) 平野町(上)〔名古屋新聞〕/ 9日 其町此村(九) 平野町(下)〔名古屋新聞〕/10日 其町此村(十) 熱田の西旗屋(上)〔名古屋新聞〕/11日 其町此村(十一) 熱田の西旗屋(下)〔名古屋新聞〕/18日 中々粗末に成らぬ牛馬の骨と血〔新朝報〕/28日 米高に泣く細民(一) 小学校に及ぼせる影響 下奥尋常小学校(上)〔新愛知〕/29日 米高に泣く細民(二) 小学校に及ぼせる影響 下奥尋常小学校(中)〔新愛知〕/30日 米高に泣く細民(三) 小学校に及ぼせる影響 下奥尋常小学校(下)〔新愛知〕

7月
2日 履物組合臨時総会〔扶桑新聞〕/ 2日 慈恵学校と療院〔扶桑新聞〕/ 4日 市営屠場屠畜数〔新愛知〕/ 5日 孝女表彰さる 貧民部落に婦人の亀鑑者 嘗て本紙に報道せる孝女〔新愛知〕/ 6日 盲目の孝女表彰さる 此の記事を読んで泣かざる者は人にあらざるなり〔扶桑新聞〕/ 7日 孝女の表彰式〔新愛知〕/ 7日 履物商組合発会式〔扶桑新聞〕/ 8日 盲目の孝女〔扶桑新聞〕/ 8日 履物組合発会式〔扶桑新聞〕/ 8日 名古屋履物組合発会式〔新愛知〕/ 8日 盲目の孝女へ〔扶桑新聞〕/12日 孝女ヒナに同情 匿名篤志家は芸妓〔扶桑新聞〕/13日 当市の屠畜数〔扶桑新聞〕/20日 小学校の美挙〔扶桑新聞〕/21日 貧民部落と教育〔名古屋新聞〕/23日 米高と小学児童〔名古屋新聞〕/23日 米高と小学児童〔新愛知〕/23日 新平民の研究(一) 遠藤文学博士談〔新朝報〕/26日 米価と小学児童〔扶桑新聞〕/28日 新平民の研究(二) 遠藤文学博士談〔新朝報〕/30日 新平民の研究(三) 遠藤文学博士談〔新朝報〕
【第2巻】
1912(大正元)年・・・・・・・・・・・・・・25
7月
31日 静寂なる細民窟〔新愛知〕

8月
1日 獣畜屠殺中止〔新愛知〕/13日 新平民の研究(四) 遠藤文学博士談〔新朝報〕/13日 本県の欠席児童〔名古屋新聞〕/14日 就学免除児童数〔新朝報〕/26日 其町此村(七五) 枇杷島の特種部落〔名古屋新聞〕

9月
6日 地方講習会出席者〔新愛知〕

10月
14日 玄海川改修工事〔名古屋新聞〕/31日 屠畜業者減税運動〔新愛知〕/31日 獣を食ふ県民〔扶桑新聞〕

11月
7日 冗談を口実に脅迫して女房 ▽乱暴千万なる新平〔名古屋新聞〕/11日 細民部落改善協議会〔扶桑新聞〕/12日 細民部落改善協議〔名古屋新聞〕/15日 下奥の貧民学校(上) 寒さに啼く貧児の惨状を暖衣飽食の学生に告ぐ〔新愛知〕/16日 下奥の貧民学校(中) 寒さに啼く貧児の惨状を暖衣飽食の学生に告ぐ〔新愛知〕/17日 下奥の貧民学校(下) 寒さに啼く貧児の惨状を暖衣飽食の学生に告ぐ〔新愛知〕/22日 市営屠場移転要〔扶桑新聞〕

12月
1日 孝女へ同情〔名古屋新聞〕/ 1日 感ずべき孝女 枇杷島学校の美挙〔扶桑新聞〕/ 8日 世渡の道(一) ▽不景気の影響 ▽生活難の声々〔名古屋新聞〕/13日 年末の貧民窟(一) 冷たい師走の風に泣く薄幸の特殊民〔扶桑新聞〕/14日 年末の貧民窟(二) 冷たい師走の風に泣く薄幸の特殊民〔扶桑新聞〕/15日 年末の貧民窟(三) 冷たい師走の風に泣く薄幸の特殊民〔扶桑新聞〕/16日 年末の貧民窟(四) 冷たい師走の風に泣く薄幸の特殊民〔扶桑新聞〕/16日 特殊学校新設乎〔新愛知〕/17日 年末の奥田町 金廻りはよいが費消せぬ〔名古屋新聞〕/22日 歳末の特殊部落 米価騰貴で生活難 奇抜なる秋刀魚食〔扶桑新聞〕/23日 知多万歳の研究〔名古屋新聞〕/25日 知多万歳 ▽其起因と三河万歳〔名古屋新聞〕/25日 三河万歳濫觴〔扶桑新聞〕/26日 三河万歳の由来 今は知多郡の専売物〔新朝報〕/27日 屠畜税制と将来〔扶桑新聞〕/29日 肉類の需給現況〔新愛知〕
1913(大正2)年・・・・・・・・・・・・・・・・41
1月
1日 暮れの貧民窟 救世軍の慰問籠分配〔新愛知〕/ 3日 救世軍の慈善籠 ▽貧民どもの大喜び〔名古屋新聞〕/14日 平野特殊学校行悩〔新愛知〕/16日 屠畜税軽減陳情〔名古屋新聞〕

2月
15日 平野学校新築計画〔新愛知〕

3月
25日 特殊部落視察〔三遠日報〕/30日 履物会社創立〔扶桑新聞〕

4月
9日 特種部落視察〔扶桑新聞〕/ 9日 松井知事巡視〔名古屋新聞〕

6月
23日 市の貧児調査〔新愛知〕/24日 就学免除猶予数〔名古屋新聞〕/28日 駐在巡査が教師 枇杷島町宮野部落の特種学校〔新愛知〕/30日 糞攻の由来と今後の方針 汲取受負人の不都合と浮浪人夫〔名古屋新聞〕

7月
3日 市将来の学校〔名古屋新聞〕/ 5日 市内の不良少年〔扶桑新聞〕/28日 不就学児童督励〔新愛知〕/28日 夕涼み(四) 奥田町(上)〔新愛知〕/29日 夕涼み(五) 奥田町(中)〔新愛知〕

8月
4日 夕涼み(六) 奥田町(下)〔新愛知〕/12日 署長と特種部落 河合警視改善策を講ず〔新愛知〕/13日 特殊部落開発策 河合熱田署長の努力〔名古屋新聞〕/13日 新舞子の今昔(下) 五年前と今日と〔名古屋新聞〕/25日 名古屋風俗の裏面 養児親許の素性 十四、五歳から不義分娩〔扶桑新聞〕/31日 新平連の賭博 相約して実を吐かず〔名古屋新聞〕

9月
3日 扇川の部落民 宗教心に厚く改善を望まる〔扶桑新聞〕/ 3日 特殊民の開発 川合熱田署長の努力〔名古屋新聞〕/ 6日 小学校増築陳情〔新愛知〕/ 7日 秋風の立初めた玄界部落の頃日 怠け者が次第に少くなる〔名古屋新聞〕/ 9日 貧困児童用品給与〔名古屋新聞〕/10日 市中の乞食狩 艶聞ある金沢生れの為右衛門〔扶桑新聞〕/12日 乞食退治の形勢 真実に三日すれば忘れられぬ〔扶桑新聞〕

10月
2日 読書三品 煩悶、不平、相談 不公平な先生〔名古屋新聞〕/ 6日 野犬撲殺一千疋〔名古屋新聞〕/ 8日 殺された犬の行衛 芸妓が犬の異名を得べし〔扶桑新聞〕/ 8日 平野町の夫婦斬り 犬殺しが喧嘩の腹癒せ〔名古屋新聞〕/ 8日 撲殺された犬 皮は太鼓に肉はドテ焼 野犬を救ふ奇篤の老婆〔名古屋新聞〕/11日 野犬撲殺続行〔扶桑新聞〕/12日 不都合なり犬殺し〔参陽新報〕/19日 盲目の孝女 興風会より表彰せらる〔扶桑新聞〕/25日 盲目孝女表彰〔扶桑新聞〕/28日 枇杷島の孝女 真に之れ婦女の亀鑑なり〔扶桑新聞〕/28日 世に廃物無し 撲殺されし犬の皮と肉〔扶桑新聞〕

12月
3日 小学児童の感激 枇杷島孝女に金員贈呈〔扶桑新聞〕/ 4日 枇杷島孝女の感涙 嬉し涙で顔さへ得上げず〔扶桑新聞〕/11日 貧民墓地無料〔扶桑新聞〕/14日 大江卓の新事業〔扶桑新聞〕/14日 まだ老ぬ大江卓君 帝国公道会と細民救済〔名古屋新聞〕/18日 棒の下の犬=撲殺された犬の果 肉と皮との需要先〔新愛知〕/25日 まだ之から千頭の犬を撲殺せん 撲殺隊なるもの組織さる〔名古屋新聞〕/25日 歳暮の街(三) 奥田町の貧民窟〔新愛知〕/26日 貧民窟にも斯して正月が来る 同情者の喜捨と救世軍〔名古屋新聞〕/29日 慈の一籠 救世軍の貧民慰問 本日から三日間連続〔新愛知〕/30日 救世軍 餅籠分与 極貧者はニコヽヽ顔で〔扶桑新聞〕/30日 感涙一滴 救世軍の貧民窟慰問 厚き慈の籠に咽ぶ嬉し涙〔新愛知〕/30日 救世軍の細民慰問〔名古屋新聞〕
1914(大正3)年・・・・・・・・・・・・63
1月
3日 知多名物万歳 本年の出稼は二百余名〔名古屋新聞〕/ 3日 万歳の収入 一組で約三百円〔新朝報〕/ 5日 貧民窟のお正月 宵越の金を有ぬ気楽な生涯〔扶桑新聞〕/ 8日 当市の特殊学校〔名古屋新聞〕/ 8日 犬殺しと一緒なら穢多だ 警官に抵抗して科料〔名古屋新聞〕/ 9日 屠殺数三千二百頭〔新愛知〕/ 9日 牛馬豚の屠殺数〔名古屋新聞〕/10日 下奥学校増築〔名古屋新聞〕/11日 今古西東(平野町の悪臭について)〔名古屋新聞〕/13日 地方改良の関鍵 内務省嘱託生江孝之氏談〔新朝報〕/14日 再び畜犬取締に就いて〔名古屋新聞〕/19日 名古屋市東部の学校〔新愛知〕/23日 昨年の屠殺数〔名古屋新聞〕/25日 犬山屠牛馬数〔扶桑新聞〕/29日 多数の変装警官 奥田町を襲ふ 大賭場の検挙〔名古屋新聞〕

2月
9日 知多万歳 其の起源〔扶桑新聞〕/ 9日 悠紀国の風俗歌 知多万歳に就て〔名古屋新聞〕/14日 狂犬撲殺統計〔扶桑新聞〕/16日 穢多を情夫にす さうとは知らず契りし恨み〔扶桑新聞〕/18日 特種部落改善〔扶桑新聞〕/19日 市営屠殺場成績〔扶桑新聞〕/19日 特殊部落の青年会〔名古屋新聞〕/20日 知多万歳の照会〔名古屋新聞〕/22日 知多万歳 故実補遺〔扶桑新聞〕/27日 各町総捲り 町内名物の男と女 平野町(一)〔扶桑新聞〕/28日 各町総捲り 町内名物の男と女 平野町(二)〔扶桑新聞〕

3月
1日 各町総捲り 町内名物の男と女 平野町(三)〔扶桑新聞〕/3日 各町総捲り 町内名物の男と女 平野町(四)〔扶桑新聞〕/ 4日 各町総捲り 町内名物の男と女 平野町(五)〔扶桑新聞〕/ 4日 貧民の貯金奨励〔新愛知〕/ 6日 各町総捲り 町内名物の男と女 平野町(六)〔扶桑新聞〕/ 8日 屠場の血 三百円の物を只で与る 肉食の少ない名古屋〔名古屋新聞〕/ 8日 南押切小学新築〔名古屋新聞〕/13日 新平民の便所覗き 一時間余も臭気を忍びて〔扶桑新聞〕/13日 三河の風俗舞 三河の踊は古来より有名〔名古屋新聞〕/19日 屠畜税免除〔名古屋新聞〕/19日 生活の老廃物 塵芥汚物処理方〔名古屋新聞〕/20日 屠畜税と歳入〔名古屋新聞〕/21日 牛馬の血液三百円〔名古屋新聞〕/21日 屠場使用料値上〔名古屋新聞〕/24日 屠場使用料改正〔扶桑新聞〕/26日 屠畜税免税如何〔名古屋新聞〕/28日 狂った犬、噛れた人 撲殺した犬一万余頭〔名古屋新聞〕

4月
12日 狂犬撲殺中止〔扶桑新聞〕/30日 特種部落視察〔扶桑新聞〕

5月
5日 屠殺数と収入〔名古屋新聞〕/20日 貯金をした子供に菓子のご褒美〔名古屋新聞〕/26日 少数の貴族を真似る新平民式は醜 相応といふ事を本位とす 新平民式にならぬが肝腎 帝劇女優宇治龍子談〔新愛知〕

6月
3日 理髪代が基金 特殊部落改善策〔新愛知〕/ 4日 特殊部落青年会〔扶桑新聞〕/30日 下奥校増築工事〔新愛知〕

7月
4日 特殊部落改善〔名古屋新聞〕/ 8日 乞食に出れば科料 改善されたる特種部落宮野〔名古屋新聞〕/ 8日 玄界の貧少年 電鉄地下銅線を盗みて買食ひ〔新愛知〕/12日 特種部落小学〔扶桑新聞〕/12日 森羅万象(下奥田町の生活習慣について)〔名古屋新聞〕/22日 屠場血液問題 血液は屠場の収入也〔名古屋新聞〕/30日 羅宇仕換とて同胞の一人だ 軽蔑するは悪い〔名古屋新聞〕

8月
9日 屠畜数と屠場〔名古屋新聞〕

9月
5日 断夫山特種部落の風紀改善〔扶桑新聞〕/10日 電車側は警戒で無事〔新愛知 市内付録〕/13日 屠殺頭数調査〔名古屋新聞〕/19日 屠畜請負変更〔名古屋新聞〕

10月
2日 屠場血液問題〔名古屋新聞〕/ 3日 市の統計いろゝゝ(三)(屠畜について)〔名古屋新聞〕/28日 貧困児童救済〔名古屋新聞〕/29日 宮野青年会〔新愛知〕/29日 特殊部落青年会〔扶桑新聞〕/

11月
6日 屠殺税頓挫〔名古屋新聞〕/13日 屠場血液捫着〔名古屋新聞〕/16日 明年度屠畜税 巧なる脱税方法〔名古屋新聞〕

12月
5日 特殊部落視察〔扶桑新聞〕/ 9日 特種民改善講話〔扶桑新聞〕/11日 特種民改善講話〔扶桑新聞〕/17日 人の見ぬ所(二) 牛馬の悲鳴〔新愛知〕/18日 特殊部落の改善〔新愛知〕/24日 特種部落改善〔新朝報〕/24日 下駄類の不振〔扶桑新聞〕/26日 県下の牛馬豚数〔名古屋新聞〕
1915(大正4)年・・・・・・・92
1月
1日 救世軍小隊の貧民窟慰問〔新愛知〕/ 1日 正月を寿ぐ三河の万歳〔参陽新報〕/14日 特殊部落の改善 手水鉢、箒等を買与へる〔名古屋新聞〕/26日 特殊部落の夜学校開始 説教場を之に充つ〔名古屋新聞〕/31日 枇杷島青年会〔新愛知〕

2月
13日 平野町に御真影 特殊部落改善の一法〔名古屋新聞〕/16日 平野町の厄介物遂に千種へ送らる〔名古屋新聞〕/18日 集団総まくり(五) 貧民窟内の青年会と夜学校(イ)〔名古屋新聞〕/19日 集団総まくり(六) 貧民窟内の青年会と夜学校(ロ)〔名古屋新聞〕/20日 集団総まくり(七) 貧民窟内の青年会と夜学校(ハ)〔名古屋新聞〕/21日 平野町次第に面目を改め来る 松井知事の巡視〔名古屋新聞〕

3月
8日 表彰されたる浅井豊一郎氏〔新朝報〕

4月
14日 屠殺の血の裁判 珍しき訴訟〔新愛知〕/17日 血液料の請求 屠殺場の血液問題〔新愛知〕/17日 道外の人 遺言に生きた原天隨 雲仙〔名古屋新聞〕/25日 平野町の掃除〔名古屋新聞〕

5月
4日 道外の人 屠獣場主服部善三郎 雲仙〔名古屋新聞〕/ 5日 獣血代の訴訟〔新愛知〕/ 5日 部落の人 保安課の改善策(一)〔新愛知〕/ 6日 部落の人 保安課の改善策(二)〔新愛知〕/ 7日 部落の人 保安課の改善策(三)〔新愛知〕/ 8日 部落の人 保安課の改善策(四)〔新愛知〕/ 9日 部落の人 保安課の改善策(終)〔新愛知〕/16日 血液の所有権 屠殺業者に鑑定〔新愛知〕/18日 枇杷島青年会〔新愛知〕/29日 洋傘直し組合 平野町改善の一法〔名古屋新聞〕/30日 思ひ出残る祝賀式 下奥尋常小学校の落成祝賀〔名古屋新聞〕/31日 一風異った学校 下奥校の落成式〔新愛知〕

6月
14日 尽せぬ社会問題 一立ん坊〔名古屋新聞〕/18日 屠牛の血液裁判 従来の所有権明確ならず〔新愛知〕/21日 特種部落改善〔名古屋新聞〕/24日 平野町の改善 貯金の美風=虎眼〔名古屋新聞〕

7月
1日 屠牛血液所有権の裁判終る〔新愛知〕/ 7日 屠畜の血の喧嘩は市の勝訴となる〔名古屋新聞〕/15日 孤児院とは新平民 孤児院の名義を借り押売 全国を股に懸けて横行す〔名古屋新聞〕/22日 警察の名を騙りて犬殺し〔名古屋新聞〕/23日 火薬庫内で穢多の賭博 格闘の末一網打尽〔参陽新報〕/25日 皮革類の昂騰〔名古屋新聞〕/29日 いろはの稽古が頭の禿た生徒 文明の恩恵に浴して 断夫山の住民〔名古屋新聞〕

8月
3日 平野町夜学校 次第に盛大に趨き娯楽室をも建築す〔名古屋新聞〕/ 6日 穢多の賭博 昨日何れも罰金刑〔参陽新報〕/16日 巡査が湯屋の番台に 営業主任は水野津島警察署長〔新愛知〕/17日 新校舎と通学区 平野町分離の陳情〔名古屋新聞〕/21日 貧民窟の児童が悪い事を習はぬ様に 下奥田町に出来た御大典紀念幼児保育会 感ずべき二警察官の働き〔名古屋新聞〕/24日 貧民窟の児童が悪い事を習はぬ様に 下奥田町に出来た御大典紀念幼児保育会 頭の虱まで捉ってやる先生〔名古屋新聞〕/25日 貧民窟の児童が悪い事を習はぬ様に 下奥田町に出来た御大典紀念幼児保育会 涙の零れる如な悲惨の数々〔名古屋新聞〕/26日 貧民窟の児童が悪い事を習はぬ様に 下奥田町に出来た御大典紀念幼児保育会 子供の中から早や人を胡魔化す〔名古屋新聞〕/27日 貧民窟の児童が悪い事を習はぬ様に 下奥田町に出来た御大典紀念幼児保育会 二巡査の努力で漸次改善さる〔名古屋新聞〕/

9月
2日 愚問賢答 河合熱田署長(断夫山の部落改善について)〔名古屋新聞〕/ 4日 無所属者多し・穢多村にも癩病村にも行かれぬ為めか(政治家に無所属者が多い理由について)〔名古屋新聞〕/ 9日 愚問賢答 田中江川町署長(平野町の部落改善について)〔名古屋新聞〕/16日 神社の設備 貧民に赤飯 積徳会紀念事業〔名古屋新聞〕

10月
8日 特種部落改善策 錦湯の開業 部落民の精神向上〔新愛知〕/12日 奉祝の赤飯を貧民に与る 西区積徳会の慈善事業〔名古屋新聞〕/14日 屠殺の血の裁判 全国都市の問題〔新愛知〕/19日 荒木巡査は神仏 平野信徳夜学校落成〔名古屋新聞〕/20日 荒木巡査は神仏 平野信徳夜学校落成〔名古屋新聞〕/21日 荒木巡査は神仏 平野信徳夜学校落成〔名古屋新聞〕/22日 特殊部落の改善救済〔名古屋新聞〕/23日 平野町民の自覚 学校寄付と委員の努力〔名古屋新聞〕/27日 白昼劇場で大賭博 下奥田町の住民が吾妻座に陣取って本舞台以下の大立廻り〔名古屋新聞〕

11月
9日 細民部落の奉祝 幼児の礼装も出来、提灯行列の催し 在郷軍人団の紀念事業〔名古屋新聞〕/18日 貧民の鏡餅〔新愛知〕/21日 歓喜に集うた貧民 花の日会婦人連の餅配り〔新愛知〕/23日 一郡の浴場全部改築=水野津島警察署長の大英断〔新愛知〕/24日 細民に福の神 津島初日町民の福々 水野署長の改善策〔名古屋新聞〕

12月
5日 断夫山に春風 今日の益友会紀念会〔名古屋新聞〕/22日 白餅を受くる人々 各警察、役場の報告殆んど集る〔名古屋新聞〕/23日 白餅貰ふ貧しき人 此寒空に裸体同然な人もある〔名古屋新聞〕
1916(大正5)年・・・・・・・・・・・・127
1月
6日 慈善籠の成績 炭団の慈善配付〔新愛知〕/ 6日 西尾の屠畜況〔新愛知〕/ 9日 万歳連の賭博 三河万歳の東京騒がせ〔新愛知〕/10日 万歳の収入三千円 尾張から出稼ぎの万歳五百人〔新愛知〕/11日 浄土宗の貧民施餅〔新愛知〕/17日 貧民の貸蒲団 救世軍の新事業〔名古屋新聞〕/26日 救はれた前科者 五円六十銭で男一匹を買った服部巡査〔名古屋新聞〕/27日 救はれた前科者(承前) 五円数銭で男一匹を買った服部巡査〔名古屋新聞〕/28日 貧民窟の春 服部巡査が部落改善事業漸く其緒につく〔名古屋新聞〕/29日 貧民窟の春 服部巡査が部落改善事業漸く其緒につく〔名古屋新聞〕

2月
3日 積徳会の慈善〔名古屋新聞〕/ 3日 病める巡査へ 美しき同情の雨〔名古屋新聞〕

3月
9日 積徳会の施米〔名古屋新聞〕/11日 平野町の博徒 巡査を袋叩き 相談中を捕はる〔名古屋新聞〕/17日 貧民を救はんとする人々 奥田町に職業紹介所が出来た〔新愛知〕/18日 穢多の堕胎罪 嫉妬から自訴す〔名古屋新聞〕/19日 部落民―醒めたる枇杷島宮野部落 児童貯金五百円〔名古屋新聞〕/21日 牛血事件解決 双方半額宛で和解〔名古屋新聞〕/23日 牛血問題和解 年収入の山分け〔新愛知〕/31日 血液問題落着 市と妥協成る〔新愛知〕/31日 獣血も馬鹿に出来ない〔名古屋新聞〕

4月
6日 牛は全滅? 牛皮暴騰の結果ドシヽヽ殺される 県当局は畜牛奨励に大努力〔名古屋新聞〕/ 9日 お濠の鬼 丸髷美人 乞食と虐められて投身か〔名古屋新聞〕/11日 新入学生参観記(四) 下奥尋常小学校〔名古屋新聞〕/11日 投身美人は奥田町の女 罵られて入水す〔名古屋新聞〕/13日 塵芥から1万余円 塵も積れば馬鹿にならぬ 夏季に多くなる水瓜の皮〔名古屋新聞〕/14日 塵芥が市営になる 塵芥の収入一万円を市有に〔名古屋新聞〕/18日 朝の二十分(三) 五時四十分=六時 玄界より〔名古屋新聞〕/26日 感化救済打合〔名古屋新聞〕/27日 救育事業協議会〔新朝報〕/27日 紙や屑物の下落 戦争前の値に戻り始めた〔新朝報〕/27日 感化救済打合〔参陽新報〕/27日 紙が安い=屑物も安くなった=悪買占の反動が起った=徐ろく戦前の値段に戻り〔参陽新報〕/29日 枇杷島青年会総会〔新愛知〕

5月
6日 少年軍団 奥田町に出来た〔名古屋新聞〕/ 7日 平野町小学内定〔名古屋新聞〕/ 7日 玄界の花 妙齢、部落に尽す原てる子女史〔名古屋新聞〕/ 9日 少年軍団の強行軍 隊伍整々として東山に向ふ〔名古屋新聞〕/12日 玄界民大いに騒ぐ 塵芥市営の誤解 警官に反抗〔名古屋新聞〕/16日 今は昔(五) 広小路牢屋の址〔名古屋新聞〕/17日 勇ましい済美少年軍、軍人団連合の盛大な発会式〔名古屋新聞〕/20日 昔の面影(四) 説教源氏節〔新愛知〕

6月
7日 一風変って居る玄界の保育場〔名古屋新聞〕/10日 下駄歯入れの公判 厄介を懸ける特種部落民〔名古屋新聞〕/12日 今は昔(二七) 入江町は入穢町〔名古屋新聞〕/16日 平野町の青年大会 醒めたる部落民〔名古屋新聞〕/16日 通学区問題陳情 南押切尋常と榎校〔名古屋新聞〕/25日 新小学校位置〔名古屋新聞〕/29日 霖雨に泣く細民部落 蘇鉄町、奥田町の昨今 ホクヽヽは下駄の歯入〔名古屋新聞〕

7月
2日 感化救済大会〔新愛知〕/ 2日 感化講習会日程〔新愛知〕/ 6日 靴屋の紛擾 役員の連袂辞職〔新朝報〕/ 8日 玄界民賭場狩を妨害す 巡査を取巻いて〔名古屋新聞〕/ 9日 感化講演会講師〔新愛知〕/12日 講習会閉会式〔新愛知〕/16日 感化事業施設〔新愛知〕

8月
12日 穢多と云はれ 遂に一問題となる〔新朝報〕/12日 聾常に厳談 方角違へて仲裁と出た〔参陽新報〕/16日 赤痢に呪はれた南設の千郷村 全村戦争の如し〔名古屋新聞〕/16日 模範村に赤痢 三十余名発生〔新朝報〕/17日 千郷の赤痢 宛ら戦争の様〔参陽新報〕

9月
3日 特種部落調査〔名古屋新聞〕

10月
7日 博士の平野町訪問 特殊部落視察の小河博士〔新愛知〕/12日 三河万歳の打撃 出稼ぎ禁止の町村〔参陽新報〕

11月
25日 鮠売る女 能く働く部落の女〔新愛知〕/27日 獣肉屋が苦痛を和げる屠獣供養 会員四十七名の親友会〔新愛知〕

12月
24日 貧民部落 断夫山と玄界との歳末 好景気に泣く住民〔名古屋新聞〕
1917(大正6)年・・・・・・・・・・・・・・・156
1月
1日 笑門御万歳〔参陽新報〕/ 3日 貧しき人に雑煮餅 二百の貧民にも正月が来た〔新愛知〕/13日 お国名物三河万歳 東京出稼で一組五、六百円の儲け〔名古屋新聞〕/17日 後妻は新平民 脅迫罪で罰金〔名古屋新聞〕

2月
13日 助役殺探偵記(三)〔名古屋新聞〕/24日 賞与の貰へぬ学校 古渡学校々長排斥に険悪な潮流〔名古屋新聞〕/26日 野地教育課長の責任を問はんと市教育界一部の憤慨 課長は伊達校長の意志を無視した〔名古屋新聞〕/28日 新平民の美しき恋 情死未遂が目出度く夫婦となる〔名古屋新聞〕

3月
4日 反射鏡 特殊部落の先生 雲生〔名古屋新聞〕/25日 雨の奥田町へ公爵様 自動車の窓越に細民部落視察 雨のために失望した町の人々〔新愛知〕/29日 襤褸を着た嬰児が無い 下奥幼児保育場の二年間〔新愛知〕

4月
7日 彼女は穢多の子 親は隠亡で死人を焼いて居る〔新愛知〕/ 7日 妻は新平民 恨から虚説を伝ふ〔名古屋新聞〕/18日 牛豚屠殺数〔豊橋日日新聞〕

5月
25日 少女惨殺犯人捕はる 獰猛野獣の如く 特殊部落生れの犯人〔新愛知〕

6月
15日 犬食ひ多助〔名古屋新聞〕

7月
2日 景気のよい奥田町 小学児童に貯金奨励〔新愛知〕/ 4日 悪洋傘直し 其筋の注意を望む〔参陽新報〕/18日 衛生講話会〔参陽新報〕

8月
12日 貧困児童救済〔新愛知〕

9月
14日 南押切小学の連区問題―遂に教育課長に迫る〔名古屋新聞〕/20日 問題の南押切小学本日開始 其れにつき榎小学校から分離する四百廿名の生徒に対し榎教育会で一大送別会〔名古屋新聞〕/21日 南押切小学の登校難―此侭にして―野地課長 四百廿名の生徒が百六十人〔名古屋新聞〕/22日 新校連区の問題は却々下火にならぬ 父兄連二百余名躍起となる〔新愛知〕

10月
5日 紛擾未だに解けず 南押切小学の通学見合問題〔名古屋新聞〕/10日 南押切紛擾落着〔名古屋新聞〕

11月
4日 体育奨励大運動会本日挙行 来り見よ城北練兵場の壮観 青年、学生、軍隊千五百名参加〔新愛知〕

12月
7日 屠畜状況〔参陽新報〕/ 7日 牛豚屠殺数〔豊橋日日新聞〕/20日 感化救済協議会〔新愛知〕/21日 行灯を引いた玄海の木賃宿 猫を追ふより皿を引いた其筋の風紀改善策〔新愛知〕/21日 跡を絶った下奥田の木賃宿 住民に悪影響を及ぼすと所轄から厳命〔名古屋新聞〕/23日 今年の回顧 屠場の血の匂ひ 今年は値が高くて屠獣の数が減った〔新愛知〕/29日 知多万歳 例年以上の出稼ぎ〔参陽新報〕/30日 救護事務視察〔新愛知〕
1918(大正7)年・・・・・・・170
1月
22日 牛馬豚屠殺数〔豊橋日日新聞〕/25日 屠畜の皮と骨 却々馬鹿にならぬ〔参陽新報〕/26日 豊橋栓下駄組合の紛擾(一) 職工の値上問題〔豊橋日日新聞〕/27日 豊橋栓下駄組合の紛擾(二) 古堺に説破さる〔豊橋日日新聞〕/29日 豊橋栓下駄組合の紛擾(四) 古堺の議論〔豊橋日日新聞〕/30日 豊橋栓下駄組合の紛擾(五) 結局談判不調〔豊橋日日新聞〕/31日 栓下駄組合紛擾和解す 雨降って地固まる〔豊橋日日新聞〕

2月
15日 南京米は知らぬ 調節令も岡半 戒告も何のその ▽奥田町の残飯屋は大不景気〔名古屋新聞〕/18日 たちの好い名古屋馬糞 馬糞掃除車に細民使用 馬糞を運び込む衛生興農園一日五百貫で一貫一銭なり〔名古屋新聞〕/18日 下奥田町から清流女学校の生徒 高等小学校の優等生も出る〔新愛知〕

3月
10日 細民救済に米の安売 一升に就き五銭安 細民救済会の成立〔名古屋新聞〕/12日 昨年中の屠畜数〔新朝報〕/23日 細民に米を安く売る=細民救済会の寄付金で=〔名古屋新聞〕

4月
20日 感化救済協議〔新愛知〕

5月
11日 面目を改めた下奥田町 無職者は一人も無い 一人の車掌は此里での誇り〔名古屋新聞〕/14日 下奥小学の紀念式〔名古屋新聞〕/16日 木銃を担いで学校紀念日に 下奥学校の誕生日 お祭の様な騒ぎ〔名古屋新聞〕

6月
5日 各区に幼児哺育場新設の下相談〔新愛知〕/ 7日 下奥田町に腸窒扶斯続々発生〔名古屋新聞〕/ 7日 窒扶斯患者続発す 二日以後患者八名を発見し、尚蔓延の兆ある下奥の警戒〔新愛知〕/ 8日 下奥田に健康診断 生水の使用を禁じ大掃除を行はしむ〔名古屋新聞〕/ 9日 窒扶斯益々発生 警戒厳重 防疫消毒大多忙〔名古屋新聞〕/ 9日 窒扶斯の跡始末 蝿を怖れよ〔新愛知〕/ 9日 窒扶斯患者また二名 下奥猶危険〔新愛知〕/11日 其の後の下奥田町 尚窒扶斯発生〔名古屋新聞〕/11日 窒扶斯又発生 下奥猶危険〔新愛知〕/16日 窒扶斯の予防注射 下奥田町民に〔新愛知〕/21日 又復窒扶斯発生 下奥田町に隣接せる西塚町に発生す〔新愛知〕

7月
5日 細民調査内容〔名古屋新聞〕/ 6日 細民調査内容〔新朝報〕/ 9日 貧しき街‥‥にも水道の水 水道課の共同栓敷設 貧民の悪い水を飲んで居るのは気の毒〔新愛知〕/12日 火葬場の隠亡クン 朝から晩まで死人と首引き 其処には人知れぬ儲がある〔参陽新報〕/12日 特殊部落の改善=世を恨み己を呪ひ=自殺した青年がある〔新朝報〕/14日 済美青年会活動〔名古屋新聞 市内付録〕/24日 貧民窟へ水道 恩恵に浴する四ケ町〔名古屋新聞 市内付録〕/24日 巡査の暴行 新町々民の憤慨 遂に告訴す〔新朝報〕/25日 屠場の水代五百余円 屠牛一頭に三石の水〔新愛知〕

8月
3日 先帝七周年祭 下奥田町にて〔名古屋新聞〕/10日 公設の湯釜〔名古屋新聞〕/12日 米高の裏には斯んな悲惨な生活もある 部落改善に従事の人すら先づ生活に大苦み〔名古屋新聞〕/13日 寄付金の処置 細民に米の購入券と施米 佐藤市長談〔新愛知〕/14日 米屋襲撃 東陽町、宮出町を荒す頭目少年拘引〔名古屋新聞〕/17日 米廉売と細民〔新朝報〕/17日 感化救済事業益々必要也〔名古屋新聞〕/18日 感化救済〔参陽新報〕/18日 想像以上に向上せる下奥青年団 感ずべき行動の数々〔名古屋新聞〕/20日 反射鏡 二つの原君(上) 霞外と天隨 雲生〔名古屋新聞〕/21日 反射鏡 二つの原君(中) 霞外と天隨 雲生〔名古屋新聞〕/22日 反射鏡 二つの原君(下) 霞外と天隨 雲生〔名古屋新聞〕/22日 下奥処女会発会式〔新愛知 市内付録〕/23日 下奥田町処女会 大家のお嬢さんにも劣らない淑美やかさ〔名古屋新聞〕/29日 反射鏡 労働寄宿舎の設立 東は原氏によりて救はれ 西は加藤氏によりて済はれん〔名古屋新聞〕

9月
2日 恩賜米八十一石八斗 二日間に亘り各区役所で施与 聖恩に蘇った細民〔新愛知〕/ 3日 我は特種部落民である 名古屋にて 茅原崋山〔名古屋新聞〕/ 4日 重宝な共同洗場 奥田町に作らうといふ計画 噴水を中心に四間四方の物〔新愛知〕/ 6日 公道会幹部来名〔新愛知〕/ 7日 欠席児童が多い 連区内に細民の多い小学校 原因は矢張り生活難の為か〔新愛知 市内付録〕/ 7日 登校の少い下奥小学校 父兄も児童も先生の為に登校するといふ 堀田校長も持て余す〔名古屋新聞〕/ 8日 下奥小学校の欠席児童〔新愛知 市内付録〕/ 8日 特殊部落視察〔名古屋新聞〕/ 14日 大木伯等の視察(上) 特殊部落といふ名は一日も早く無くしたい 実際の生活状態は寧ろ普通民以上だ 公道会員村居鉄太郎氏談〔新愛知〕/ 15日 一巡査の努力 大木伯等の特殊部落視察(下) 上院でも大いに改善を叫ぶでせう 政府も早く目を開いて貰はねば困る 公道会員村居鉄太郎〔新愛知〕/ 18日 細民へ野菜を安く売る為市内の馬糞を拾はす 衛生課長考案の衛生興農園甘く行けば却々面白い仕事〔名古屋新聞〕/ 19日 米廉売と細民状態 依頼を助長するの弊害を調査〔名古屋新聞〕/ 23日 反射鏡 都市計画に就て(二) 名古屋市技師神保芳松氏談〔名古屋新聞〕/ 29日 馬糞拾ひ‥‥月三百円の儲けがある 大々的に拾はす事となった 日に千貫は拾はるとの話〔名古屋新聞〕

10月
3日 下奥の噴水 本月下旬に竣成〔名古屋新聞〕/10日 下奥処女会〔名古屋新聞〕/19日 馬糞拾ひ好績 本月中に全市の馬糞は市営で集められる〔名古屋新聞〕/22日 尊徳翁頌徳学芸会 南押切町小学校の催し 無邪気な対話や談話〔名古屋新聞〕/22日 反射鏡 其侭に紹介したき文字(二) 雲生〔名古屋新聞〕/22日 貧困調査課 設立せんと市長の考へ〔名古屋新聞 市内付録〕/23日 細民救済施設〔新愛知〕/24日 市井評論 無料浴場〔名古屋新聞〕/27日 根本改善をする下奥 先づ家庭から指を染め簡易食堂も児童保育もする〔新愛知〕/29日 細民長屋改善 松井知事語る〔新愛知〕

11月
7日 組合記事―履物卸商 基礎頗る鞏固 商品捌口多し〔名古屋新聞〕/20日 下奥、塚越両町へ市長の出征軍人家族訪問 下奥小学校にて開催されたる生徒夕刊売奨励会に臨席の序に 夕刊売五十名一ケ月純益金二百五十円〔名古屋新聞〕/22日 市長の視察 第三日〔名古屋新聞〕/27日 特種部落民問題 京大講師米田庄太郎〔名古屋新聞〕/29日 知事、検事長の細民街視察 宝生院古文書と市場へも〔名古屋新聞 市内付録〕

12月
1日 市井評論 細民と住宅〔名古屋新聞〕/ 4日 去月中屠畜数〔名古屋新聞〕/ 4日 十一月中の屠畜数〔新愛知 市内付録〕/ 5日 市と市民(十) 細民長屋問題 和田生〔名古屋新聞〕/ 6日 屠畜税賦課 愈々徴税する〔名古屋新聞〕/ 6日 屠畜税賦課問題 県当局態度決定〔新愛知 市内付録〕/ 6日 知多に面白い二つの副業、三河万歳と酒六 六百名の太夫と才三=万歳列車で上京=七十円から百円の儲け=八幡の寺本万歳 四ケ月で三百円を得る杜氏〔名古屋新聞〕/14日 夕刊売表彰〔名古屋新聞 市内付録〕/15日 馬糞を利用して紙や綿が出来る〔名古屋新聞〕/16日 感心な下奥田校の児童 第三回夕刊売利益金分配式〔新愛知〕/17日 新設さるゝ感化救済課〔名古屋新聞 市内付録〕/17日 慈善鍋の成績 第一日に九円余〔新愛知〕/19日 迎春 白餅記事〔名古屋新聞〕/19日 共同衛生洗濯場噴水工事成る 来春早々開始 原天隨氏所感〔名古屋新聞 市内付録〕/19日 反射鏡 貧困者の立場から(一) 石田生〔名古屋新聞〕/21日 反射鏡 貧困者の立場から(二) 石田生〔名古屋新聞〕/22日 反射鏡 貧困者の立場から(三) 石田生〔名古屋新聞〕/23日 貧民に餅の施与 巡査が餅を搗く〔新愛知〕/23日 反射鏡 貧困者の立場から(四) 石田生〔名古屋新聞〕/24日 反射鏡 貧困者の立場から(五) 石田生〔名古屋新聞〕/26日 下奥田に遊園地 噴水も出来、簡易食堂も近々開始 親達の稼ぎ溜めには不景気無く師走を外に嬉々と遊ぶ子供連〔名古屋新聞〕
1919(大正8)年・・・・・・・・・・219
1月
14日 馬鹿にならぬ三河万歳 東都で流行ものになってる 散々遊んだ残り五百円〔新朝報〕/14日 質種を抱へてお役所の門は潜れぬ 労働長屋は特殊部落を増すやうなものだ簡易食堂は皆不評判〔新愛知〕/22日 夕刊売生徒表彰〔名古屋新聞〕
2月
5日 下奥小学校児童欠席問題近く和解せん〔名古屋新聞〕/ 6日 住宅改良問題 保健上の不満を市民に感ぜしめねばならぬ〔名古屋新聞〕/ 7日 豊橋細民救助 篤志家の寄付 外米大安売〔新愛知 三遠付録〕/ 9日 猫の皮払底〔参陽新報〕
3月
11日 家畜屠殺数〔新朝報〕/11日 牛馬豚屠殺数〔豊橋日日新聞〕/20日 細民調査内容〔名古屋新聞〕/21日 細民状態調査〔新朝報〕/28日 部落と云ふ代名詞〔参陽新報〕
4月
3日 同胞差別問題 近藤梨郎〔豊橋日日新聞〕/ 7日 連盟を脱退せよ 人種平等案否決の時は(上) 侯爵大隈重信氏談〔豊橋日日新聞〕/ 8日 連盟を脱退せよ 人種平等案否決の時は(下) 侯爵大隈重信氏談〔豊橋日日新聞〕/20日 奥田町に出来た食堂と洗濯所 立派な落成式〔名古屋新聞〕/25日 下奥夕刊の利益配当 第七回の精算会 合計千七百余円の貯金〔名古屋新聞〕/28日 牛馬屠殺数〔豊橋日日新聞〕
5月
14日 下奥校学芸会〔名古屋新聞〕/16日 特殊部落調査〔参陽新報〕/28日 内務部で調査 内密的に救済指導〔新愛知 三遠付録〕/30日 夕刊利益配当 純利益二百余円〔名古屋新聞〕
6月
11日 階級制度と平等思想 文学博士黒板勝美氏談〔新朝報〕/16日 細民調査事項〔参陽新報〕/16日 細民調査事項〔新朝報〕/24日 下駄職工の不穏 要求は五割の賃銀上げ 雇主側鳩首協議の結果、先の一割八分に合して五割三分で落着〔名古屋新聞〕/24日 細民住宅経営〔名古屋新聞〕
7月
8日 鼻緒職工の賃銀値上げ運動〔名古屋新聞〕/12日 目安箱 下奥校長へ 二葉町青年〔名古屋新聞〕/13日 下奥小学児童の朝刊売り計画 校外有志の後援団組織〔名古屋新聞〕/19日 特殊部落と衛生革新〔参陽新報〕/20日 赤痢猖獗 千郷村の特殊部落〔豊橋日日新聞〕/28日 履物労働組合〔新朝報〕/30日 大江老師視察講演 下奥田に平野町に〔名古屋新聞〕
8月
3日 階級的観念〔参陽新報〕/ 7日 廉売米高 豊橋市貧民救済〔新愛知 三遠付録〕/12日 建築組合と細民住宅 組合は六分以下の利益の時は市で補助 細民住宅は全部寄付に依る 県も富豪を招き防貧救済協議〔名古屋新聞〕/17日 貧民に施米 百卅五戸に二升宛〔新愛知 三遠付録〕
9月
2日 特殊部落調査〔新愛知〕/ 3日 特殊部落調査〔参陽新報〕/ 3日 特殊部落調査〔新朝報〕/12日 下奥校長へ大感謝 破天荒な贈物をした送別式〔名古屋新聞〕/30日 名古屋市の火事〔新愛知〕/30日 下奥田の火事 二十九日の真夜中全焼十九戸、半焼八戸 同町有志等の貧民救助策〔名古屋新聞〕

10月
5日 田子救護課長の視察と講演 五日夜帰東〔名古屋新聞〕/12日 何んでも二割上げろ 市内鼻緒業者の値上要求 問屋側頗る楽観〔名古屋新聞〕/14日 何うしても二割上よと同盟休業猶続く 十三日も常盤寿司に鼻緒職工連の協議 二割上はいかぬと問屋側〔名古屋新聞〕/

11月
8日 正直な夕刊売〔名古屋新聞〕/18日 豊橋市の下駄職怠業 三割の値上を要求〔名古屋新聞〕/19日 賃金値上を要求して下駄職工の怠業 結局雇主側の屈伏か〔参陽新報〕/27日 豚屠殺場の新拡張 需要四倍増加〔名古屋新聞〕

12月
3日 屠場使用料の値上げ 約十割〔名古屋新聞〕/ 3日 屠殺税陳情〔新朝報〕/14日 屠畜免税願〔参陽新報〕/14日 屠殺税全廃〔新朝報〕/20日 哀れな旅芸人の子 養父に捨てられ頼る伯母も不明〔新朝報〕/21日 肉類騰貴に混肉多し 牛肉一円五十銭 豚さへ百目九十銭〔名古屋新聞〕/21日 屠場使用料五割上げ 二十日の市会に提案〔名古屋新聞〕/21日 部落改善補助〔新愛知〕/22日 部落改善補助〔新朝報〕/24日 三河万歳が首相邸へ新春の寿を奏しに行く〔新朝報〕/27日 屠場使用料 一月一日より実施〔名古屋新聞〕
1920(大正9)年・・・・・・・・・238

1月
11日 南設屠殺数〔新愛知 三遠付録〕
2月
13日 表彰されたる東三の三人物 模範的人物の畧歴渡辺清七翁、公共事業に貢献〔豊橋日日新聞〕
3月
26日 屠殺税減税〔参陽新報〕
4月
7日 鼻緒加工組合〔名古屋新聞〕
5月
21日 物の命を取る職業が慣れて滲込む残忍性 巡査斬の犯人は相変らず強情張って何事も云はず〔名古屋新聞〕
7月
6日 先づ建築線を画す 大名古屋建設の第一歩 宮尾名古屋都市計画地方委員会長談〔名古屋新聞〕
8月
7日 売肉取締改正〔新愛知〕/ 7日 兎鶏肉の取締〔名古屋新聞〕/ 8日 売肉取締改正〔参陽新報〕/11日 部落改善調査〔名古屋新聞〕/12日 市内の売肉屋に新規則報告〔名古屋新聞〕/12日 部落改善調査〔参陽新報〕
9月
12日 市外周に巣喰ふ山窩の群れ 驚く可き豪奢な生活 林間で盛大な結婚式〔参陽新報〕

10月
3日 深夜魚切包丁を揮ひ内縁の妻を惨殺し己れは其場で割腹して自殺 加害者は新平民 女は浮気者=田原町の椿事=〔参陽新報〕/10日 社会事業改善〔新朝報〕/17日 履物組合総会〔名古屋新聞〕/19日 両町から金を出合って一万円の共同浴場 神嘗祭に初湯を立てゝ町内へ菓子を配る 十八日から開業して揚り高は元金償還と町費〔名古屋新聞〕

11月
10日 鼻緒職工の値上げ運動 反対者あり目下紛擾中〔名古屋新聞〕/11日 鼻緒職人の値上騒 問屋側と職人側との調停者が不親切 職人連憤慨す〔新愛知〕/27日 一宮屠殺場町営〔名古屋新聞〕

12月
7日 特殊部落調査〔名古屋新聞〕/ 8日 特殊部落調査〔参陽新報〕/ 8日 特殊部落調査〔新朝報〕/10日 入国禁止の三河万歳出稼人六十余 東京を引揚ぐ〔新朝報〕/10日 東京で万歳す可らずと旧藩主に叱られて帰った豊橋の万歳六十名〔名古屋新聞〕/12日 本家の万歳は禁止されぬ〔新愛知〕/13日 部落民の善導 風紀習慣を徹底的に〔豊橋日日新聞〕/13日 三河万歳の本家は大丈夫 禁止されぬ〔参陽新報〕
1921(大正10)年・・・・・・・・・・・・247

1月
14日 南設楽山中の模範的特殊部落 部落民の数丈け穴が明けてある共同貯金箱〔新朝報〕/14日 南設の模範部落 理想的の共同貯金箱と浴場〔豊橋日日新聞〕/15日 細民調査 国調より精細〔名古屋新聞〕/16日 本県細民調査〔参陽新報〕/19日 南設片山の模範的特殊部落 部落民の数丈け穴が明てある共同貯金箱〔参陽新報〕/31日 平野町、八坂町の町民を無視せる市長 反対同盟義憤の熱叫〔新愛知〕
2月
1日 虎眼の施療者 昨年度は千二百余人 先月だけで五百五十人〔新愛知 愛知県付録〕/2日 名古屋の屠畜数〔新愛知〕/ 3日 平野町民起つ 押切以西の市内線乗入問題は人道問題なりとして〔新愛知〕/ 8日 青年団の兎狩〔新愛知 愛知県付録〕/10日 特殊部落と貶された平野町民の激昂 細心の注意を払った改善事業の苦心も不祥な侮辱文字の為め根柢から覆へされた 慨然と町の幹部連は語る〔新愛知 愛知県付録〕/15日 仏教より見たる階級制度(上) 自在童子〔豊橋日日新聞〕/16日 仏教より見たる階級制度(中) 自在童子〔豊橋日日新聞〕/17日 仏教より見たる階級制度(下の一) 自在童子〔豊橋日日新聞〕/18日 仏教より見たる階級制度(下の二) 自在童子〔豊橋日日新聞〕/18日 昨年の屠畜成績〔参陽新報〕/19日 仏教より見たる階級制度(下の三) 自在童子〔豊橋日日新聞〕/24日 有益な衛生資料 少数同胞には不具者、保菌者、虎眼患者多く肺患者は最も少ない〔新愛知 愛知県付録〕

3月
7日 牛豚屠殺数〔豊橋日日新聞〕/20日 親友会の牛馬豚供養〔名古屋新聞 愛知県付録〕/24日 西念寺の奉讃会〔名古屋新聞 愛知県付録〕/30日 目安箱 公休日無き不平 名靴会組合一店員〔名古屋新聞 愛知県付録〕

5月
5日 全国履物業大会〔新朝報〕/14日 細民部落資産漸次向上 愛知県の部落調査〔参陽新報〕/25日 小部落の方が却って良い 本県の衛生調査〔名古屋新聞 愛知県付録〕/26日 本県衛生調査〔参陽新報〕

6月
4日 江川署へ 平野町の迷惑人―目安箱(履物表の漂白の際に出る有毒ガスについて)〔名古屋新聞 愛知県付録〕/10日 屠畜県税撤廃運動〔新朝報〕/13日 小学校の教授振り(二) 言葉の判らない下奥の児童〔名古屋新聞〕/24日 部落改善奨励〔名古屋新聞 愛知県付録〕/25日 部落改善奨励〔新朝報〕

7月
21日 高師の=特殊部落 西遠地方と特約して犬殺しを稼業とする〔参陽新報〕

8月
2日 犬や猫を窃み其皮を剥いで売り女郎買ひや賭博に耽る〔名古屋新聞 愛知県付録〕

9月
6日 一宮屠獣場設置〔新愛知 愛知県付録〕/ 6日 虎眼診療所変更〔新愛知 愛知県付録〕/30日 売肉組合総会〔豊橋日日新聞〕

10月
2日 名古屋では下奥、蘇鉄の二個所 県社会課の手で貧民調査をする〔名古屋新聞〕/ 5日 屠殺数増加〔新愛知 愛知県付録〕

11月
4日 調査した細民部落 蘇鉄町と下奥田町(一) 取調べの眼目は地区内の外面的状況〔名古屋新聞 愛知県付録〕/ 5日 調査した細民部落 蘇鉄町と下奥田町(二) 其人口と住宅、職業、伝染病も感染らぬ〔名古屋新聞 愛知県付録〕/ 5日 細民調査の結果に就て(一) 愛知県社会課長川久保常次郎〔名古屋毎日新聞〕/ 6日 調査した細民部落 蘇鉄町と下奥田町(三) 不具者や前科者 木賃宿と質の出入れ〔名古屋新聞 愛知県付録〕/ 6日 細民調査の結果に就て(二) 愛知県社会課長川久保常次郎〔名古屋毎日新聞〕/ 7日 細民調査の結果に就て(三) 愛知県社会課長川久保常次郎〔名古屋毎日新聞〕/ 8日 調査した細民部落 蘇鉄町と下奥田町(四) 細民窟は都市の恥辱 之を無い様にしたい〔名古屋新聞 愛知県付録〕/ 8日 細民調査の結果に就て(四) 愛知県社会課長川久保常次郎〔名古屋毎日新聞〕/ 9日 細民調査の結果に就て(五) 愛知県社会課長川久保常次郎〔名古屋毎日新聞〕/10日 細民調査の結果に就て(六) 愛知県社会課長川久保常次郎〔名古屋毎日新聞〕/21日 社会改造と教育者の使命(八) 伯爵有馬頼寧〔新愛知〕/27日 名古屋市の貧困救助費 全国で最下位〔名古屋新聞〕

12月
1日 一日に三百四十頭の牛馬豚をペロリ 名古屋屠殺場の大繁昌〔名古屋毎日新聞〕/ 6日 市立屠場成績〔新愛知〕/16日 歳晩の名古屋 動き出した救世軍の慈善鍋〔名古屋毎日新聞〕/16日 部落観念融和〔豊橋新報〕/17日 奥田町から無料診断所の設置の陳情〔名古屋新聞〕/18日 自由平等の思想 文部省督学官塚原政次氏談〔新朝報〕/26日 言論 屠場位置反対運動〔豊橋日日新聞〕/26日 慈善鍋成績〔名古屋毎日新聞〕/28日 暮に怯される貧民街 飢と寒さに慄へて亀の子の様に立ちすくんで居る昨今の下奥田町〔名古屋毎日新聞〕/30日 子宝多き一家 女二人が稼人〔名古屋毎日新聞〕/30日 江川のほとりの西南隅に〔名古屋毎日新聞〕
1922(大正11)年・・・・・・・・・・275
1月
17日 緩急車 平等と差別(上) 岸田三治〔新愛知〕/18日 緩急車 平等と差別(下) 岸田三治〔新愛知〕/24日 牛馬屠殺数〔豊橋日日新聞〕/27日 豊橋市の有力な財源 屠場市営の計画 屠畜数も年々増加〔参陽新報〕

2月
1日 古い伝統や口碑に裏付られた大名古屋市が有する二つの貧民窟の実相(一)「水車」と「玄界」の由来〔名古屋毎日新聞〕/ 2日 古い伝統や口碑に裏付られた大名古屋市が有する二つの貧民窟の実相(二)「水車」と「玄界」の由来〔名古屋毎日新聞〕/ 4日 特種部落の研究(一) 原田里巣人〔豊橋日日新聞〕/ 5日 特種部落の研究(二) 原田里巣人〔豊橋日日新聞〕/ 6日 特種部落の研究(三) 原田里巣人〔豊橋日日新聞〕/ 7日 特種部落の研究(四) 原田里巣人〔豊橋日日新聞〕/ 8日 特種部落の研究(五) 原田里巣人〔豊橋日日新聞〕/ 9日 特種部落の研究(六) 原田里巣人〔豊橋日日新聞〕/ 10日 特種部落の研究(七) 原田里巣人〔豊橋日日新聞〕/ 11日 特種部落の研究(八) 原田里巣人〔豊橋日日新聞〕/18日 名古屋市の社会状態 私生児が最も多い理由 特殊部落の少い事 各項目を社会事業関係委員会で調査する〔名古屋新聞〕/22日 縫靴工卒廃止 来る四月より〔豊橋日日新聞〕

3月
4日 牛馬畜招魂祭〔参陽新報〕/20日 別天地(投書欄) 特殊部落を解放せよ〔名古屋新聞〕

4月
15日 浮世さまぐ(五) 三味と胡弓と皷を抱へ浮世を茶化す万歳姿〔参陽新報〕/19日 目安箱 夕刊売り〔名古屋新聞〕/22日 社会事業調査〔名古屋新聞〕

5月
26日 緩急車 水平社の奮起 近江・福永勇賢〔新愛知〕

6月
1日 細民に衣類を施与〔新愛知〕/ 9日 ボリ大将は下駄とカバン 鞄商工組合の回答 小売は五割儲けてゐると〔名古屋新聞〕/12日 緩急車 水平社と東西両本願寺 福永勇賢〔新愛知〕/19日 絶対の解放を期すと名古屋に水平社の支部が出来る〔名古屋新聞〕/30日 人心を醒ます清涼剤 観よ我青年の熱ある意気 本社主催青年団奉仕デー 期待さるゝ彼等の事業〔新愛知〕

7月
1日 都会の街頭に起ちて夕刊を売る子 教育者の苦心を要する下奥田小学校〔名古屋新聞〕/16日 今日行ふ各青年団の奉仕事業 西区平野町青年団〔新愛知〕

10月
13日 平野町民と宮野住民が大喧嘩 料理屋の喧嘩から数名重傷〔名古屋新聞〕/13日 部落青年の喧嘩 重軽傷者数名を出す〔新愛知〕/14日 東枇杷島の大喧嘩取調〔新愛知〕/17日 特種部落差別撤廃講演〔名古屋新聞〕

11月
10日 部落解放の叫び 愛知県水平社生る 十日寿座で創立大会〔新愛知〕/10日 愛知県にも水平社を起す 全県下の特殊部落民が集って十日寿座で創立総会〔名古屋新聞〕/11日 愈よ成った部落民の団結 悲憤絶叫盛なりし愛知県水平社の発会〔名古屋新聞〕/11日 平等を絶叫して解放運動を起す 愛知県水平社を組織し劇場で盛大なる発会式を挙行 きのふ気勢を揚ぐ〔新愛知〕/11日 侮蔑した局長が詫状を入れて謝罪 水平社発会式後の出来事 警察にも談判を持掛く〔新愛知〕/11日 警察と郵便局へ水平社会員押掛く 長旗を飜した発会式の帰り嘲笑的失言をしたのが因〔名古屋新聞〕/12日 失言巡査を免職させよと要求 喇叭を先頭に江川署に押寄せ、代表、署長に厳談〔名古屋新聞〕/12日 2百余名を召集して江川署へ物々しき強談判 水平社発会式の日の警官失言問題に就て〔新愛知〕/13日 江川署員の失言問題 署長の誠意を酌み水平社同人納得〔新愛知〕/13日 署長に一任で評議一決解散 平野町水平社事件〔名古屋新聞〕/13日 虐げられたる民族、部落民の覚醒 名よりも先づ実質改善〔名古屋毎日新聞〕/16日 あちらでは紀念式、こちらでは運動会と大賑ひ 小春の一日を歌ひ騒いだ市内小学校の各催し 下奥尋常小学校〔名古屋新聞〕/26日 部落改善施設 八区域を設定し方面委員を嘱託〔新愛知〕/26日 水平社又憤慨す 結局詫証文でおさまり着く〔名古屋新聞〕

12月
1日 南押切校 講話と遊戯〔新愛知〕/ 1日 水平社同人五名収監さる 堀田某を脅迫した事件〔新愛知〕/ 2日 示威行列と見たは水平社員の除隊迎へ 例の大元気な旗幟に神経過敏となった江川署の非常召集〔名古屋新聞〕/ 3日 形勢極めて不穏 水平社の面々検事局に嘆願か 収監被告貰ひ下げの為めに結束して起つ〔名古屋毎日新聞〕/ 3日 何故の圧迫ぞ 水平社委員を送り宮本警察部長に会見〔名古屋新聞〕/ 7日 水平社演説会 警官糾弾の〔名古屋新聞〕/ 7日 寄書 残虐史 抹殺の道途に―同人の収監に就て 水平社一同人〔名古屋新聞〕/ 9日 立派な日本民族 冒涜された祖先の血と涙の記録を拭はんと八日夜、大黒座で気勢を挙げた水平社演説会〔新愛知〕/ 9日 圧制だ、圧制だ、皮肉に警察の裏で水平社の官憲糺弾演説〔名古屋新聞〕/ 9日 臨監の警官が居ない 水平社を惧れたのだ 江川署はさうで無いと云〔名古屋新聞〕/14日 光の巷 陰の人 師走の街頭から(三) だんゝゝ改善されて行く下奥田一身を堵して救済に当ってゐる「下奥田の和尚サン」 陰惨な陋巷〔名古屋毎日新聞〕/15日 光の巷 陰の人 師走の街頭から(四) だんゝゝ改善されて行く下奥田 一身を堵して救済に当ってゐる「下奥田の和尚サン」 陰惨な陋巷〔名古屋毎日新聞〕/17日 差別待遇問題から成岩町に一騒動 愛知県水平同人の活躍〔名古屋毎日新聞〕/17日 市会が議決した豊橋の屠畜場問題 渥美畜産会社へ継続認可さる 愚図突き居る間に掻浚はれた〔豊橋新報〕/21日 成岩に水平社創立 差別待遇問題が動機〔名古屋新聞〕/22日 愛知県水平社同人の脅迫謝罪ビラ事件 予審決定して近く公判〔新愛知〕/22日 水平社の脅迫事件予審終結 公判に移さる〔名古屋新聞〕/28日 貧困児とブルジョアの子弟と 下奥、南久屋両校児童の対照〔新愛知〕/30日 三河万歳〔新愛知〕
1923(大正12)年・・・・・・・310
1月
10日 水平社事件 公判延期〔名古屋毎日新聞〕/10日 水平社事件公判延期 被告は責付出獄〔新愛知〕/17日 不衛生地区調査 改善の必要がある〔名古屋毎日新聞〕

2月
5日 豊橋屠畜数〔豊橋新報〕/ 7日 水平社同人の脅迫謝罪事件 来る十九日公判〔新愛知〕/20日 謝罪ビラを二万枚作らせた脅迫事件の公判〔新愛知〕/20日 水平社の脅迫事件 次は三月廿日〔名古屋新聞〕/20日 水平社運動大演説会〔新愛知〕/21日 京都で開く水平社大会 愛知県から多数出席〔新愛知〕

3月
3日 水平社全国大会 名古屋から多数出席〔新愛知〕/ 3日 水平社全国大会と当市 会員多数出席〔名古屋新聞〕/ 7日 尾行を解く 水平社大会終り議会も終了で〔新愛知〕/12日 工賃値上を迫まる麻裏加工職工〔名古屋新聞〕/12日 麻裏工罷業か 値上請求を刎ねられたが鼻息は荒い〔新愛知〕/13日 麻裏罷業団要求条項提出 貫徹せねば転業だと〔名古屋新聞〕/14日 麻裏職工の結束 値上要求の檄文配布〔新愛知〕/14日 悲痛な団結 要求容れられずば断然他へ転職 実際飯が食へないから‥‥麻裏職工の罷業事件〔名古屋新聞〕/15日 麻裏工持久戦 今日から石鹸行商 各労働組合も同情して参加〔新愛知〕/15日 要求容れられず麻裏職工団愈よ罷業 持久戦に入る〔名古屋新聞〕/15日 軍資金に行商隊を組織して石鹸や燐寸売り〔名古屋新聞〕/16日 麻裏罷業団に寄付金〔名古屋新聞〕/16日 笹島署が秘密に活動 麻裏加工職工争議に絡る秘密暴露か〔新愛知〕/16日 愈々行商で持久戦に入る 麻裏加工職工七十余名〔新愛知〕/17日 人種平等と部落民の運動〔豊橋新報〕/17日 自由労働者組合幹部六名引致 麻裏罷業事件で 肝腎の麻裏職工代表者は検束を恐れ行方不明〔名古屋新聞〕/17日 煽動罪として竟に起訴さる 本日収監されん 葉山氏は行方不明で詮議中〔名古屋新聞〕/17日 連合会役員総会 麻裏工罷業に同業義金〔新愛知〕/17日 麻裏工罷業の指導者五名検束され今朝検事局へ押送 裏面に重大事件が潜むか〔新愛知〕/17日 一銭の値上で麻裏工罷業解決 今日から復職〔新愛知〕/18日 失業者大会 麻裏工罷業批判演説〔新愛知〕/18日 留置場内で革命歌を高唱 労働運動で法に触れ送局された自由労働組合員〔新愛知〕/18日 山崎の横領は事実無根 調査の結果名紙の誤報と判明〔新愛知〕/18日 護送馬車で労働歌の高唱 自由労働組合幹部等 十七日刑務所護送〔名古屋新聞〕/18日 労働祭は止め リーダーが麻裏争議で治警に問はれたりし為め〔名古屋新聞〕/18日 失業者大会と麻裏罷業演説〔名古屋新聞〕/19日 麻裏罷業の参考人全部放還〔名古屋新聞〕/19日 麻裏工罷業犠牲者救済演説会 十九日宣言、決議文を携へ県市当局を訪問する〔新愛知〕/21日 水平社脅喝被告事件公判 傍聴で雑踏を極む〔名古屋新聞〕/21日 労働同盟から実地踏査(水国争闘事件の調査について)〔名古屋新聞〕/27日 今古西東(士族の名称について)〔名古屋新聞〕/29日 階級制撤廃〔豊橋新報〕/30日 麻裏罷工の取調始まる〔新愛知〕/30日 麻裏罷業の参考人 職工十数名召喚さる〔名古屋新聞〕/30日 水平社及其他(一) 南さとし〔豊橋日日新聞〕/31日 水平社及其他(二) 南さとし〔豊橋日日新聞〕

4月
1日 水平社及其他(三) 南さとし〔豊橋日日新聞〕/ 5日 山車連と剣舞連、大喧嘩で血を見る 木曾川架橋祝ひ日の椿事 剣舞連は水平社に報告して問題にする〔新愛知〕/ 5日 木曾川架橋式に血染の余興 悪罵を浴せた寺内町民 水平社本部起たん〔名古屋新聞〕/ 6日 水平社同人の脅迫事件 全部執行猶予〔新愛知〕/ 7日少数同胞を解放せよ 早大教授佐野学〔参陽新報〕/11日 水平社運動と仏教徒 東洋大学教授今津洪嶽〔参陽新報〕/12日 士族の族称廃止反対 市内の士族が運動に着手〔名古屋新聞〕/14日 おこよ源三郎や車丹波守の講談は控え目にと講談師組合に警視庁から通達す〔名古屋新聞〕/17日 士族々称廃止は武士道に反すと憤起した名古屋の士族 近く本案反対の大運動〔名古屋新聞〕/18日 水平社運動 豊橋署の活動〔豊橋日日新聞〕/18日 機関新聞を発行し豊橋にも水平運動が 警察と憲兵隊が協力して秘密裡に大活動〔参陽新報〕/21日 組合巡り 名古屋履物商組合〔名古屋新聞〕/22日 緩急車 水平社の諸君に(上) 凡頓生〔新愛知〕/23日 緩急車 水平社の諸君に(下) 凡頓生〔新愛知〕/25日 士族の族称廃止に就て〔名古屋新聞〕/26日 因習を打破せよ 貴族院議員金杉英五郎〔参陽新報〕

5月
4日 水平向上の運動(上) 時代の思想、感情、慣習に重きを措け〔新愛知〕/ 5日 水平向上の運動(下) 水平線を引下げずして引上げよ〔新愛知〕/15日 族称廃止反対 豊橋の士族義団が〔豊橋日日新聞〕/15日 士族々称廃止に旧吉田藩歴々も共鳴 昨日桜ヶ岡の寄り合ひの評議〔参陽新報〕/15日 族称廃止反対で豊橋も烽火を挙た 旧吉田藩臣等奮起し 全国各地と連絡して〔豊橋新報〕/15日 三河武士奮起 族称廃止許し難し‥‥豊橋士族が協議会〔名古屋新聞〕/19日 仮合宿所が下奥田町に出来た 市電現業員の〔名古屋新聞〕/29日 水平社同人の上訴公判〔名古屋新聞〕/30日 男を騙した娼妓と水平社事件〔新愛知〕

6月
8日 犠牲者救助の寄付金を横領 山崎、亀田等の在監中 自由労働組合理事等の悪事 労働界廓清の声起る〔新愛知〕/ 9日 岡崎の士族は横千さんに賛成だ 士族々称を廃止されるは時世の要求なりと〔名古屋新聞〕/24日 種族観念の融和(上) 法学博士占部百太郎〔参陽新報〕/26日 種族観念の融和(下) 法学博士占部百太郎〔参陽新報〕/

7月
11日 麻裏罷業事件 二名公判に〔名古屋新聞〕/12日 中部日本の水平社大会 来る二十二日に名古屋国技館で〔新朝報〕/20日 近く開く麻裏工罷業事件公判 今後の労働運動の為め慎重に弁護する〔新愛知〕

8月
8日 差別待遇の撤廃に就て〔新朝報〕/21日 愛知県水平社の解放令五十年記念祭 大会は十一月に挙行〔新愛知〕/22日 水平社解放令五十年記念 来る廿四日に〔新朝報〕/24日 先帝追弔を営む愛知県青年水平社〔名古屋新聞〕/26日 麻裏罷業事件公判日〔新愛知〕/30日 国民融和促進 塚本社会局長官〔新朝報〕

10月
9日 方面委員の働き 罹災者救済事業から下奥田町方面の貯金奨励〔新愛知〕

11月
10日 内相のお達しで地方改善を協議 愛知県社会協会〔新愛知〕/11日 地方改良協議〔新朝報〕/27日 麻裏罷業公判 来月十二日に変更〔新愛知〕/30日 奥田町や蘇鉄町へ医師を往診させて老病の救済を始む〔新愛知〕

12月
4日 水平社運動の東三宣伝 三重県本部の北村氏来豊協議〔新朝報〕/ 7日 猫の領分を奪った犬の皮三味線 撲殺された皮で作る肉だけは時節柄売らせぬ〔名古屋新聞〕/17日 工場の人(十五) 日本にタッタ三つの珍しい製靴工場 此の機械日本以外で使ふな 御器所の亜細亜製靴工場〔名古屋新聞〕/19日 麻裏罷業公判は来る廿一日〔新愛知〕/22日 慌しい暮に得意と悲観の商売 目を廻す人こぼす人〔参陽新報〕
1924(大正13)年・・・・・・353
1月
9日 麻裏争議 値下の通告にまたもめだす〔名古屋新聞〕/12日 復麻裏工値上問題 次第に依れば罷業もしさう〔新愛知〕

2月
5日 新舞子水平社の春季大会〔名古屋新聞〕/ 7日 麻裏職工復も罷業 三割値上要求〔名古屋新聞〕/ 7日 麻裏職工罷業 工賃三割値上を要求し飽迄初志貫徹を計る〔新愛知〕/ 7日 江川西部を市で閑却してゐる 都市計画も顧みない こは怪しからんと西区議員市当局に肉薄せん〔名古屋新聞〕/9日 麻裏争議解決か 値下げ通告以前の単価で折合ふらしい〔名古屋新聞〕/13日 麻裏争議解決 全部の値下を取消し数種の加工料を引上げる〔新愛知〕/13日 問屋側折れる 値下は断念し却って値上した 麻裏職工罷業解決〔名古屋新聞〕/17日 麻裏罷業、共産両事件公判 何れも延期〔新愛知〕/23日 済美青年団雄弁大会〔新愛知〕

3月
1日 豊橋水平社の提出議題 神社の祭事に関する事項〔新朝報〕/ 5日 豊橋水平社の提出議題可決 第三回全国大会で広田代表の熱弁〔新朝報〕/ 6日 麻裏罷業事件 公判結審近し〔新愛知〕/11日 南押切校々舎増築祝賀式〔新愛知〕/15日 水平社東海大会 宇治山田で開く 社会局と警視庁とが人を送って大警戒〔新愛知〕/16日 水平社の東海大会 宇治山田で開く〔新朝報〕/19日 煽動か否か 麻裏罷業事件公判 証言は両被告に有利〔名古屋新聞〕/20日 麻裏被告四ケ月求刑 判決は四月四日〔名古屋新聞〕/20日 麻裏罷業事件の山崎、亀田両氏懲役四ケ月を求刑さる 弁護人は無罪を主張〔新愛知〕

4月
1日 御園座に開く水平社の大会 水平問題の大演説会開会 当局今から頭痛の種〔名古屋新聞〕/ 1日 愛知、静岡、岐阜、東海連合水平社大会 名古屋では初めて七日に開催〔新愛知〕/ 2日 東海三県水平社大会 七日名古屋で開会に決った〔新朝報〕/ 2日 市立第一高女を下奥田町に〔名古屋新聞〕/ 3日 牛豚馬屠殺数〔参陽新報〕/ 3日 屠殺した牛豚馬 高師屠殺場で〔新朝報〕/ 5日 麻裏罷業判決 各懲役二ケ月 直に控訴す〔名古屋新聞〕/ 5日 麻裏職工罷業事件 各懲役二ケ月の判決〔新愛知〕/ 5日 名古屋で開く東海水平社大会 警備側の諒解を感謝する委員〔新愛知〕/ 7日 三県下の水平社大会愈々けふ御園座で開く 雨中を自動車で宣伝〔新愛知〕/ 7日 ハダシの子よ来れ、御園座へ 東海水平社大会は七日九時より開かれる〔名古屋新聞〕/ 7日 本日当市で開かれた水平社東海大会 各地から二千五百名馳せ参じ身動き出来ぬ熱鬧〔新愛知(夕)〕/ 7日 全国水平社連盟大会 小さい女の子が忍苦を物語る涙声 濃尾の原頭高らかにあがる人間礼讚の叫び、荊冠旗の輝き〔名古屋新聞(夕)〕/ 8日 東海三県連合水平社大会 昨日名古屋で〔新朝報〕/ 8日 水平社大会 午後の演説会頓に熱烈〔名古屋新聞〕/ 8日 水平社東海大会 盛況裡に散会〔新愛知〕/ 9日 三面與太録(平野町の子供の水平運動に対する関心の深さについて)〔新朝報〕/ 9日 水平社大会へ国粋会から花環を〔新愛知〕/23日 謝罪証〔新愛知〕

5月
18日 虎眼診療所 六月六日開所〔豊橋日日新聞〕/22日 水平社青年講談会盛況〔名古屋新聞〕

6月
4日 新町名物のトラホーム 今度治療所が出来る〔参陽新報〕/ 5日 小坂井新町へ 公会堂兼用の診療所〔豊橋日日新聞〕/ 5日 小坂井村に虎眼治療所 県費補助で設置〔新朝報〕/ 8日 検診所開所式〔豊橋日日新聞〕/ 8日 虎眼検診所の開所式 六日盛大に挙行〔新朝報〕/16日 報徳青年団、敬老会開会 奥田小学校で〔新愛知〕/16日 下奥田町青年会定期総会〔名古屋新聞〕/21日 亀田、山崎両氏の公判開廷〔名古屋新聞〕/21日 亀田、山崎両氏控訴公判続行〔新愛知〕/26日 市立第一高女の移転は真平 敷地変更を願出る 奥田町一帯の居住者〔新愛知〕/30日 罷業煽動は無罪〔名古屋新聞(夕)〕

7月
13日 第一高女移転反対運動 奥田町民の決議〔名古屋新聞〕

8月
3日 麻裏工盟休事件の二氏無罪〔新愛知〕/ 7日 名古屋の手(その一) 麻裏つくり 毎日五、六千足造り出す 麻裏工と呼ぶけれど其実ゴム裏草履を造る人の事 普通一人で一日三十足くらゐ〔名古屋新聞〕

9月
23日 海部水平社が創立大会 津島の巴座に於て十月六日開会〔名古屋新聞〕

10月
7日 松本君の霊を慰めて満場寂たる海部郡水平社の創立大会〔名古屋新聞〕/ 7日 海部郡水平社創立大会〔名古屋新聞〕/15日 下奥児童作品展覧〔新愛知〕/20日 京都水平社員少女の座談会〔名古屋新聞〕

11月
11日 青年界―下奥田青年、軍人勤倹宣伝―〔名古屋新聞〕/19日 東海四県水平社大会 廿三日京桝座で開く〔名古屋新聞〕/19日 水平社東海連合大会を名古屋で廿三日に開催〔新愛知〕/19日 特高課曰く 取締方針は言明出来ぬ〔新愛知〕/20日 東海四県の水平社大会 廿五日名古屋で 東三からも出席〔新朝報〕/23日 ビラ三万 けふ東海三県の水平社大会〔名古屋新聞〕/23日 大会の前日、水平社の示威運動 宣伝ビラ其筋へ押収東海連合愛知県水平社大会 二十三日名古屋で開催〔新愛知〕/23日 一般の理解と同情とが得たい 其の筋の無理解を憤慨して鈴木執行委員長語る〔新愛知〕/24日 平穏無事 水平社大会〔名古屋新聞〕/25日 兄弟よ団結せよ―と舌端火を吐く大熱弁 名古屋市京桝座で開いた東海三県第二回水平社大会〔新愛知 号外第二報〕/25日 水平社東海大会 きのふ京桝座で盛大に執行〔名古屋新聞(夕)〕/30日 トラホーム診療所落成式 本日挙行さる〔豊橋日日新聞〕

12月
18日 文部大臣に抗議文を海部郡水平社から送る〔名古屋新聞〕/18日 年の暮 細民部落 不景気に食ふや食はずの哀れさ〔名古屋新聞〕
1925(大正14)年・・・・・・・・・・・・・378
1月
18日 国府町屠場 前年屠殺数〔参陽新報〕/18日 屠殺した家畜 国府屠場の統計〔新朝報〕/20日 卒業期を前に児童の職業問題 体質能力を調べ職を選択指導する下奥小学校の研究会〔新愛知〕/21日 下奥小学職業指導 廿一日研究会を開く〔名古屋新聞〕/22日 貧民窟の児童に対し職を与へる下奥田小学校 昨日協議会を開く〔名古屋新聞〕/22日 来月名古屋で水平社委員長会議〔新愛知〕/22日 卒業生達に完全な職を授ける 下奥田小学校で先生や方面委員が協議し〔新愛知〕/27日 五九郎の笑を配りに下奥田町と蘇鉄の小さき子達のため本社主催で二月一日午前挙行〔名古屋新聞〕/29日 本社主催の「笑ひを配る」五九郎が自慢の移動劇壇 男女優卅余名が楽隊入りで下奥田町と蘇鉄町へ繰込む〔名古屋新聞〕/29日 純真なる子供のために笑ひませう! 踊りませう! 曾我廼家五九郎〔名古屋新聞〕/30日 水平社を軍隊化す 払下軍器を購入して水平在郷軍人会組織名古屋の大会で第一声〔新愛知(夕)〕/31日 水平社大会の下準備 来月三日当地で執行委員長大会〔新愛知〕/31日 警察頼むに足らず、水平社軍を編成して自衛 来年秋連合発火演習を行ふ〔名古屋新聞〕

2月
1日 軍人連盟の組織に憲兵隊頭を悩す 幹部等の挙動を探索にらまれた松阪水平社〔新愛知〕/ 2日 笑ひを配る五九郎がノンキナトウサンごくろうさん 下奥田から蘇鉄町、大須から本社へと笑ひこぼれた奇想天外の一行〔名古屋新聞〕/ 3日 名古屋で開く水平社大会 群馬県からも頭目が出席する〔新愛知〕/ 3日 警察が水平会議に目を聳つ〔名古屋新聞〕/ 3日 物々しい警戒裡に水平社大会相談会延期〔新愛知(夕)〕/ 4日 全国水平社執行委員長会議 四日に開く〔名古屋新聞〕/ 4日 水平社委員長、特高課を訪ふ 不穏な新聞記事に就き〔新愛知(夕)〕/ 5日 水平社大会準備相談会 在郷軍人が挙って傍聴〔新愛知〕/ 5日 秘密会議で私服巡査を狼狽さした〔名古屋新聞〕/17日 教へ子の志望は徒弟が一番多い下奥小学の職業紹介 世間の同情が湧く〔名古屋新聞〕/18日 乞食征伐 御油署管内の〔豊橋新報〕

3月
17日 成功した下奥校の卒業生職業指導 第二回研究会経過報告〔新愛知(夕)〕/17日 短期の割に成績が良い 下奥小学校の職業紹介成績〔名古屋新聞(夕)〕/18日 牛馬豚の大供養 肉屋組合の催し〔参陽新報〕

5月
6日 水平社東海各支部委員長 本日会合協議〔名古屋新聞〕/16日 全国水平社の青年のみで組織する自由青年連盟の相談六月中旬名古屋で発会式〔名古屋新聞〕/16日 自由青年連盟組織 委員会開催〔新愛知〕/20日 平野幼稚園開園式〔名古屋新聞(夕)〕/21日 幼児保育院の開院式 多数名士列席 盛大に挙行す〔新愛知〕/29日 更生する水平社 全関東連合会組織と自由青年連盟の誕生 連盟は七月中旬名古屋で挙行〔名古屋新聞〕

6月
1日 海部郡の二小学校 突如呼応して盟休 郡長の二枚舌から村民憤慨解決は頗る困難の模様〔名古屋新聞(夕)〕/ 2日 小学校の盟休尚引続き行はる 三校合併の紛糾で円満解決は至難か〔名古屋新聞(夕)〕/ 4日 下奥保育園記念式〔名古屋新聞〕/ 8日 未解決のまゝ登校する 甚目寺盟休事件〔名古屋新聞(夕)〕/ 9日 下奥幼児保育園と済美青少年記念式〔新愛知〕/ 9日 下奥幼児園十周年記念 済美少年団二十周年祝賀会〔名古屋新聞〕/11日 甚目寺村の学校問題 郡長の諮問通り村会が多数で決定〔新愛知〕/16日 甚目寺小学校統一問題 反対派の陳情〔名古屋新聞〕/16日 甚目寺学校問題 反対部落民の陳情 郡長の諮問案を不可として〔新愛知〕/17日 甚目寺村の小学校統一 反対運動説破さる〔新愛知(夕)〕

7月
25日 「共存」を発刊し社会事業の一助にと 猛烈な活動を期する県の社会事業協会〔名古屋新聞〕

8月
18日 済美少年団のキャンプ生活〔名古屋新聞〕

9月
5日 地方改善事業奨励金交付規程〔新朝報〕/10日 愛知水平社が市議戦に乗り出す〔新愛知〕

10月
4日 に伝染病蔓延 全村民に予防注射〔新朝報〕/ 4日 伝染病の多い千郷村の警戒〔豊橋〕/ 4日 悪疫蔓延の千郷村 全村民に予防注射〔豊橋新報〕/ 6日 方面委員見学〔豊橋新報〕/21日 町営で経営 湯屋と床屋 理論的な平野町 利益金で大会を開く〔名古屋新聞〕

11月
13日 水平社四周年記念講演会〔新愛知(夕)〕/14日 水平社の四周年記念大講演会 有馬さんも来名して〔新愛知(夕)〕/15日 われらの人有馬頼寧氏を迎へ水平社創立記念の社会問題講演会盛況〔名古屋新聞〕

12月
18日 方面委員へは相当申込がある 父兄にも理解ができてきたと 小学生の職業について 下奥校〔名古屋新聞〕/20日 売肉組合組織〔豊橋日日新聞〕
1926(大正15)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・397
1月
13日 千種塚越地内に決定 増設公設市場〔名古屋新聞〕/14日 古い土の香を払って下奥田町の引っ越し 千種刑務所近く四千坪を借受けて家賃四円位ゐの小文化住宅二百戸建設不衛生地区改善の第一期事業〔名古屋新聞〕/14日 四、五ケ所でいゝから分離が願ひたい、高木方面委員語る気持よいだけでもと喜ぶ住民〔名古屋新聞〕/14日 下奥田、蘇鉄町なぞの居住者を新らしい村へ 市の郊外へ小住宅二百戸を建て移転さす〔新愛知〕/20日 無残な豚牛等の屍をさらす肉屋を取締る〔新愛知〕/23日 売肉組合成立〔豊橋日日新聞〕/23日 東三売肉発会〔豊橋新報〕/23日 済美青年講演会〔新愛知〕/26日 神社の森に集まってくつ職工の罷業騒ぎ 二十四日の嘆願要求を蹴られ遂に争議を開始した〔名古屋新聞(夕)〕/27日 くつ会社争議解決 犠牲者を出さぬ条件で会社の回答通りに〔名古屋新聞〕/27日 アジア製靴の職工罷業解決 熱田署の仲裁で〔新愛知〕/28日 売肉商組合総会〔豊橋日日新聞〕/28日 東三肉組発会式〔豊橋新報〕/28日 差別的の言葉から入浴中に殴殺す 被害者妻の曖昧な証言求刑は四年、判決は来月四日〔新愛知〕

2月
3日 酒席の失言で水平社同人怒る 水平運動を理解されよ 県下鳴海町で〔新愛知〕/ 4日 鳴海町の差別的失言 円満に解決〔新愛知〕/ 7日 歳入増加の一策として屠畜場を市営にする計画 大正十六年から実現するか〔新朝報〕/ 7日 苦しがって目をつけた屠畜税 高師屠場移管か 市に新屠場新設か〔参陽新報〕/25日 黒木綿に身を包み人類愛への尊い奉仕 診察代も薬代もいらぬ 西塚町の「報徳同朋無料診療所」 謎のお医者大橋氏夫妻〔名古屋新聞〕/28日 毎日平均三人強の屍骸を焼く向山火葬場 此の頃の景気 馬鹿にならぬ隠亡クンの収入〔新朝報〕

4月
6日 かはらけ坪へ隔離病舎 津島町民が大反対〔名古屋新聞〕/12日 下奥田町移転具体案 県参事会に提出〔名古屋新聞(夕)〕/13日 隔離病舎新設に反対の津島町民 代表者ら県へ陳情河原毛坪では発展を阻むと〔名古屋新聞〕/13日 下奥田町移転費 大蔵省で借りる 県参事会で決定〔新愛知〕/15日 社会事業に身を捧げる二人の雄々しき女性 子供衆のよいお友達となれば満足との話 おかげで社会課内の若いお役人の能率があがったそうな〔名古屋新聞(夕)〕/21日 我等が営業を犯す‥‥と下奥田町公益浴場に反対 名古屋湯屋組合の一、二から保安課へ牽制やら陳情運動〔名古屋新聞〕/27日 卸値段はそのまゝで工賃値下げは実に怪しからぬ麻裏製造組合の憤慨〔名古屋新聞〕/28日 千種へ移転する東奥田町の部落 小住宅その他の設計成る〔新愛知〕/29日 県下三ケ所に隣保館 県社会課が農村福利の為に〔新愛知〕

5月
1日 工場内で労働歌や藤八拳をうつ 社長の不誠意に業を煮やしアジア製靴の怠業〔名古屋新聞〕/ 1日 下奥田町の移転先で反対 県当局は断行の決心〔新愛知(夕)〕/ 2日 下奥田町の移転は困ると千種の反対又昂まる基金をつくって持久戦の計画県は頑として聴かぬ〔名古屋新聞〕/ 2日 亜細亜製靴の職工怠業 退職手当の約束立消で〔新愛知〕/ 4日 社長の回答に不服をならす職工 形勢愈々険悪を極む アジア製靴の怠業続く〔名古屋新聞〕/ 4日 あくまで目的貫徹を申合す 池下説教所に集った職工〔名古屋新聞〕/ 4日 亜細亜製靴はいよゝゝ罷業形勢 対策の決定せぬ会社〔新愛知(夕)〕/ 5日 止むを得ぬと社長の大果断 アジア製靴職工二百全員へ解雇の宣言〔名古屋新聞〕/ 5日 つひに罷業を断行 双方ともに譲らず持久戦に入る 名古屋の亜細亜製靴〔新愛知〕/ 6日 アジア製靴罷業団の報告演説会〔新愛知〕/ 6日 争議団全部を解職者と見なす アジア製靴の争議〔新愛知〕/ 6日 一旦解雇した職工の要求は聞けない アジア製靴社長の決意に争議団最後の一戦〔名古屋新聞〕/ 6日 細民部落の移転に何処迄も反対 千種高見区民〔新愛知〕/ 7日 ビラ一万枚を撒き散らしたアジア製靴争議の宣伝隊〔名古屋新聞〕/ 7日 罷業女工が市内でビラ撒き アジア製靴の争議〔新愛知〕/ 8日 問屋の手を経ず直接小売屋へ売る 爆発した麻裏職工最後の手段に出る〔名古屋新聞〕/ 8日 卸組合より絶対請け負はぬ 工賃二割下げでは生きて行けぬと麻裏製造組合員が決議〔新愛知〕/ 8日 問屋側と手を切って原料をつき返す麻裏職工〔名古屋新聞(夕)〕/12日 組合旗を先頭に罷業団の行列 高蔵神社前で演説 名古屋のアジア製靴〔新愛知〕/12日 産業調査会支部が仲裁 アジア製靴の労働争議〔新愛知〕/12日 社長がきえて仇を失ったやう 会社、職工辛抱競争 アジア製靴の争議 まだ埒明かぬ〔名古屋新聞〕/12日 能率研究所が調停に起たん〔名古屋新聞〕/12日 問屋は無くとも職人は困らぬ 例の麻裏組合の大景気問屋の糺弾演説会をやる〔名古屋新聞〕/13日 名麻裏争議真相発表演説会〔新愛知〕/19日 農村の幸福のため隣保館を建てる愛知県社会事業協会先づ津島町から着手〔新愛知〕/19日 先づ第一に蓋をあける津島の隣保館 八月には華々しく開館その他は挙母、安城、知立、西尾〔名古屋新聞〕/19日 加盟承認で済美青年団加盟問題漸く解決〔名古屋新聞〕/19日 麻裏屋さんの争議演説会 今夜鶴重町の善龍寺に〔名古屋新聞〕/20日 麻裏製造組合 争議真相発表〔新愛知〕/21日 亜細亜製靴罷業団 宣伝ビラを配付〔新愛知〕/25日 アジア製靴 評議会へ争議を一任する〔新愛知〕/28日 青年の融和促進とよい幹部を養成 来月七日から大浜町で融和事業の講習会〔新愛知〕/28日 熱田署員、トラックでアジア製靴争議団を襲ふ 女交りの十数名を検束 解散を命ぜられた示威運動 即時出頭を聞かぬ腹いせ〔名古屋新聞〕/28日 警察横暴を叫ぶ争議団〔名古屋新聞〕/28日 アジア製靴の争議団 女工も引っぱらる 昨夜の分と合せて五十名屋外の集会解散命令拒否等で片っ端から検束〔名古屋新聞(夕)〕/28日 会旗を押たて警察へ乗込んだ 行商に出んとする矢先連行せんとて小ぜり合ひ〔名古屋新聞(夕)〕/29日 熱田署の一警官がアジア製靴争議団員の留守宅から始末書を取り廻る―熱田署長は少しも知らぬと言ふ―〔名古屋新聞〕/29日 解決曙光か 西浦、浅井の両氏愈よ調停出馬〔名古屋新聞〕/29日 中止注意に盛会なりし廿八日夜の批判演説〔名古屋新聞〕/29日 アジア製靴検束者徹宵取調を進める 主動者外は取調後釈放する〔新愛知〕/29日 中止と注意の官憲糾弾演説会〔新愛知〕/29日 警察部長に検束問題を詰問する〔新愛知〕/29日 アジア製靴争議団の幹部四名送局―治警法に依って―寄田執行委員長また拘束〔名古屋新聞(夕)〕/29日 争議に関し犯罪があるかも判らん それで寄田氏を取調べると山下高等主任談〔名古屋新聞(夕)〕/29日 寄田氏の検束で争議団各方面に飛檄 後援続々来名〔名古屋新聞(夕)〕/29日 其筋の干渉漸く深くなる 争議団へ、寄付者の家へ その内容を一々探る〔名古屋新聞(夕)〕/30日 アジア製靴の検束された職工 廿九日全部釈放さる 残るのはたゞ一人杉浦顧問弁護士の斡旋で〔新愛知〕/30日 アジア製靴と浜松日本楽器 官憲糾弾演説会〔新愛知〕/30日 アジア製靴事件 何故の検束と警察へ詰問に 杉浦武雄氏等奮起し無定見をなじる〔名古屋新聞〕

6月
1日 拘留不服で正式裁判の申立 アジア製靴の検束事件〔新愛知〕/ 1日 経済的縁を切った〔新愛知〕/ 1日 麻裏争議の解決 名物の争議白紙に返る〔名古屋新聞〕/ 1日 恐るゝゝ工賃、賞与金を頂戴 アジア争議、金銭上の権利義務は皆んなけり 残るは涙金問題〔名古屋新聞〕/ 1日 検束は本当と正式裁判をなす長谷川氏 アジア争議後聞〔名古屋新聞〕/ 1日 アジア争議 長谷川氏保釈 拘留に不当の裁判提起〔名古屋新聞(夕)〕/ 2日 会社側も職工側も固い決心 西浦、浅井両氏の調停も至難 アジア製靴の罷業〔新愛知〕/ 3日 製靴争議双方折れる 警備隊も撤廃 解決近づく〔名古屋新聞〕/ 6日 融和事業講習〔豊橋新報〕/ 9日 社長の病気でアジア争議休戦 解決はなかゝゝ〔新愛知〕/10日 アジア争議演説会 昨夜葉場町で〔新愛知〕/10日 アジア製靴争議 俄然休戦状態破る 会社に飽くまで誠意なしと行商隊、演説会で気勢を揚ぐ 蒸し返された戦闘〔名古屋新聞〕/11日 盛り返したアジア争議〔新愛知〕/11日 アジア製靴争議演説会〔新愛知〕/11日 大浜町で融和事業講習会催さる 本県最初の試み〔名古屋新聞〕/14日 卸問屋の理不尽さと調停者の怪しからぬ行為に麻裏組合激昂〔名古屋新聞(夕)〕/15日 日本楽器とアジア製靴争議批評演説会〔新愛知〕/15日 麻裏製造組合極度に憤慨 卸問屋側契約を破る 両者の紛擾盛り返す〔新愛知〕/16日 日本楽器、アジア製靴争議批評演説会〔新愛知〕/16日 アジア製靴の争議 職工、本部を引払ひ分宿〔新愛知〕/19日 アジア製靴の争議解決か 四ツの要求を認めて近く目出度手打ち〔新愛知〕/20日 近く円満に解決 西浦、浅井両氏の奔走で〔新愛知〕/21日 アジア製靴会社の争議またも悪化す 支配人や工場長の社宅を 襲ひ遂に八名検束さる〔新愛知〕/21日 結局不調 折角の努力も駄目〔新愛知〕/22日 戦いの腰を固め又た睨み合ったアジア製靴争議〔新愛知〕/22日 調停者の辞退電報からアジア製靴争議またブリ返す〔名古屋新聞(夕)〕/22日 投石団員釈放 留置の近藤収容〔名古屋新聞(夕)〕/23日 宣伝ビラを押収 アジア製靴罷業職工が栄町交叉点で撒布中〔新愛知〕/23日 検束された争議団員釈放 将来を戒めて〔新愛知〕/23日 アジア製靴遂に閉鎖 二十日間の調停決裂に終り全職工を正式に解雇〔名古屋新聞〕/24日 市内の不衛生地三ケ所の実状調べ〔新愛知〕/24日 アジア争議団 宣伝ビラ撒布〔新愛知〕/24日 アジア争議調停決裂の報告演説会〔新愛知〕/28日 提案中の市営屠場 瓦町方面へ〔豊橋日日新聞〕/28日 アジア争議また検束 警備隊と称し示威運動〔名古屋新聞(夕)〕/29日 アジア製靴の争議職工を検挙 不穏の形勢ありと〔新愛知〕/29日 市営屠場設置計画案に対し渥美畜産組合大竹組合長本県に陳情す〔豊橋日日新聞〕/29日 市及接続地帯の不良住宅地掃蕩 一日から調査して地区を決定補助金割当三十五万円〔新愛知〕/

7月
1日 アジア製靴の争議下火 近く円満解決か〔新愛知〕/ 2日 争議調停法とアジア製靴争議 愛知県で第一にそれの解決へ進むか〔新愛知〕/ 2日 市営屠場問題(上) 市当局の軽率なる態度を排す〔豊橋日日新聞〕/ 3日 市営屠場問題(下) 市当局の軽率なる態度を排す〔豊橋日日新聞〕/ 4日 調停者が会社のかいらい‥‥とアジア製靴争議団が西浦名向上会長を攻撃〔名古屋新聞〕/ 6日 誰れが仲裁に入っても一歩も退かぬ アジア製靴社長語る〔新愛知〕/ 9日 アジア製靴争議に調停の匙を投げ 井上氏「社長に頼まれた」との宣伝ビラに憤慨して帰阪〔新愛知〕/ 9日 アジア争議調停者怒る 「会社から頼まれた‥‥と逆宣伝は困る」脈を切った井上喜太郎氏〔名古屋新聞〕/ 9日 水平社が謝罪要求 悪口云った年増女に〔名古屋新聞〕/ 9日 水平社旗を先頭に示威行列 差別的言辞問題から成岩町水平社員怒る〔新愛知〕/11日 都会憧憬者の足止めに農村隣保館を建設 県下に先づ五ケ所希望を抱いて村を出で遂には貧困の群へ〔新愛知〕/14日退職手当を供托局へ アジア製靴の争議永びく〔新愛知〕/16日 向上会と評議会の弁論戦 アジア製靴の争議 調停のもつれから〔新愛知〕/16日 差別的言辞問題解決〔新愛知〕/16日 牛馬商同業組合で家畜市場撤廃の叫 田原に於ける臨時総会で豊橋市の肉商が声援して西山技手不信任を決議す〔豊橋新報〕/16日 家畜市場の廃止(上) 不合理なる市場取締法の改善〔豊橋日日新聞〕/17日 家畜市場の廃止(中) 不合理なる市場取締法の改善〔豊橋日日新聞〕/17日屠殺場問題 売肉業者陳情〔豊橋新報〕/18日 家畜市場の廃止(下) 不合理なる市場取締法の改善〔豊橋日日新聞〕/20日 畜産事業と国家(一) 渥美家畜市場の廃止を望む 市外小池・伊藤豊治〔豊橋日日新聞〕/21日 愈々紛糾する高師屠場問題 それからそれと絡り解決の曙光は未だし〔豊橋新報〕/22日 畜産事業と国家(三) 渥美家畜市場の廃止を望む 市外小池・伊藤豊治〔豊橋日日新聞〕/22日 アジア製靴の争議はながびく 西浦、荒谷氏等の調停説は 労資何らかの策戦〔新愛知〕/22日 改良される奥田町の不良住宅 現在の三分の二 その次は蘇鉄町〔新愛知〕/23日 凶賊小鉄一味が土器野で年貢納め 長柄の槍が閃めく刹那、天候一変して篠つく降雨〔新愛知〕/24日 屠場問題の紛擾(上) 不衛生極まる現屠場の状態〔豊橋日日新聞〕/24日 アジア製靴の争議調停役に加藤(一)市議起つか? 西浦、荒谷両氏と共に〔新愛知〕/24日 アジア争議職工、支配人を脅迫 女工を使って奥様へいろゝゝの事を吹込むけふ久吉の公判〔名古屋新聞(夕)〕/25日 屠場問題の紛擾(中) 不衛生極まる現屠場の状態〔豊橋日日新聞〕/27日 屠場問題の紛擾(下の一) 不衛生極まる現屠場の状態〔豊橋日日新聞〕/27日 噂の加藤一夫氏が愈よ調停運動 西浦氏も調停入りかアジア製靴の争議〔新愛知〕/27日 いやおう無しに移転する下奥田町 反対いかに猛烈を極むとも社会課のお膳立着々進む〔名古屋新聞〕/27日 アジア製靴争議団女工部エピソード 娘の後を追駈ける親、負けるなと励ます親 喜劇や悲劇〔新愛知〕/28日 屠場問題の紛擾(下の二) 不衛生極まる現屠場の状態〔豊橋日日新聞〕/28日 重役夫人を脅迫したアジア製靴 懲役三月の判決〔新愛知〕/30日 向上会と評議会 アジア争議から睨み合い〔名古屋新聞〕/30日 批判された向上会が怒る アジア争議調停問題のゴタヾヽ〔新愛知〕/31日 アジア製靴争議解決す 市議加藤一夫氏の調停で 発生以来九十余日〔名古屋新聞(夕)〕/31日 アジア製靴の争議目出たく手を打つ 加藤市会議員が調停に入り 九十余日目に解決〔新愛知(夕)〕

8月
1日 一度決裂して昨夜全く解決 苦戦九十日に亘るアジア争議全く終る〔名古屋新聞〕/ 1日 供託金と包金を職工側に与へてアジア製靴の争議 昨夜まったく解決〔新愛知〕/ 1日 小学児童のトラホーム検査〔新愛知〕/ 7日 下奥田町の移転いよく始まる〔新愛知〕/ 7日 アジア製靴 作業に着手〔新愛知〕/12日 積立金問題でまたも一騒ぎか 例のアジア製靴会社〔新愛知〕/12日 主殺しお光の所刑 大盗金助や小鉄―九兵衛等が三尺高い木の上に上げられた 尾張藩のお仕置場〔新愛知〕/14日 下奥田町の移転に高見部民の賛成と反対〔新愛知〕/20日 屠場のお下り幾干で買収する 其価格が一難関財布には唯一万二千円〔参陽新報〕/21日 屠畜場の問題 愈々認可に決す〔新朝報〕/22日 屠場売買価格 ひどい値開き〔新朝報〕/24日 再び屠場問題に就て(上) 屠肉衛生の徹底を望む〔豊橋日日新聞〕/25日 再び屠場問題に就て(下) 屠肉衛生の徹底を望む〔豊橋日日新聞〕/26日 紛糾中の市営屠場 突如認可さる〔豊橋日日新聞〕/29日 津島の隣保館 共存園出来上る〔新愛知〕

9月
2日 言論 屠場位置反対運動〔豊橋新報〕/ 2日 津島共存園の落成式〔新愛知(夕)〕/ 3日 社会教化事業として隣保館を建設 質屋、托児所、紹介所を兼ねる〔豊橋日日新聞〕/ 4日 日本に珍しい津島の共存園 県社会課が計画した隣保館五つの随一〔名古屋新聞〕/13日 平野町々総代等が陳情〔新愛知(夕)〕/14日 奇麗にしたいから低利資金を借りてくれないかと平野町の代表市役所に陳述〔名古屋新聞〕/15日 平野町の衛生状態を視察 久保田、広田両課長が〔新愛知〕/15日 吾等の町を美しく、住みよく改善しよう おいてきぼりの平野町に真剣な運動起る 鵜飼土木部長も視察〔名古屋新聞〕/16日 高師屠場問題 結局もの別れ〔新朝報〕/17日 屠場問題遂に不調に終る 豊橋対渥美畜産組 大竹組合長の通知状〔豊橋新報〕/17日 靴商組合組織〔豊橋新報〕/17日 豊橋靴商組合〔豊橋日日新聞〕/17日 靴商組合組織〔参陽新報〕/17日 靴屋さんの組合を作る 十八日発会式〔新朝報〕/20日 靴商創立総会〔豊橋新報〕/20日 靴商組合創立〔参陽新報〕/20日 豊橋靴商組合 組合長に朝倉氏〔新朝報〕/21日 東三肉組総会〔豊橋新報〕

10月
4日 市営屠場敷地は関係村民の反対で愈々近く変更の申請か〔豊橋日日新聞〕/ 5日 屠場営業認可〔豊橋新報〕/11日 水平社の分裂 全国水平社解放連盟が無産青年同盟に対立す〔東海朝日新聞〕/13日 たゝられた豊橋の市営屠場 地元町民が大会を開いて反対運動〔新愛知〕/13日 屠畜場を設置されては土地の発展に支障 田尻区民五十余名、市役所に出頭移転を陳情〔豊橋新報〕/13日 屠場設置に反対して地元民大挙して出頭田部井市長を捕へて陳情し、更らに市会議員を戸別訪問〔新朝報〕/13日 市営屠場の移転陳情 田尻、三輪区民が〔豊橋日日新聞〕/14日 屠殺場設置は土地の発展を阻止しないと市当局は言明してゐる〔豊橋日日新聞〕/14日 全国水平社解放連盟 綱領と声明〔新愛知〕/14日 大正の青砥藤綱 くづ会社の総会 日本にたゞ一つの下奥田町の同朋舎〔名古屋新聞〕/19日 下奥の移転先に普通住宅を建てんとす 不良住宅移転反対 一方法の煽動か?〔名古屋新聞/22日 岩崎区民と肉屋とに板挟み 市営屠場の其後 愚図つけば決行〔参陽新報〕/26日 海洋少年団かがり火会〔名古屋新聞〕/26日 貧民窟を根本的に改造 貧しき人々のために美しいアパートから小住宅を建てる 六大都市不良住宅改善〔名古屋新聞(夕)〕

11月
2日 鼻緒業組合発会式 一日波留貴座で盛大に挙ぐ〔名古屋新聞〕/ 3日 市営屠場近く着工 変更候補地の申出がない為〔新朝報〕/ 3日 本県隣保事業 本年に豊橋へも新設〔新朝報〕/13日 水平運動三潮流に分裂す 融和主義、無政府主義、共産主義 無政府義側ではあす講演会〔名古屋新聞〕/17日 岩崎区民相変らず沈黙 市営屠場の設置余儀なく断行する〔参陽新報〕/22日 六大都市不良住宅の改善 愈よ実施の段取運ぶ名古屋、京都、大阪などは木造建築 どこもトンネル長屋式はやめ〔名古屋新聞(夕)〕

12月
8日 貧しき人々へ洩れなく分つ為め歳の暮の米と餅を施す場合は社会課へ届けて呉れ〔名古屋新聞〕/12日 市営屠場改築愈決定 七万五千円の貸付を受けて四ケ年計画の予定〔名古屋新聞〕/23日 渥美畜組の豚肉加工準備着々進む〔豊橋新報〕/24日 市営屠畜場 岩崎の泣寝入り 二十七日が公入札〔参陽新報〕
【第3巻】
1927(昭和2)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
1月
1日 お国自慢(一) 三河万歳 徳川頼貞侯たちを得意にもつ別所万歳(上)〔新愛知〕/3日 お国自慢(二) 文武帝の三河行幸で生れた三河万歳の由来記(下)〔新愛知〕/ 5日 川柳に詠はれた万歳(上) 岡本映絲〔新愛知〕/ 6日 川柳に詠はれた万歳(下) 岡本映絲〔新愛知〕/11日下奥田町の不良住宅の移転 低資の償還方法がきまり次第着手〔新愛知〕/12日 高見に移す案を止めて区内に文化街をつくる 百十五万円を投ずる模範的の施設 下奥田町等の不衛生地区の改善策〔名古屋新聞〕/12日 移転はやめにし現在の場に改築 下奥田町の不良住宅〔新愛知〕/12日 不良住宅改築費 市の態度きまらず 十二日県から督促さる〔新愛知(夕)〕/13日 市長も色よい返事 今度は上京両省に交渉 不衛生地区改善問題〔名古屋新聞〕/16日 中京靴工同盟会を組織〔新愛知〕/17日 発会式を挙げた中京靴工同盟会 きのふ教化会館で〔新愛知〕/17日 細民に餅を施す〔新愛知〕/19日 下奥田町の改築に頭痛の百十八万円 内務省のたのもしい回答で解決 この二月には着工〔新愛知〕/19日 内務省でも非常によく諒解 木造でする下奥田の不良住宅改善は全国的に注目さるものと土岐部長得意の土産話〔名古屋新聞〕

2月
15日 市立屠場工事進捗〔豊橋日日新聞〕/15日 屠畜場工事進む〔新朝報〕/20日 五月には建設に着手 下奥田町不良住宅改正 きのふ低資貸与の指令〔新愛知〕

3月
2日 労働者や内職者の為め花田へ託児所を新設 廃止された有鄰財団のそれに代へ同地有志者の新計画〔新朝報〕/ 4日 下層民のために隣保館に公営質屋 とりあへず名古屋と一宮へ 全国で最初の試み〔新愛知〕/ 5日 隣保館で質業 県下へ七ケ所建設〔新朝報〕/12日 牛馬豚大供養〔参陽新報〕/12日 不良住宅改良の実現を急ぐ内務省 狭い部屋を単位に衛生的に 家賃は日家賃と月家賃とに 名古屋では蘇鉄町、下奥田町が候補地〔名古屋新聞〕/13日 部落問題私見 代議士法学博士清瀬一郎氏談〔参陽新報〕/14日 靴工競技会賞品授与式〔新愛知〕/15日 市営屠場 二十日頃竣工〔参陽新報〕/15日 特殊部落対策 折原己一郎氏談〔参陽新報〕/20日 東三売肉供養会〔新朝報〕/20日 牛馬豚大供養〔参陽新報〕/23日 牛馬犬の供養〔豊橋日日新聞〕/23日 愛犬多数参列しワンヽヽ 供養 売肉組合では牛馬豚供養〔参陽新報〕/29日 下奥田町は木造建にする 他の五大都市の分は何れも鉄筋混凝土建 不良住宅区域改良案〔名古屋新聞(夕)〕/30日 海部水平社大会〔新愛知〕/30日 不良住宅会議 廿八日で一先づ打切り〔豊橋新報〕/30日 下奥田町の改良 百三十余万円で近く着手す 安藤市助役帰名して語る〔新愛知(夕)〕/31日 不良住宅改良法六月一日から施行 下奥田町改良の総予算百三十万円余など安藤助役帰名談〔名古屋新聞〕/31日 屠場工事進捗〔豊橋新報〕/31日 豊橋の屠殺場 工事着々進む〔新朝報〕

4月
5日 不良住宅費は七十四万円 県社会事業協会理事会〔名古屋新聞〕/ 8日 部落民解放に熱弁をふるふ海部郡水平社〔新愛知〕/11日 五十五万余円で不良住宅改良 愛知県社会事業協会理事会開かる〔名古屋新聞(夕)〕/13日 社会事業協会 二年度の事業〔新朝報〕/20日 市営屠場愈々竣工〔参陽新報〕/20日 豊橋の屠場いよゝゝ開始〔豊橋新報〕/20日 市営屠場竣工 近日中に屠殺開始〔新朝報〕/27日 市営屠殺場使用認可さる〔豊橋日日新聞〕/27日 豊橋の屠殺場 廿五日付で認可〔豊橋新報〕/27日 豊橋屠殺場使用認可さる〔新朝報〕/30日 百十八万余円をかけて不良住宅を改良 下奥田町を中心とする一廓 県の確立計画成る〔名古屋新聞(夕)〕

5月
4日 豊橋の屠殺場 近く開始する〔豊橋新報〕/ 4日 豊橋屠殺場認可〔新朝報〕/ 4日 市営屠畜場使用認可 近く指令〔参陽新報〕/10日 屠殺場新築祝〔豊橋新報〕/10日 市営屠場新築祝ひ 十四日挙行〔参陽新報〕/10日 市営屠場新築祝ひ 売肉組合の主催で〔新朝報〕/15日 屠殺場竣工祝 本日屠殺開始〔豊橋日日新聞〕/15日 屠殺場の竣工祝 昨日挙行した〔豊橋新報〕/15日 豊橋市屠畜場 きのふ竣工祝〔新朝報〕/19日 市営屠場屠殺数 三日間に十九頭〔参陽新報〕

6月
2日 福江町の屠場 屠殺を開始〔豊橋新報〕/ 7日 工賃問題から下駄屋さん紛擾 履物商にハネられた職人団体友益会〔参陽新報〕/ 7日 履物商組合を対手に下駄職工結束して策動 工賃の一割値下げに端を発し同盟罷業に移る?〔新朝報〕/ 8日 下駄屋さんの紛擾 交渉遂に決裂 双方持久の策に出でどこまでもと頑張る〔参陽新報〕/ 8日 履物商組合対豊橋友益組合の争議 両者強硬結局決裂か 荷主側では豊橋職工組合を新たに組織して対抗するか〔新朝報〕/ 9日 円く納まるはきもの争議 製造販売業者も友益会へ加入する〔参陽新報〕/ 9日 こぞって新組合に入り円満なる解決を遂ぐ 一時その形勢を気づかはれた履物商組合対職工の紛糾問題〔新朝報〕/ 9日 下駄屋の紛議永びく模様 双方共強硬に抗議す〔東海朝日新聞〕

7月
3日 下奥田町不良住宅 近く改善に着手 施行細則きまる〔新愛知〕/ 5日 小さく二階建に設計を変更 下奥田町不良住宅改善 起工は遅れる〔新愛知〕/ 9日 下もゆる草(一) 生くべき道に悩んで下駄の歯入れ開業 今年一中を卒業して若き聖者と仰がれる下奥田町の新人〔名古屋新聞〕/10日 下もゆる草(二) 家屋はムサイが美しい道と路次 下奥田報徳少年団が鬼頭の指揮で毎朝お掃除とお祈り 人の心も美しい〔名古屋新聞〕/11日 下もゆる草(三) 思想的家出して集まる悩みの若人 「玄海」の屑ひろい株式会社に汗して働く良家の子女たち 歓びに輝く顔よ〔名古屋新聞〕/12日 下もゆる草(四) 涙で演じた「出家とその弟子」 下奥田町報徳青年団演劇部が舞台に立って「愛と汗」の宣伝 涙、涙、実感の涙〔名古屋新聞〕/13日 下もゆる草(五) 貧しき人々にあふるゝ人間味 屑ひろいの女たちは乞食でない 生きるものゝたふとい姿だ 床しきその挿話〔名古屋新聞〕

8月
5日 下奥田町の不良住宅改善 本省の修正希望に基いて社会課で変更設計を急ぐ〔新愛知〕/17日 下奥田町の住宅改善 九月末ごろ工事に着手〔新愛知〕

9月
2日 屠殺数〔豊橋日日新聞〕/ 2日 牛馬豚屠殺数〔参陽新報〕

10月
6日 去月屠殺成績〔参陽新報〕/ 6日 牛豚屠殺数〔豊橋日日新聞〕

11月
9日 御料肉屠場ちかく完成〔名古屋新聞〕/ 9日 御料肉屠殺場ほゞ出来上る〔新愛知〕/10日 名古屋市外三市不良住宅改良 全部復活を要求〔新愛知〕/10日 不良住宅地区改良補助費 全額復活要求〔名古屋新聞〕/
22日 大観兵式当日の直訴事件 聖上御閲兵の御馬前に直訴す 岐阜歩兵六八連隊の二等卒 十九日北練兵場で〔新愛知(夕)〕/22日 奥田小隊長駈出し襟首とって引戻す 今は猶予なり難しと 直訴犯人逮捕の刹那〔新愛知(夕)〕/
22日 直訴状内容〔新愛知(夕)〕/22日 師団長以下進退伺ひを提出 一とまとめにして〔新愛知(夕)〕/22日 全員あげて謹慎の意を表す岐阜六十八連隊〔新愛知(夕)〕/
22日 戦友の差別待遇が情けないと帰郷の際云ってゐた 泰作の姉やす子語る〔新愛知(夕)〕/22日 軍隊内の差別と当局の暴圧 北原が脱営当時同志に発送したもの〔新愛知(夕)〕/
22日 去る十九日大観兵式御閲兵中岐阜連隊の一兵卒直訴を企つ 御馬前を騒がした兵卒は水平社員、六十八連隊第五中隊の北原泰作(二十二) 本日記事差止解除さる〔名古屋新聞(夕)〕/22日 北原は元共産主義者 実行ができないと見て水平運動に転じたもの 北原を捕へた奥田少尉の談〔名古屋新聞(夕)〕/
22日 直訴状の内容 軍隊内の差別争議〔名古屋新聞(夕)〕/22日 直訴に依て差別待遇の撤廃を企図したもの ◇陸軍当局談〔名古屋新聞(夕)〕/22日 北原は「直訴々々」と二た声許り叫んだ それは全く瞬間の出来事 目撃者鵜飼八重青年団長の談〔名古屋新聞(夕)〕/
22日 師団長以下進退伺ひ 白川陸相の手許迄提出〔名古屋新聞(夕)〕/22日 お詫言上 安満師団長〔名古屋新聞(夕)〕/22日 洵に恐れ多い極み 田中首相談〔名古屋新聞(夕)〕/22日 悪びれた模様もない 憲兵分隊長森山少佐談〔名古屋新聞(夕)〕/
22日 拘禁中の北原 端座して黙想〔名古屋新聞(夕)〕/22日 有馬頼寧伯 直訴事件につき首相と要談〔名古屋新聞(夕)〕/22日 鴻大無辺の聖恩に浴せしめたならば彼も亦感激せんと期した それが却って今回の不祥事を生んだ〔名古屋新聞(夕)〕/
22日 宣誓を拒んだり連隊長を面罵したり北原は絶えず上官を悩ました 脱営したこともある〔名古屋新聞(夕)〕/22日 軍法会議予審に付せらる〔名古屋新聞(夕)〕/22日 岐阜連隊は謹慎 演習地から悄然帰営〔名古屋新聞(夕)〕/
22日 三宅五旅団長 恐懼して語る〔名古屋新聞(夕)〕/22日 岐阜憲兵分隊、石坂連隊長以下関係者取調べ〔名古屋新聞(夕)〕/22日 北原は請願令違反、一年以下の懲役位か 関係隊長は謹慎、譴責程度 陸軍法務当局の見解〔名古屋新聞(夕)〕/
22日 評壇 直訴〔名古屋新聞(夕)〕/22日 上京は三年間志を得ず思想上の転換期が来た 善良優秀な少年時代から彼が反抗児となるまで〔名古屋新聞(夕)〕/22日 泰作の妹みす、涙ながらに語る 「兄は苦学しました‥‥」 黒野村の家庭を訪ふ〔名古屋新聞(夕)〕/
22日 無政府主義者と交際があった 彼は軍隊内の異端者 武藤中尉談〔名古屋新聞(夕)〕/
23日 北原二等卒の直訴事件 近く陸相の名で全軍に訓令する 平等待遇に就てはつねぐ厳達されて居った〔新愛知〕/23日 石坂連隊長談〔新愛知〕/23日 恐懼する桜井中隊長〔新愛知〕/23日 安満師団長語らぬ〔新愛知〕/
23日 軍法会議へ送致 独房で謹慎する北原〔新愛知〕/23日 大演習前に認めた直訴状 背嚢に深く秘めてその朝ヅボンのポケットへ〔名古屋新聞〕/23日 温情をもって遇してゐた 処決の道をとったと石坂連隊長恐懼して語る〔名古屋新聞〕/
23日 軍隊から出し恐懼にたえぬ 白川陸相語る〔名古屋新聞〕/
24日 請願令といふ途が立派に開けてゐる 決して国禁をおかさずとも上聞に達することができる 某宮内大官談〔名古屋新聞〕/24日 北原二等卒のため歎願 水平社同人らがおだやかにやる〔新愛知(夕)〕/24日 名古屋でも大会を開く〔新愛知(夕)〕/
24日 北原の直訴事件で全国水平社うごく 来月の大会の決議で歎願運動をおこす筈〔名古屋新聞(夕)〕/
25日 けふ午前九時から直訴兵の軍法会議 裁判長は高羽歩兵中佐 傍聴券を発行する〔新愛知〕/25日 けふ開く北原二等卒の公判 弁護人を付けんと水平社側奔走 殺到を防ぎ傍聴券制限〔名古屋新聞〕/
25日 直訴兵の軍法会議 言ひたいこともあるが何事も申上げまい 聞き入れて呉れぬからと大きい腹を見せる〔新愛知(夕)〕/25日 直訴した北原二等卒の公判 被告は否定しても売名に外ならぬと懲役1ケ年の求刑 言ふ事は無いと嘯ぶく被告 あす午前判決申渡さる〔名古屋新聞(夕)〕/
26日 北原二等卒に水平社が弁護士を依頼 本日判決前に再審理を申出る〔新愛知〕/26日 水平社員は個々別々に全国に散在させる 近く代表者を集めその会議 内務当局の融和策〔名古屋新聞〕/
26日 北原の軍法会議にやり直しを要求か 頼んだ弁護士も遂に間に合はず 親兄弟も公判の日を知らなかった 北原直訴兵の公判につき山岡君語る〔名古屋新聞〕/26日 和敬婦人会 九絛武子さん臨場〔新愛知〕/
26日 和敬会館発会式 九絛武子さんが講演をする〔名古屋新聞〕/26日 直訴兵卒北原に懲役一年の判決 弁護士からの再審申請は却下 求刑通りの言渡し〔新愛知(夕)〕/26日 直訴兵北原泰作に懲役一ケ年の判決 磯辺弁護士の再開申請されず 瞬間被告の頭は下った〔名古屋新聞(夕)〕/
27日 北原二等卒の申出却下 判決言渡され嬉しみを湛ふ〔新愛知〕/
28日 直訴兵の軍法会議経過報告演説会〔新愛知〕/28日 直訴事件責任者に処罰の御沙汰下る 桜井第五中隊長は過失の極刑 以下旅団長に及ぶ〔新愛知(夕)〕/
30日 直訴事件の責任 陸相からお詫び言上し師団長の責は一段落〔新愛知〕

12月
24日 水平社演説会 ゆふべ大黒座にて〔名古屋新聞〕
1928(昭和3)年・・・・・・・・・・・・・・・・・80
1月
10日 表通りは鉄筋の三階建 下奥田町の不良住宅改善 認可をまって着工〔新愛知〕/10日 下奥田住宅改築いよいよ取掛る みなで五百戸の内二百戸程は鉄筋二階建〔名古屋新聞〕/20日 市営屠場成績〔豊橋日日新聞〕/20日 屠殺場の業績 開設以来の統計〔新朝報〕/20日 鼻緒製造組合員突然同盟罷業 工賃八歩の値下げに中止を申込み拒絶されて〔名古屋新聞〕/ 20日 工賃値下げ 職工側は拒絶 履物卸商組合鼻緒部又も総罷業断行か〔新愛知〕/27日 特殊児の講演〔豊橋日日新聞〕/

2月
6日 名下駄歯入業組合発会式〔新愛知〕/26日 今の長屋も半洋館 下奥田町の変更設計大体終って認可の申請〔新愛知〕

3月
1日/ 不良住宅愈よ近く改善 こゝ十数日中に認可 整理して順次着工〔新愛知〕/ 7日 平野町でも反対演説 大衆之日本社主催(市税値上げについて)〔新愛知〕/ 9日 不良住宅改善費起債認可さる 四十七万七千円で近く着工する〔名古屋新聞〕/20日 牛豚の供養 廿一日市営屠場で〔東海朝日新聞〕/20日 獣の供養法会〔豊橋日日新聞〕/20日 牛馬豚供養会〔参陽新報〕/20日 牛馬豚の供養〔新朝報〕/23日 牛馬豚追善会〔参陽新報〕/25日 共存園建築 頼母子講で〔豊橋日日新聞〕/25日 有志発起の托児所共存園建設 時代の要求に鑑みて 資金は頼母子で造る〔豊橋新報〕/25日 花田に共存園 予算一万円で〔新朝報〕/27日 共存園頼母子講〔豊橋新報〕/27日 言論 共存園設立〔豊橋新報〕/

4月
3日 下奥田町の住宅改良工事愈よ全部を認可さる 直ちに工事着手の‥‥実施内容〔名古屋新聞〕/ 7日 不良住宅改良用地買収 社会事業協会で関係地主と協議〔新愛知(夕)〕/ 8日 下奥田町の不良住宅改良 土地買収打合せ〔名古屋新聞〕/19 三月中屠殺 豊橋市営屠殺場〔参陽新報〕

5月
8日 南押切校十周年祝賀競技会〔名古屋新聞〕/ 9日 上古の思想 穢れと祟り(一) 神格教尾上金城〔参陽新報〕/10日 上古の思想 穢れと祟り(二) 神格教尾上金城〔参陽新報〕/11日 上古の思想 穢れと祟り(三) 神格教尾上金城〔参陽新報〕/12日 上古の思想 穢れと祟り(四) 神格教尾上金城〔参陽新報〕/12日 去月屠殺牛豚〔参陽新報〕/19日 南押切小学記念運動会延期 廿、廿一日の両日〔名古屋新聞〕/31日 映画筋書で入賞 部落融和中心の脚本で 大喜びの県庁の三輪君〔名古屋新聞〕

6月
6日 牛豚の屠殺数〔豊橋日日新聞〕/ 7日 屑屋さんのほゝ笑み 生れた組合〔名古屋新聞〕/10日 屑物組合発会式 盛会を極む〔名古屋新聞〕/15日 和敬婦人会追悼法要と講演〔名古屋新聞〕/28日 売肉業者大会〔豊橋日日新聞〕/30日 二人組の犬猫泥棒 両名共に懲役 本日言渡さる〔東海朝日新聞〕

7月
16日 奥田町不良住宅地区改良計画決定す 愈々本年度より実施〔新愛知〕/16日 下奥田町の不良住宅改良 本日地主総代との諒解成り愈よ事業の緒に就く〔名古屋新聞(夕)〕/17日 下奥田町の不良住宅改善 土地買収の交渉まとまり来月から第一期工事〔新愛知〕/

8月
17日 下奥校の生徒過半数眼症 少ないのは棣棠校が一番 市教育部の児童眼疾調査〔名古屋新聞〕/27日 花田町共存園 財団組織の運動〔新朝報〕/29日 大典を期し差別観念の撤廃を 二十八日付の諭告をもって四民平等の普及宣伝〔名古屋新聞〕/30日 融和観念普及 小幡知事の諭告〔新朝報〕

9月
14日 去月中屠畜数〔参陽新報〕/30日 下奥田町住民が鉄筋に反対 住宅改善に着手の矢先 社会事業協会大困り〔新愛知〕

10月
7日 去月の屠畜数〔参陽新報〕/10日 愛知水平社の慰安会と演説〔新愛知(夕)〕

12月
19日 下奥校に裁縫校付設 方面委員が市へ陳情〔名古屋新聞〕/27日 年の瀬 呪ふ細民街に世の喘ぎを見た市長さん 「なんとか考慮せにゃ」と暗然 都会裏の下層生活の痛々しさ〔名古屋新聞〕
1929(昭和4)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・96
1月
15日 下奥、塚越、西塚三ケ町不良住宅改善案悩む 「お役所式改善案は真ぴら御免」 鐘江学務部長と町民の衝突から〔名古屋新聞〕

2月
6日 貧困児童へ被服や食料 就学児童奨励規定の一部改正案を市会に提出〔新愛知〕

3月
3日 県の不良住宅改善事業 着工指令から反対熱強硬 町民大会を開いて結束の決議 昨夜三ケ町が下奥小学校に〔名古屋新聞〕/ 4日 六百の町民けふ県庁に陳情 下奥方面の住宅改善に対し計画の一部変更をと〔名古屋新聞〕/16日 地元の希望を容れ漸く纏まる 下奥田町の不良住宅改善 変更した設計の内容〔新愛知〕/16日 木造家屋を増加する コンクリート三階造を二階に変更 計画より減って四百六十世帯 下奥田町不良住宅改善修正案〔名古屋新聞〕/19日 町民の要求を容れて建てる 諒解を得て学務部長帰る 不良住宅改善問題〔名古屋新聞(夕)〕

4月
19日 町営浴場の元祖大正湯大儲け 大衆向き散髪屋大正軒も大繁盛 お陰で町費大浮き 平野町の誇り〔新愛知〕

5月
24日 千郷村片山 共同浴場漸く竣成〔参陽新報〕/28日 下奥田町の改良住宅来月上旬完成 定員だけ移転と同時に鉄筋住宅の建築に着手〔新愛知〕

6月
25日 売肉商連合会〔豊橋日日新聞〕/29日 屠殺場へ供養塔建立 豊橋の業者等が〔豊橋新報〕/29日 下奥田町不良住宅の第一期改築漸く完成 まづ十七戸 家賃七円五十銭 今度は風呂屋も作る〔名古屋新聞〕

7月
24日 下奥田町住宅改善 計画通り進行〔新愛知〕

8月
1日 市内の不良住宅改良漸く認可され近く入札の手順 来年中には全部完成〔名古屋新聞〕

9月
28日 畜霊塔の建立〔参陽新報〕/28日 慰霊塔を建設〔豊橋日日新聞〕/28日 牛豚馬の霊塔 明年慰霊祭〔豊橋新報〕/28日 売肉組合慰霊塔〔新朝報〕

10月
10日 花田共存園 近く建築着手〔豊橋日日新聞〕/10日 共存園託児所 愈々工事に着手す〔新朝報〕/10日 共存協会経営の花田共存園 近く工事に着手 市内三ケ所に増設〔豊橋新報〕/18日 共存園地鎮祭〔参陽新報〕/19日 共存園の地鎮祭〔新朝報〕/19日 共存園地鎮祭〔豊橋日日新聞〕

11月
1日 四日第八回の水平社大会 融和運動対策を中心に協議 御園座に開催する〔名古屋新聞〕/ 4日 全国水平社大会名古屋で開かる 三府十五県から参加〔新愛知(夕)〕/ 4日 全国水平社大会 燃ゆる雪辱の意気で御園座で開かる〔名古屋新聞(夕)〕/ 5日 全国水平社第八回大会 アナ系とボル系の対立に険しい雲行 危ふく正面衝突を免がれて嵐は五日の委員会へ持越か 終って記念演説会〔名古屋新聞〕/ 6日 福岡事件犠牲者の家族に慰問文 全国水平社大会の名義をもって発送〔新愛知〕/30日 成田東山寮長の乞食研究(上) 夜業してさへ飯代のない日も多い 名古屋の乞食の今日唯今〔名古屋新聞〕

12月
1日 成田東山寮長の乞食研究(中) 一方の旗頭は東京薬専出の失業者 型にはまった乞食への道〔名古屋新聞〕/ 3日 成田東山寮長の乞食研究(下) 子供の損料も上中下に分れてゐる 「三日すれば」などは甘い見方〔名古屋新聞〕/20日 共存園竣工〔豊橋日日新聞〕/20日 花田共存園 今二十日から託児を引受ける 保母長は高師出身の才媛〔新朝報〕/20日 花田共存園 今日から保育申込者既に六十名突破 開園式は明年一月中旬〔豊橋新報〕/21日 共存園の託児入園式〔新朝報〕/21日 花田共存園 愈よ昨日から開園 入園児童百五名〔豊橋新報〕
1930(昭和5)年・・・・・・・・・・・109
1月
1日 徳川時代より有名な古い歴史をもつ三河万歳 正月には各方面へ巡奏 その概歴と祝文〔豊橋新報〕/ 1日 三河万歳 家康公から関所御免の墨付 本家は三河の別所〔新朝報〕/12日 共存園開園式〔豊橋日日新聞〕/12日 花田共存園開園式 十六日挙行〔参陽新報〕/14日 昨年の屠殺数〔豊橋日日新聞〕/15日 花田共存園開園式 明十六日盛大に挙行〔豊橋新報〕/15日 共存園の開園式 明十六日〔新朝報〕/17日 共存園開園式〔豊橋新報〕/17日 共存園の開園式 盛況を極めた〔新朝報〕/17日 花田共存園の意義深い開園式 幼児在籍者現在百五十名〔豊橋日日新聞〕/19日 ゴム草履加工組合 卸組合へ決議文 協定賃銀を無視するとて 協議会をひらいて〔名古屋新聞〕/19日 二月完成の下奥アパート 社事協会の各種建築物 全部竣工は四月頃〔名古屋新聞〕/22日 三河万歳物語(上) 才造は災除の転化〔東海朝日新聞〕/23日 三河万歳物語(下) 「トウヽヽタラリ」は西蔵語〔東海朝日新聞〕

2月
19日 三河万歳に廃頽味たっぷり 長靴の太夫が往来する〔東海朝日新聞〕

3月
12日 畜魂碑除幕式〔豊橋日日新聞〕/13日 あすは第二回国民融和デー 暗い差別意識を根こそぎしませう 愛知県下で色々の催し物〔新愛知(夕)〕/13日 あすが融和デー 愛知県も大童で宣伝〔名古屋新聞(夕)〕/20日 東三売肉商組合の畜魂碑除幕式 二十一日盛大に挙行〔豊橋新報〕/20日 売肉商組合 畜魂碑除幕式〔参陽新報〕/20日 畜魂碑除幕式〔豊橋日日新聞〕/24日 市屠場に畜魂碑 牛馬豚の霊安かれ〔豊橋大衆新聞〕

4月
18日 水平社同人の兵卒に失言 豊橋歩兵連隊の不祥事〔新愛知〕/19日 第2の福連事件? 豊橋連隊に惹起す 中心人物渡辺中佐を糾弾 水平社本部憤って〔新朝報〕/19日 侮辱されたと水平社本部へ〔豊橋日日新聞〕/19日 渡辺中佐の言辞がもとで連隊側と水平社の紛擾 静岡から実行委員来豊〔豊橋大衆新聞〕/19日 縫靴工卒辱め 豊橋連隊へ水平社から抗議〔名古屋新聞〕/19日 豊橋連隊の失言問題〔新愛知〕/20日 豊橋連隊の差別問題 関係幹部は連日協議 浜松水平社でも対策を練る〔新朝報〕/20日 訓示の内容が明確となって水平社の態度も緩和 結局円満に解決しよう〔新朝報〕/20日 全国に飛檄して抗争力を集中 解決迄は豊橋に滞在し賤視観念打破の為闘ふ〔新朝報〕/20日 水平社、連隊の紛擾 愈形勢悪化か 水平社本部では全国に通知〔豊橋大衆新聞〕/20日 失言問題で静岡県本部大会〔豊橋日日新聞〕/20日 十八連隊の差別事件 無事解決〔参陽新報〕/21日 代表者来豊〔豊橋日日新聞〕/21日 豊橋連隊の失言問題解決〔新愛知(夕)〕/22日 豊連の問題円満裡に解決 連隊長の挨拶があって委員等も大満足〔参陽新報〕/22日 豊橋連隊対水平社抗争問題円満解決 きのふ連隊本部で両者会見し、失言を認め陳謝を条件に〔新朝報〕/22日 失言問題解決す 演説会開催〔豊橋日日新聞〕/22日 水平社対十八連隊の紛擾は無事解決した 昨日両幹部が会見して〔豊橋大衆新聞〕/24日 活字ヂャズ(豊橋十八連隊の差別事件について)〔豊橋大衆新聞〕/26日 豊橋連隊内にまた差別問題 水平社側激昂〔名古屋新聞(夕)〕/26日 豊橋連隊にまた失言問題! 水平社同人に対して某上等兵が暴言を吐き〔新愛知(夕)〕/27日 解決が解決にならず又ぞろ 十八連隊に水平社問題 今度といふ今度は悪化せん〔豊橋大衆新聞〕/27日 侮辱問題再燃〔豊橋日日新聞〕/27日 またも十八連隊に失言問題起る 水平社本部へ移牒した 再び面倒な問題が起らん〔新朝報〕/27日 何の皮肉ぞ事件解決の日 又復差別問題の火の手 兵隊同士の批判議論から水平社また連隊へ突込む〔参陽新報〕/28日 連隊の水平社事件に隊内の同人連は非常な決意 解決は頗る難渋の模様〔豊橋大衆新聞〕/28日 豊連水平問題重大化するか 本部からも出張して連隊側に厳談〔参陽新報〕/29日 又復再燃した十八連隊水平社問題 大阪本部と静岡支部員来豊 軍隊側を訪問せし〔豊橋新報〕/29日 水平社同人の活動を支持応援 豊橋合同労働組合の声明〔豊橋新報〕/29日 ○○を○○と言ふのにそれがどうして悪い? 豊連水平社問題放言の内容隊では何等の処置もしなかった〔参陽新報〕/29日 失言上等兵に自発的の処分 連隊側の態度 水平社の軍隊訪問〔参陽新報〕/29日 陳謝位では承知せぬ模様 全国的の問題として連隊へ詰寄る〔参陽新報〕/29日 豊橋合同労働組合は水平社の活動に応援〔参陽新報〕/29日 連隊の水平社問題 愈々大阪本部員が来豊す 全国的解決方法をとの意向〔豊橋大衆新聞〕 /29日 水平運動支援〔豊橋日日新聞〕

5月
1日 水平社本部の指揮を仰いで明日連隊側に交渉 差別的言辞問題〔参陽新報〕/ 4日 水平社幹部の強硬なる態度 特命検閲を前にして豊連解決に腐心〔参陽新報〕/ 4日 活字ヂャズ(豊橋十八連隊の差別事件について)〔豊橋大衆新聞〕/ 6日 連隊の水平問題 愈々今明中に本部員来豊か〔豊橋大衆新聞〕/ 7日 昨六日も大阪本部員来らず 結局この侭の立消えか 目下は何れとも判らぬ連隊水平社問題〔豊橋大衆新聞〕/ 8日 再燃した失言問題 水平社の対策〔新朝報〕/ 9日 北原氏来豊す〔豊橋日日新聞〕/ 9日 愈々本部交渉員来豊 連隊水平社問題緊張す 昨八日特命検閲使に面会を申込む〔豊橋大衆新聞〕/ 9日 多門中将にも面会を申込む水平社の一行 豊連の失言問題〔参陽新報〕/9日 川村中尉 進退伺〔参陽新報〕/10日 兵隊に講演を聴かせて十分曲解を是正したい 水平社から豊連へ申込む 舌禍上等兵から謝り証文提出〔参陽新報〕/10日 不穏言動問題 会見を終る〔豊橋日日新聞〕/10日 第二中隊長は進退伺ひ 当の上等兵は謝罪状 十八連隊、水平社問題は尚交渉継続中〔豊橋大衆新聞〕/10日 対水平社問題責任者陳謝で解決 十二日豊橋劇場で演説会 差別観念撤廃を期すべく〔新朝報〕/10日 豊橋連隊の水平社問題漸く解決す〔名古屋新聞〕/11日 水平社主催で演説会を開く 十二日豊橋劇場にて 豊連事件落着〔参陽新報〕/11日 連隊差別問題の演説会を開催 尚声明書を発表〔豊橋大衆新聞〕/11日 水平社の演説会 明日豊橋劇場で〔新朝報〕/11日 豊橋劇場で批判演説会 声明書を発表〔豊橋日日新聞〕/11日 和敬会追悼会〔名古屋新聞〕/12日 連隊差別事件の演説会は今夜七時から豊橋劇場で開催 各本部の闘士が交々登壇〔豊橋大衆新聞〕/13日 緊張した演説会〔豊橋日日新聞〕/13日 豊橋連隊の差別批判演説会〔新愛知〕/14日 連隊差別事件批判演説会頗る盛会 無事平穏に散会〔豊橋大衆新聞〕/14日 水平運動は今が反動期 西進策〔新朝報〕

6月
15日 涙ぐましい教員の励精 差別待遇も昔の夢 更生した下奥田町〔新愛知〕/25日 次は飢餓線 押詰められた大衆(五) 奥田町にも不景気 ボロの値も下落働けど〃浮ばれない一群 同朋舎の今日此頃〔新愛知〕

7月
9日 十八連隊が極秘に秘し漏洩を恐れてゐる事実 曩きの××××問題に関する処分か〔豊橋大衆新聞〕/10日 昨報の十八連隊の極秘事実に又しても旧倍の物議か 「公約の無視は余りに無責任だ」と全国水平社支部動き始む〔豊橋大衆新聞〕/19日 静岡県水平社連合支部の生駒委員が連隊を訪問 「何が故に二人を××したかを詰問」 相当の紛糾が予想される〔豊橋大衆新聞〕/20日 廿日過ぎに北原氏も来豊し連隊側へ正式に交渉か 連隊側は何処迄も強硬に出るらしい 成り行きは相当に重大か〔豊橋大衆新聞〕/22日 地方俚謡 尾張万歳「御城万歳」 今晩七時半 CKから〔東海朝日新聞〕/23日 静岡、愛知両支部協議の上今明日中に正式交渉か 北原泰作氏はすでに浜松に潜伏か 連隊対水平社問題愈々紛糾〔豊橋大衆新聞〕/27日 豊橋連隊側は軍規上の問題と頗る強硬の態度を持す 水平社側の抗議に対し〔新朝報〕/27日 三十日に浜松で大会を開催 其上で連隊へ正式交渉 第三師団、陸軍大臣迄行ってもと意気込む全国水平社同人〔豊橋大衆新聞〕/30日 蟹江連隊長の栄転で水平社同人は陸軍省へ直接にブツカッて行くらしい〔豊橋大衆新聞〕

8月
2日 水平社側では十八連隊問題を陸軍省へ陳情に決定か 浜松市での演説会は稀に見る大盛況 但し十八連隊への交渉も放棄せぬらしい〔豊橋大衆新聞〕/ 3日 市内麻真田業者の合理化的合同問題 刻々と目鼻が付いて来る模様 漸く具体案の骨子生る〔東海朝日新聞〕/ 8日 洗濯物の下をくゞって前大臣さんらが民情視察 昨夜下奥田町と蘇鉄町を訪ひ改良住宅の高い家賃に驚く〔新愛知〕/14日 「工賃を引上げよ」鼻緒職人起つ お盆を転機に俄然好景気来! 問屋側へ交渉準備〔名古屋新聞〕/14日 突如全国水平社側で連隊長宛抗議書を発送 回答の如何によっては第二段の戦術か 成り行きこそは注目に値す〔豊橋大衆新聞〕/15日 鼻緒工賃を愈々協定か この侭では遂に共倒れとて製造業組合が協議〔新愛知〕/18日 融和事業講習会 二十八日から御津公会堂で〔名古屋新聞(夕)〕/20日 融和事業講習会 廿八日より御津公会堂で〔豊橋新報〕/24日 麻真田従業員組合 日本労働へ加盟 目的貫徹に譲らない結束〔豊橋日日新聞〕/26日 麻解工終ひに同盟罷業す 麻糸争議愈よ始まる〔東海朝日新聞〕/26日 麻糸従業員一斉罷業 工賃値下に反対 麻糸組合へ嘆願〔新朝報〕/26日 工賃値下反対で麻解工の総罷業 争議団本部の名で声明書発表〔豊橋日日新聞〕/27日 持久戦を覚悟の麻糸争議尖鋭化す 麻糸組合結束を固めて対策協議 結局要求を一蹴せん〔新朝報〕/28日 豊橋麻真田争議 正式に宣戦を布告 廿七日麻糸組合に対していよゝゝ持久戦に入る〔新朝報〕/29日 二千余の職工が争議の打撃を受く 長引けば麻真田工場も休業 その影響頗る甚大〔東海朝日新聞〕/29日 豊橋麻真田争議続報 意外に驚く争議団 要求拒絶は組合の意志でない 労資双方代表会見? 麻糸組合急遽協議会〔新朝報〕/29日 麻糸組合役員と争議団代表の会見 豊橋署が内容を調査して調停〔豊橋日日新聞〕/31日 代表交渉の最中、争議員が示威運動 五十余名が組合事務所へ殺到 争議は漸く激化す〔東海朝日新聞〕/31日 争議団へ救援金続々と集る〔東海朝日新聞〕/31日 警察当局警戒す デモに鑑み〔東海朝日新聞〕/31日 豊橋麻真田、麻解工争議 正式会見の結果、交渉遂に決裂し最後まで死を賭して闘争を声明 争議団以外の失業工女五百名近く全労より応援者来着〔新朝報〕

9月
1日 重大性を有つ豊橋麻解争議 本県久保調停官補来豊し労資双方の実情調査〔新朝報〕/ 2日 豊橋の麻真田争議近く解決を見んか 工場主側譲歩して調停交渉方一切を久保調停官補に一任〔新朝報〕/ 3日 豊橋麻真田争議解決間際に故障起る 罷業中の手当要求により結局争議継続か〔新朝報〕/ 4日 麻糸争議は昨夜和解の手打ち 勃発以来八日間の抗争を経て漸く円満に解決す〔東海朝日新聞〕/ 4日 双方撤回して麻解争議円満解決 麻糸組合から金一封を贈る〔豊橋日日新聞〕/ 4日 豊橋市の麻真田争議 総て値下前に戻って円満解決を告げ豊橋署楼上で目出度く手打ち 昨三日から一斉に就業〔新朝報〕

11月
29日 犬猫泥三名共御用となる〔豊橋日日新聞〕/29日 ハテ! 稀らしや犬猫の泥棒出没 半七捕物帖張りの探偵譚〔豊橋大衆新聞〕/29日 魚類で犬猫を釣り皮を売って甘い汁 肉の処分は果して什ふ? 豊橋地方の畜生泥捕はる〔豊橋新報〕

12月
12日 三河万歳お断り 各府県から通知〔豊橋新報〕/25日 芽出度くの三河万歳 六百名が大挙して東京方面へ出稼ぎ〔新朝報〕
1931(昭和6)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・154
1月
10日 牛豚馬屠殺数〔豊橋日日新聞〕/18日 工賃値上通らず 草履工罷業 一足四銭の要求に問屋側三銭まで譲歩〔名古屋新聞〕/20日 中部草履加工組合の争議〔新愛知〕/27日 行商隊を組織、愈よ持久戦 甚目寺組合職工が同情罷業 中部草履加工組争議〔新愛知〕/28日 甚目寺村でも同情罷業 板草履組合も合流せんとし草履工争議深刻化〔名古屋新聞〕

2月
3日 下駄の表製造の合理化〔名古屋新聞〕/ 4日 下奥田町の住宅改良近く完成 借入金等打合せのため石井県社会課長上京す〔新愛知〕/ 6日 草履加工組合争議円満に解決〔名古屋新聞〕/20日 水平社連合会協議〔新愛知〕

3月
2日 靴工労働組合発会式〔新愛知〕/ 2日 組合長も婦人 南部表編子業組合生る〔新愛知〕/ 2日 名古屋靴工労働組合発会式〔名古屋新聞〕/ 2日 草履表編子組合も創立〔名古屋新聞〕/13日 国民融和日 五ケ条の御誓文渙発記念 あす各所で講演や映画〔新愛知〕/21日 通俗講演会 昨夜南押切校で〔新愛知〕

4月
26日 風呂屋町営から町民の懐へ一万円 おまけに公会堂、文庫は建つ 町費もいらず肥る平野町〔名古屋新聞〕

5月
12日 下駄表編工の争議解決 問屋側が折れ〔新愛知〕/19日 転々各地を荒らす山窩の現行犯 非常線を張って警戒中 御油署員の手で逮捕〔新朝報〕

7月
13日 出張販売の番頭の口先から田原に水平社問題起る ▽三河屋呉服店の野田村出張中 ▽部落民の憤激をかって紛める〔豊橋大衆新聞〕/14日 主張 水平社問題に就いて〔豊橋大衆新聞〕/14日 鼻緒工賃の値上げを陳情 鼻緒業組合が問屋側へ〔新愛知〕/14日 工賃値上げ要求大会 市内の鼻緒職工が開催〔名古屋新聞〕/28日 鼻緒争議手打ち〔新愛知(夕)〕

8月
29日 竹内嘉助氏重傷を負ふ 意識不明危篤の状態 方面委員ら駈けつく〔名古屋新聞〕/30日 竹内嘉助氏 けふ告別式〔名古屋新聞〕/30日 方面事業に多大の貢献 竹内氏遂に逝く〔新愛知〕

9月
2日 水平社革成連盟 津島町で発会式〔名古屋新聞〕/13日 値下げの申渡しに却て値上を求む 桐下駄職と問屋揉める〔新愛知〕/14日 桐下駄工賃の値上げ決定 名古屋組合の紛糾解決〔新愛知〕

11月
17日 水平社十周年 愛知県連大会〔名古屋新聞(夕)〕/17日 愛知県水平社記念大演説会 二十日蛭子座で〔新愛知(夕)〕/19日 水平社十周年愛知県連合大会 大々的の記念演説〔東海朝日新聞(夕)〕/20日 愛知県水平社拡大委員会開く 今夜は盛んな演説会〔新愛知(夕)〕/21日 奪はれた生活権を奪還せよ 会衆三百、気勢をあげた水平社本県連合会〔名古屋新聞〕
1932(昭和7)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・164
3月
2日 牛馬慰霊祭〔豊橋大衆新聞〕/ 2日 牛馬の慰霊祭 豊橋牛馬商が〔豊橋新報〕/ 2日 牛馬の慰霊祭〔新朝報〕/ 2日 牛馬慰霊祭〔参陽新報〕/11日 二月の屠殺数〔参陽新報〕/11日 国民融和デー 五ケ条御渙発の日 全国各地共同して〔豊橋新報〕/12日 国民融和の徹底を図る 色々の催しで大宣伝〔新愛知〕/13日 あす国民融和日 愛知県の各種事業〔名古屋新聞〕/13日 映画と講演会で国民融和を図る 十四日国民融和デー〔参陽新報〕/14日 今日こそは国民融和の記念日 平沼中央融和事業協会長談〔豊橋日日新聞〕/20日 売肉商組合の屠殺獣追善〔新朝報〕

6月
18日 県下八ケ所に簡易屠殺場新設 栄養向上と業界振興のため 東三河では三ケ所〔東海朝日新聞〕

7月
22日 豚価惨落に屠殺場設置 県下五ケ所に開設 半額補助出す〔豊橋新報〕

8月
2日 済生会診療所竣工 五日開所式〔名古屋新聞〕/ 3日 日本一を探ねて(八) 堂々たる生産事業 屑物売買株式会社 実に三割八分の収益〔名古屋新聞〕/ 6日 貧しい病人を待つ救ひの家 恩賜財団済生会の名古屋診療所開き〔名古屋新聞〕/ 7日 工賃値上げ反対に起つ 名古屋草履工の争議〔名古屋新聞〕

10月
26日 経済更生対策〔豊橋日日新聞〕/27日 関係者参集 部落更生協議 来月一日県庁で〔豊橋新報〕

11月
2日 部落経済更生に熱烈な意見 きのふ協議会開かる〔新愛知〕/27日 豊橋に於ける社会運動の歴史 水平社問題と形原の争議(24) 本社編輯部南龍雄〔参陽新報〕

12月
18日 「笑ひの旅」に出る万歳の手ならし 愛知県から二千人以上〔新朝報〕/25日 四百人の三河万才が押出す 特別増結列車で関東へ出発〔豊橋日日新聞〕/25日 三河万歳四百名 関東へ出稼ぎ〔新朝報〕/25日 三河万歳四百人が東京方面へ大行進 三十日豊橋駅から乗車〔参陽新報〕/26日 万歳達に身分証明 遊芸稼ぎ人に新内規〔参陽新報〕/29日 三河万歳 笑の旅へ二千名繰出す〔新朝報〕
1933(昭和8)年・・・・・・・・・・・・174
1月
17日 大学出鈴木さん 歯入れを業とし道に活る人〔名古屋新聞〕/27日 麻裏争議で私服肥やし 組合長ら召喚〔名古屋新聞〕

2月
17日 貧しい学童の汗の結晶 寒空に夕刊を売った金を満州の兵隊さんへ差出す下奥小学校児童〔新愛知〕/18日 逝ける原師 終生を社会事業に ルンペンの父 毎年八万人を救済〔名古屋新聞〕/18日 ルンペンを救ふ 職なし年の暮 ルンペンの慈父=社会事業家の原宜賢師遂に逝く〔新愛知〕/19日 貧困者の喜び 南区に隣保館 遅くも来春開く〔名古屋新聞〕/22日 ルンペンの慈父故原氏の盛葬 会葬者二千名に及ぶ 畏し贈位の御内報〔名古屋新聞〕/23日 新映画 蒲田涙の物語「琵琶歌」封切 近く松竹館銀幕へ〔参陽新報〕/28日 新映画 竹内と川崎の「琵琶歌」(サウンド版)一日松竹館で封切〔参陽新報〕

3月
4日 映画の漫評 サウンド版琵琶歌〔東海朝日新聞〕/ 7日 半島田原町に屠殺場を新設 五日開場式を挙行す〔参陽新報〕/14日 映画や講演 県下の宣伝陣 遠藤知事さん放送〔新愛知〕/14日 けふ国民融和日 「明るき日本は融和から」大々的に主旨宣伝〔名古屋新聞〕/14日 新設小学校廃止の陳情運動 小坂井学校問題愈々紛糾 児童への影響憂慮さる〔東海朝日新聞〕

4月
8日 部落の事業にも国庫から補助金 県から町村へ通達した〔新朝報〕

6月
28日 小坂井学校問題冷静に帰す 一校還元派運動打切り〔東海朝日新聞〕/29日 桐下駄製造工 五割値上決議 交渉決裂す〔名古屋新聞〕

7月
16日 河合作品 琵琶歌 本日より花田館上映〔東海朝日新聞〕

8月
19日 地方改善工事費 県下への割当額決定〔新愛知〕/20日 東3各町村の応急土木事業 事業と割当金額決定〔参陽新報〕/21日 地方改善工事費割当て決定 本県へ一万七千円〔新朝報〕

9月
1日 小坂井小学校問題険悪化す 西部民起って遂に分離の猛運動を展開 東部側も強硬態度を堅持して譲らず 県当局頗る憂慮〔東海朝日新聞〕/ 2日 小坂井小学校問題 平井伊奈の分離 町会の態度が疑問 十三年にわたる難問題の根本的解決はこれ以上に良策なし 両区民は突進〔東海朝日新聞〕/28日 教職卅二年田島下奥校長勇退 余生を同連区のために捧ぐ 後任は戸松訓導か〔新愛知〕

10月
17日 水平社員の判決反対演説会 請願委員来名〔新愛知〕

12月
23日 お正月の笑ひ神一千 もう出稼ぎ準備 尾張万歳の本場知多郡各町村 廿五、六日頃から出発〔新愛知〕/25日 皷一つで全国行脚 三河万歳の本家本元 家康公のお墨つきに鼻高々とまかり出ます別所連中〔新朝報〕
1934(昭和9)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・186
1月
12日 小坂井の小学校問題 西部側の結束乱れて漸く解決の機運動く 分村運動も結局立消え?〔東海朝日新聞〕/13日 初春愚言 万歳、郷里、東京・村田幽花〔豊橋日日新聞〕/23日 反射鏡(投書歓迎) 三河万歳と三河嶋万歳(一) 倉市呂久〔豊橋日日新聞〕/24日 反射鏡(投書歓迎) 三河万歳と三河嶋万歳(二) 倉市呂久〔豊橋日日新聞〕

2月
8日 県学務当局乗出し近く円満解決を見る模様 東西両区民白紙で調停者に一任 公民学校の移転増築は断行する 小坂井の小学校問題〔東海朝日新聞〕

5月
4日 下奥トラホーム治療所竣工 十一日から開所〔新愛知〕/ 9日 衆善会を主賓に社会事業家懇談〔名古屋新聞〕/11日 下奥田虎眼治療所開所〔新愛知〕/19日 連区自慢話(三〇) 下奥田連区の巻〔新愛知〕

6月
9日 下奥田の大恩人大橋氏の銅像建つ 拾ひ集めた銅屑が感謝の結晶 十七日盛大な除幕式〔名古屋新聞〕/12日 大橋医師の銅像除幕式 十七日挙行〔新愛知〕/16日 あす除幕式 大橋氏の銅像〔名古屋新聞〕/18日 町民が讃仰の人大橋氏銅像除幕式 青木神社境内で挙行〔新愛知〕/18日 故大橋氏銅像 盛大な除幕式 下奥田の大恩人〔名古屋新聞〕/20日 下奥田細民街へ公益散髪屋〔新愛知〕

7月
13日 スラム街美談 屑拾ひの真心 銅屑を持寄り銅像を作る 恩医の徳を慕って〔東海朝日新聞〕/27日 貧困者のために南区へ有隣館建設 経費一万余を投じて〔新愛知〕

10月
3日 全生徒の家庭が貧困化し副食物給与 県下所か全国にもない珍しい小坂井東部校〔豊橋新報〕/16日 下奥連合青年団発会式〔新愛知〕

11月
10日 警察と方面事業座談会 警官と方面委員肩書の兼務論(2) 下奥田善習の実例〔名古屋新聞〕

12月
29日 三河万歳の一隊、大晦日に大挙出発! 三十余名の一団が関東地方へ 三月頃大金掴んで帰郷〔豊橋新報〕
1935(昭和10)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・193
1月
1日 万歳の話〔豊橋新報〕/17日 旗屋有隣館地鎮祭執行〔新愛知〕

3月
13日 国民融和日! 少数同胞の差別絶滅 豊橋市から通牒〔新朝報〕/14日 講談に映画に万民融和の運動 けふ全県下一斉に〔名古屋新聞〕/19日 豊橋屠場の畜魂祭 廿一日に挙行〔新朝報〕/20日 売肉商組合が畜魂碑七周年記念祭〔豊橋大衆新聞〕/20日 屠殺場で畜魂供養 廿一日盛大に執行〔豊橋新報〕/20日 畜魂祭を執行 明日盛大に〔豊橋日日新聞〕/20日 喰われた牛豚の慰霊祭〔参陽新報〕

7月
13日 全市に魁け学童に仕事 下奥校で籐椅子編み〔名古屋新聞〕/19日 平野町消費組合実現迫る 敷地も内定〔名古屋新聞〕

8月
27日 済生会支部診療所増築落成式挙行 会員章伝達をかね〔新愛知〕/27日 下奥田の済生会診療所増築落成 きのふ式後寄付者へ授章〔名古屋新聞〕

9月
10日 南区唯一の有隣館 旗屋町に新築〔名古屋新聞〕

10月
16日 小坂井東部小学校の欠食児童二百余名! 廿日から学校で炊出給食の応急陣 新町の麻裏不況が原因〔参陽新報〕/16日 全校児童の過半数が欠食 小坂井東校が給食の準備中〔豊橋日日新聞〕/22日 小坂井町新町で農村共同組合結成 一戸五反以上で食糧自給〔豊橋日日新聞〕/22日 小坂井校で長期給食 三百五十名〔新朝報〕/29日 牛豚の屠殺数〔豊橋日日新聞〕

11月
1日 小坂井町長に辞職勧告 西部区民が〔豊橋日日新聞〕/ 2日 小坂井町長に辞職勧告 西部区民大会〔新朝報〕/ 2日 小坂井町新町に農村共同組合 福利増進を期待さる〔新朝報〕/ 5日 町長排斥の声を印刷し配布〔豊橋日日新聞〕/15日 熱田有隣館 教化と救護とに模範的の施設 連区民の奉仕で愈よ完成 けふ華かに開所式〔新愛知〕/15日 新町児童の盟休解除 昨日から登校〔豊橋日日新聞〕/16日 熱田有隣館の開館式〔新愛知〕/29日 小坂井町民奮起して更生十ケ年計画実践 多角的大農園を創設し理想郷土の建設に邁進〔参陽新報〕

12月
22日 衆善会理事長から歳末救恤費を交付 豊橋、渥美方面助成会へ〔新朝報〕
1936(昭和11)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・201
2月
1日 高等科廃止問題で小坂井町又紛糾 西部落選出議員依然反対 町当局諒解に狂奔〔東海朝日新聞〕

3月
12日 国民融和日主旨徹底 県から通達〔参陽新報〕/12日 国民融和日 ▽十三、四、五の三日間 県下各地で懇談会〔新朝報〕/25日 学校職員に給料を支払はぬ 校長以下に対し二ケ月分 小坂井西部校は憂鬱 故意か財政難か〔東海朝日新聞〕

4月
17日 伊藤衆善館を下奥田町に建設 待望!社会事業の司令塔 二十日地鎮祭の運び〔名古屋新聞〕/17日 下奥田町に隣保館 伊藤衆善会寄付で衆善館建設 二十日地鎮祭を執行〔新愛知〕/21日 年末には竣工 下奥の衆善館 きのふ地鎮祭〔名古屋新聞〕

6月
2日 小坂井東校へ 御真影奉安殿〔豊橋日日新聞〕/30日 十ケ年計画で融和事業の完成 愈よ第一歩を踏み出す〔新愛知〕/30日 中部六県の融和事業協議会 八月三、四の両日開く〔新愛知〕/30日 融和事業の十ケ年計画 県が愈よ乗出す〔名古屋新聞〕

7月
2日 県が十年計画 融和事業徹底 目下プランの作製中〔参陽新報〕/ 7日 職業課新設と融和事業拡充 永井学務部長帰県談〔新愛知〕/21日 及部小坂井町長の失言から新町区民激昂し険悪化 伊奈区画変更の件、重大化〔豊橋大衆新聞〕/21日 差別問題から新町区民の憤がい 及部小坂井町長の舌禍〔豊橋日日新聞〕/21日 小坂井町新町区民が差別的問題で大憤慨 金を費っても伊奈へ編入したい及部町長の不用意な言動〔新朝報〕/21日 差別的問題で新町区民大激昂 及部町長の不用意な言が祟り事態険悪化せん〔東海朝日新聞〕/30日 伊奈区民三百名が小坂井町役場に殺到 字の一部小坂井編入に反対し御油署でも厳重警戒中〔参陽新報〕/30日 伊奈区民が大挙して役場へ 及部小坂井町長へ決議文手交〔豊橋日日新聞〕/31日 伊奈区民代表出名 県に実行阻止の陳情 町長、町議等にデモ敢行 小坂井町の紛擾悪化す〔参陽新報〕/31日 伊奈区民代表者が本県へ 及部町長の無誠意を見限って〔豊橋日日新聞〕

8月
1日 融和事業に着手 関係二十五町村長を集めて七日具体策打合せ〔新愛知〕/ 2日 中部七県連合融和事業協議会 三、四両日名古屋市で開く〔新愛知〕/ 4日 中部六県下の融和事業協議会 愛知県商工館で開く〔新愛知〕/ 4日 融和事業計画初年度事業協議 中部地方七県〔名古屋新聞〕/ 5日 小坂井新町 更生計画成績頗る良好〔参陽新報〕/16日 小坂井町の区画変更問題で反対民又も大挙押かく 町長の善処を約して退去〔豊橋大衆新聞〕/16日 及部町長に再度決議文を手交 伊奈区民砥鹿神社へ解決祈願〔豊橋日日新聞〕/16日 小坂井伊奈区民町役場に殺到 及部町長に善処迫る〔新朝報〕/16日 区民大会を開き及部町長の不信任を決議 二百余名小坂井町役場に殺到 町長に自決を促す〔東海朝日新聞〕/21日 小坂井町政紛糾益々勢を加ふ 及部町長の投票から新町区民果然憤激〔参陽新報〕/22日 全国水平社幹部が事実調査に来る 小坂井町長の差別的言辞問題〔豊橋日日新聞〕/23日 町内合同で「七夕祭」 平野町の試み〔名古屋新聞〕/24日 畑つもの供へて旧の七夕 平野町共存園の集ひ〔名古屋新聞〕/30日 小坂井町新町区民が及部町長糺弾の狼火 頑迷固陋な態度に区民憤激し最後まで闘ひ抜く決心〔新朝報〕

9月
3日 小坂井町政紛糾 町長窮地に立つ 伊奈区民の猛運動続く〔参陽新報〕/ 7日 県当局乗出す 小坂井学校問題〔豊橋日日新聞〕/10日 大名古屋繁昌記(二三六) 土器野の刑場 篤田健二〔新愛知〕/20日 小坂井東部区民大会 学校問題で〔豊橋日日新聞〕/20日 小坂井町の学校問題 今度は解決か〔新朝報〕/23日 畜魂の供養 田原屠殺場で〔新朝報〕/27日 小坂井臨時町会 平穏に議事進む〔参陽新報〕

10月
20日 差別撤廃講演〔豊橋日日新聞〕/21日 小坂井で開く変った講演会 曰く差別撤廃講演〔参陽新報〕/21日 及部小坂井町長の舌禍問題は解決 町長の主催で講演会を開き差別撤廃を高唱!〔東海朝日新聞〕

11月
10日 融和事業中堅人物養成講習〔参陽新報〕/18日 融和事業講習会〔豊橋日日新聞〕/18日 融和事業中堅人物講習〔新朝報〕/18日 融和事業講習会 来月四、五の両日〔東海朝日新聞〕

12月
11日 新町履物組合設立の計画〔豊橋日日新聞〕/13日 折も折とて「万歳本家」あらそひ 片や「三河」に、かたや「大和」〔名古屋新聞〕/22日 我々の死活問題 津島の共存園病院拡大に医者が県へ泣きつく〔名古屋新聞〕/25日 歳末を笑ひ抜く名善会後援町民慰安演芸大会 二十七日夜、四ケ所で開く〔名古屋新聞〕
1937(昭和12)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・216
1月
5日 道化万歳(一) 三田村鳶魚〔名古屋新聞〕/ 6日 道化万歳(二) 三田村鳶魚〔名古屋新聞〕/ 7日 道化万歳(三) 三田村鳶魚〔名古屋新聞〕/ 8日 道化万歳(四) 三田村鳶魚〔名古屋新聞〕/10日 「屑拾ひ」と云ふ勿れ、そは菩薩の姿なり 七年ぶり万雷の歓呼をあびて裏街の聖者は帰る〔名古屋新聞〕/25日 中部日本昭和名蹟行脚(十) 白鳥陵と断夫山 史跡名勝天然記念物 前調査員柴田常憲〔名古屋新聞〕

2月
16日 愛と汗の戦衣 屑拾ひユニホーム 例の報徳同朋舎が制定〔名古屋新聞〕/27日 融和教育講習 三河部は来月八、九の両日〔新朝報〕/27日 融和教育講習会 七十名参加し来月初旬開催〔豊橋大衆新聞〕/28日 講習員を市長推薦 融和教育講習会 龍拈寺に於て開催〔東海朝日新聞〕/28日 融和教育講習推薦講習員〔豊橋大衆新聞〕

3月
24日 隣保事業の殿堂衆善館でき上る 愈よ四月から店開き〔名古屋新聞〕

4月
21日 教育、託児、授産等隣保愛の殿堂 下奥田町衆善館愈よ竣工〔新愛知〕/23日 平野町町民の風呂屋、理髪場、購買部も町営で大繁昌 修養と奉仕の倶楽部〔新愛知〕/30日 衆善館ひらく 三日開館式〔名古屋新聞〕

5月
4日 裏街に聳えて隣保殿堂をひらく きのふ衆善館で挙式〔名古屋新聞〕/ 4日 社会事業の殿堂衆善館開く きのふ盛大に開館式〔新愛知〕/ 6日 産業組織へ包摂 部落解放完成へ 経更により差別観一掃〔新朝報〕/25日 小雨の中に汗たれて勤労の真理を拾ふ 海野鏡円師を陣頭に学校の屑ひろひ 同朋舎の聖なる奉仕〔名古屋新聞〕/30日 甚目寺融和支部廿八日発会〔名古屋新聞〕 

6月
9日 小坂井町新町で公会堂を新築 近く工事にかゝる〔参陽新報〕

8月
12日 恵まれぬ融和地区の改善 先づ旗屋地区を視察〔名古屋新聞〕/15日 平野の融和地区に文化施設の触手 きのふ市長一行の視察〔名古屋新聞〕/15日 平野町小住宅街 文化施設の改善へ 昨日大岩市長ら視察〔新愛知〕/24日 融和事業の事務打合会〔豊橋大衆新聞〕/24日 融和事業事務打合〔豊橋日日新聞〕/24日 融和事業事務打合会〔新朝報〕/24日 融和事業事務打合会に出席〔参陽新報〕/28日 県融和事業事務打合せ〔名古屋新聞〕

10月
17日 どん底街視察 林博太郎伯ら〔名古屋新聞〕

12月
22日 遺家族の内職指導 軍隊用の襦袢と袴下を造る 衆善会で仕事を開始〔新愛知〕
1938(昭和13)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・228
1月
28日 まづ時計工養成 職紹事業に乗り出した衆善会が「時のヒット」〔名古屋新聞〕

2月
10日 銃後の運動は各団体一致して下奥連合団を結成〔名古屋新聞〕

3月
31日 融和事業を女青にも徹底〔新愛知〕/31日 融和事業を女子層にも 県当局の力瘤〔名古屋新聞〕

4月
16日 皮革業者が工業組合を組織 原料仕入れの統制上から〔豊橋日日新聞〕/17日 靴製造業が工業組合設立 原料仕入難に備ふ〔東海朝日新聞〕/20日 融和教育指導者養成講習会 二十六日から豊橋〔名古屋新聞〕/20日 融和教育指導者の養成講習会〔新朝報〕/20日 融和教育指導者養成の講習会〔豊橋大衆新聞〕/20日 融和教育指導者養成講習会〔参陽新報〕/30日 平野共存園の愛護週間〔名古屋新聞(夕)〕

5月
2日 製靴工組設立〔新朝報〕/ 2日 製靴工業組合〔豊橋日日新聞〕/10日 愛知履物工組設立発起届〔新愛知〕/11日 製靴工業組織〔豊橋日日新聞〕/21日 製靴工組設立発起申請〔東海朝日新聞〕/21日 製靴発企申請〔豊橋日日新聞〕/21日 製靴工組発起申請〔豊橋大衆新聞〕/21日 製靴工業組合 県へ設立申請〔新朝報〕/21日 製靴工組設立申請 きのふ県へ提出〔参陽新報〕

6月
17日 下奥田町カード者 五銭月掛け貯金 既に四百人が加入す〔新愛知〕/19日 足もと固め国策前進 靴以外の獣皮ご法度 近く発令・特に痛い運動界〔名古屋新聞〕/19日 釣瓶打ち皮革統制 靴以外の皮革使用一切罷りならぬ 野球やラグビーに致命的打撃 一石三鳥の名案と自讃〔新愛知〕/19日 製靴業工組 設立方を通達〔名古屋新聞〕

7月
8日 地区更生の努力家に対し助成金を交付〔豊橋大衆新聞〕/ 8日 融和事業地区の更生助成金〔参陽新報〕/17日 中京製靴業者軍靴へ転向か 県が工組設立斡旋〔名古屋新聞〕/17日 犬猫等家畜の剥皮励行勧奨 皮は国家のお役に〔参陽新報〕/20日 製靴組合総会〔豊橋日日新聞〕/20日 製靴工業組合創立総会〔参陽新報〕

8月
4日 靴屋さんの「工組」 十日会議所で創立総会〔名古屋新聞〕/ 6日 女子融和教育指導者講習会〔名古屋新聞〕/ 6日 製靴工組創立〔参陽新報〕/ 6日 製靴工組の創立総会〔豊橋大衆新聞〕/ 6日 製靴工業組合創立総会〔新朝報〕/11日 第二製靴組が創立総会〔名古屋新聞〕/16日 融和教育指導者養成の講習会〔新朝報〕/16日 夏の鳳来寺で融和教育指導 西山君子女子出席〔東海朝日新聞〕/16日 鳳来寺で開く融和教育講習 愈々あすから三日間〔参陽新報〕/18日 五年間の〈通せんぼ〉から道をあけた平野町名敦道路のコブ取れる〔名古屋新聞〕/26日 軍靴の手を抜き嘘の皮の申告 名第二靴組合に不正〔名古屋新聞〕

10月
16日 下奥郷軍青年の対抗演習〔新愛知〕/16日 下奥郷軍青年の対抗演習〔名古屋新聞〕

11月
20日 融和事業指導者講習会〔名古屋新聞〕

12月
16日 巷に観る(4) 国策の波 軍靴に赤誠を編む床し平野町の集団作業〔名古屋新聞〕/19日 方面事業座談会(3) 更生のために喚起する貯蓄心 特殊学校の一掃希望〔名古屋新聞〕
1939(昭和14)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・240
1月
28日 更生会婦人部 平野町に誕生〔名古屋新聞〕/28日 平野町更生会婦人部発会式〔新愛知〕/29日 平野町更生会婦人部発会式〔新愛知〕

2月
21日 鍵は町総代へ 全町民が家族貯金 平野町更生会の活躍〔新愛知〕

3月
11日 けふから融和週間 十四日一斉に明治神宮を遥拝〔名古屋新聞〕/24日 衆善館内保母養成所卒業式〔名古屋新聞(夕)〕/31日 済生会病院 増築竣工式〔名古屋新聞〕/31日 済生会病院 増築竣工式〔新愛知〕

4月
26日 断夫山と高蔵の住家立退き 熱田神都計画〔名古屋新聞(夕)〕

5月
17日 融和事業地方改善協議会〔新愛知〕

6月
16日 斜めに走る新街路「フクラシバ」の大樹はその侭に 東陽町⇔奥田町完成〔名古屋新聞〕/18日 慈父と仰がれて勤続十三年 伊藤巡査送別会〔名古屋新聞〕/18日 街の慈父を惜しむ 下奥田連区民が栄転の警官感謝会〔新愛知〕

7月
16日 経済機構の確立へ 赤字の悩み奥田町共同住宅 社会事業協会改組し拡充〔名古屋新聞〕/25日 犬も鹿も御国へ奉公 ワンワン靴の登場 来月からの皮革制限〔新愛知〕

10月
24日 住宅の移転も年内に完了 神宮外苑計画〔新愛知〕
1940(昭和15)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・244
3月
12日 国民融和強調 十四日の五ケ条御誓文奉礼の記念日中心に運動〔豊橋同盟新聞〕/16日 街の進軍歌―常会めぐり 全市に魁けて木炭、お砂糖も切符制 微笑し家内挙って貯金競争 西区平野町〔名古屋新聞〕/16日 海洋少年団員 街の清掃〔名古屋新聞〕

4月
24日 融和事業教育指導者を養成〔豊橋同盟新聞〕

5月
9日 節約と自給自足に生れた自治消費組合 平野町一致で県下に魁け組織〔新愛知〕

6月
29日 お米の切符制、またもトップを切って期待される成果 平野町厚生会消費組合〔名古屋新聞〕

8月
20日 平野町更生信購組創立〔新愛知〕/21日 平野町更生会組合の産ぶ声 隣接町を包合〔名古屋新聞〕/24日 水平社愛知県連合会解散〔新愛知〕/24日 水平社も解散〔名古屋新聞〕/26日 国民融和の実現へ 水平運動廿年に幕 きのふ愛知県の解散式〔新愛知〕/26日 荊冠旗を焼く 水平社愛知連合会 廿年の歴史閉づ〔名古屋新聞〕

10月
20日 犬死はせんよ 皮革不足に一役買ふ〔豊橋同盟新聞〕

12月
16日 津島共存園焼く〔名古屋新聞〕
1941(昭和16)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・248
3月
14日 時評 特殊部落となる勿れ〔豊橋同盟新聞(夕)〕/15日 融和会議 強調第一日〔名古屋新聞〕
1942(昭和17)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・249
6月
10日 女教員が出席 同和教育指導者養成講習会〔豊橋同盟新聞〕
1943(昭和18)年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・249
7月
24日 海野鏡円師〔中部日本新聞〕

8月
7日 下駄直し等にも丸協〔中部日本新聞〕
・あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・251
・索引